震災の影響で、運転を見合わせていたJR常磐線の原ノ町と相馬との間の運転が、きょうから再開された。
これまで、原ノ町と相馬との間は、代行バスで1時間近くかかっていたが、
常磐線の列車では、20分ほどに短縮される。
なお、常磐線は、原発事故の警戒区域を通る広野と原ノ町との間と、
相馬と宮城県の亘理との間は、再開のめどが立っていない。
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![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101211900.jpg)
とにかく暗いニュースばかりの福島県ですし、たかだか鉄道、まして歯抜け開通ですし…
その歯抜けになってる前後の区間は再開の目処すらないし…と考えると
その他の暗いモンに引っ張られて「そんなモン」なんて思ってしまいそうですが
数少ない明るい話題です。素直に「ちょっと嬉しい」とか思ってると言ってしまおう。
震災前までは原町や相馬は、そう遠い離れた土地でも無かったので
車で通った経験もあれば、その数倍鉄道で乗った場所でもあります。
その経験から言うと、車の場合「原町~相馬」は、近い様で結構時間が掛かるってイメージでした。
国道六号線的には、いわき四倉から延々片側1車線の道が続くのですが
双葉郡内は車の通行量も少ないので、富岡で少し流れが遅くなる分以外は結構スムーズです。
小高を過ぎて原町に入る辺りから、次第に流れが悪くなり…あとは相馬までダラダラ。
このダラダラに決定的と言うか致命的なのが「この辺りは高速道路が無い」って事実。
だから代行バスで1時間掛かった…と言うのは十分納得が出来る話です。
(鉄道で20分=田舎平均で駅間5分で割って駅4個=田舎平均で駅間5km距離20km)
ここを見てくださってる方は、いわきの方も少なくないので、この20kmって距離を言うと
平からの基準で申し訳ないですが、常磐バイパスの49号線ジャンクションからだと鮫川の橋を渡る辺りかな?
バイパスの場合は、本当に(笑)流れが速いので、
白バイに捕まらなければ、鉄道顔負けの時間で到着しますので、あまり参考にはなりませんね。
参考的には、
あのダラダラ混みの国道6号線旧道で、平駅前(いわき)から~内郷~湯本~泉~植田と走行してみると
まぁ昼間なら1時間掛かりそうですから、相馬~原町は、そんな感覚だと思います。
それゃ以前から毎日通勤してた方には、短い区間でも車で国道を通ればウンザリですもんね。
原町駅や相馬駅は駅前から代行バスが発着していましたが、ホームは当然閑散としていました。
毎日「足」として乗る訳でもない私でも、震災後に鉄道が動かず
踏み切りの遮断機が外されたままレールが赤錆びてる状況は寂しい物がありました。
原町や相馬では3月から今まで「それ」が続いてたんですね。
地元の事ではないし、今となっては中通りの様に遠く離れた町となってしまった原町と相馬ですが
やぁホント良かった。と、素直に喜べる話でした。