夢の聖地‥奥羽本線・板谷峠・7号隧道探索制覇!

イメージ 1

まえがき/説明
この「6~7号隧道」がある区間
明治時代に開通し、同じ明治時代の開通後11年後に、集中豪雨による地すべり?山滑りで
地盤が崩壊し、山全体が復旧不可能な状態に陥り‥新路線は川対岸の別の山へ移されました。

その際、この区間は山の変状で崩壊(閉塞)してしまった七号隧道と
対岸に移された為にルートから外れた六号隧道は明治時代に廃棄され、
ほぼそのままの姿で現在に到ります。

そんな出来事から今年2009年で「98年前」(明治44年

自分が住む近所の常磐線にも明治に開通したトンネルはあります。
ですが、その後電化されたり、昭和40年頃までは現役で使用された訳で
その後の改良や、修繕で明治のまま‥ではない部分が違います。

明治時代というのを建築的に簡単に言うと「セメントが無かった時代」(主な利用は大正時代から)
我が家的にいえば、すでに他界した祖母が生まれた頃(この隧道自体は生まれる前に廃棄)
歴史的には、当然第二次世界対戦前、日露戦争の時代‥

そんなモンが手付かずで残ってるんですもん‥見に行きたくないといったら嘘になります。


イントロダクシションと注意点
http://blogs.yahoo.co.jp/ookami_goya/57812879.html
思えば今年初頭に探索へ行き、場所が分からず断念した場ですが本日無事辿り着きました。

本当は画像をフンダンに使用し、久々にHTMLを起こしてHPを更新しようか‥と企んでましたが
デジカメの調子が悪く、道半ばにしてメモリーカードのフォーマットを強いられ‥
残った画像は数枚となってしまったので、ここ日誌で報告し、それで完結となってしまいます。

まず‥今年始めに「相方と行こうとして」相方の「あまりにもの軽装と体力の無さ」で
断念した経緯がありますが、正直言えば「断念しておいて正解」です。

行きは、山の斜面を転げ落ちんがばかりに降りれば、行って行けない事もない‥が
あえて、ここで答えを晒してしまえば「帰りの、その斜面を登るのは3~4倍きつい」です。

行く気がありweb上を本気になって検索すれば、その場へ行く道しるべは
他の方がヒントを下さってるので、ここには書かない(と言うか画像がフォーマットね。苦笑)が

その先が非常に危険かつ、帰りはムチャクチャきついのである。
(だからweb上で、ここへ行くのは「危険」とか、だから「道ははっきりは記さない」方も多い)

先日、偶然にもココに辿りついてしまい、相方と下へ降りていたら‥と思うとゾツとした。
今回は同級生の友人(男性)と行ったが、この斜面を登るのは、友人も私も一杯一杯であった。

降りるのは登りに比べれば比較的容易であろう‥が、再び登る事を良く考えた上で降りた方がいい。

帰りの登りを考えてみて無理に感じるのなら、
道半ばで辞めるのも"この場"に限っては英断であると言い切っておこう。

webで画像が掲載されたから簡単であろう‥では、とんでもないシッペガエシに遭うかもしれない。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101010940.jpg
帰り道半ばにして一時的に、とうとう果てた友人の図(^^; 下調べがナメててスマンかった。m(_ _)m


さて‥その「恐怖の斜面」を下った後に現れるのが「トンネル」と「トンネル」を繋いだ部分の横穴。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011010.jpg
この構図は、他のwebページでも良く見るが‥「こう言う風にしか撮れない」のである。
この撮影をしてる私の背後は「崖」であり、それも相当高く、落ちたら間違いなく死ねます。

数年前にココを訪れた方の画像では、この画像上の切れてる部分に
非人間の頭蓋骨の様な白い丸い物が写ってるのを見かけますが、今回「それ」はありませんでした。

この横穴から、いきなりですがトンネル内部に入らないと、1番上の画像の「7」の文字が残る
七号隧道の場所へ行くのは大変ですから、サッサと潜りこみます。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011020.jpg
入るといきなり「閉塞現場」q(T▽Tq) 上の画像で言う左側の方は、すでに自然に帰ってる訳ですな。

webで散々下調べして望んだ地なので「そこに実際あった」程度ですが、
これを全然知らずに言ったら恐怖で凍りついてた事でしょう‥

え?人の顔の様に見えるのがある?それは「気にしすぎ」です。(断言)
こう言う錯覚を「見えるっ」て、騒ぐ人の方が私は正直怖い。(ちなみに霊感は0。苦笑)

その後,逆向き撮影(貫通してる出口側ではなく、閉塞方向に向かい撮影)ですが
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011030.jpg
これも、別のwebサイトでインパクトがある画像として掲載されてますから、目新しさはないですが‥
これは閉塞して空気が流れづらくなってるからに起因する色々な要素が原因。
別に気持ち悪くはないが、見た目でいい気分はしないか‥笑
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011040.jpg
トンネル本体の天井縦方向に線が見えますが、実際の亀裂です。
この画像、及びに1つ上の画像を見ると、同じ様な縦の亀裂が認められます。

この付近のトンネル外の山肌を見るに、
このトンネルが開いてる山自体が相当不安定な地質?地層?というんでしょうか?

専門家ではないので明確に表す言葉が見つかりませんが、
今後の現状維持は難しく、いつかは崩れ落ちる感じに思えます。


さぁ外に出ました‥
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011050.jpg
鉄道のレールと道床があった場所には、こんな太い木が‥も
他所様で散々語られる話ですが‥やはり現物は、画像にはない「雰囲気」があります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011100.jpg
この後、上の画像で紹介した七号隧道の次の、六号隧道を抜けました。
(痛みはありますが崩れる様な物ではなく貫通しています。)

そこから先は鉄橋跡まで行ってみました。(橋台のみで現存しません)
画像は「例のデジカメ不調のフォーマット」でありません。


この後、1番上に書いた様な「決死の斜面登り」をして、ついでに「赤岩駅」にも行ってみました。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101011110.jpg
画像は友人撮影。珍しく「私」が写ってる画像です。(^^;

6~7年前に訪れた際は、スイッチバックの面影が、かなり残ってましたが‥
様変わりしていて驚きました。

2002年撮影の赤岩駅
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101010940.jpg1
まだレールやホームが残り、駅名票も読み取れる状態でした。


さて‥画像も他のwebページで公開されてる物と同じで目新しさもない。
挙句に6号~鉄橋や、導入部、鉄橋跡の画像は「撮影したけど消えた」と散々なので‥オマケで動画です。


鉄橋を見た後、再度6号隧道を抜けた後~7号隧道手前まで、徒歩した際の動画です。


七号隧道前から松川橋梁(新線)を渡る山形新幹線を撮影した画像‥ですが
肝心の列車が見えづらいです。画面真ん中で動いてるのが列車です。
案外、新線の列車内からは見えないだけで、こっちからは見えたりしてます。


まとめ
「夢の」‥と語ってる理由を明記していませんでしが‥
実は自分でPCを買う前から、この旧線がある事は福島県立図書館の本で見て知っていました。

暇つぶしで県立図書館に行った際に偶然発見した板谷峠改良の歴史という本でしたが
貸し出し禁止の本であり、その場で読んで終わるしかなく、暇つぶしなのでメモを取る道具もなく‥

そんな折、今度は自分でPCを買う前にパソコンの練習で通ってたネカフェであるページを見て
実際今でも現存する事を知り‥行きたい願望が芽生え始めてから、幾数年…

やっとの事で現地に辿り着く事が出来ました。

今回、半ば突然に同行に誘ったにも関わらず、
快く快諾して付き合ってくれた友人には本当に感謝。m(_ _)m


おわり
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101010940.jpg2
翌日の我輩の足の模様。笑 汚いモン晒してすみませぬ‥笑

[狼小屋] 道路探索HPから来られた方は、
↓こちらから、お戻り下さるか、このウィンドウを閉じてください。
http://mito.cool.ne.jp/ookamigoya/roadsearch_ouuakaiwa.html