本当の海

21世紀の森公園へ国道から向かう道の電柱に震災前から1文字1文字、文字が書いてあります。

確か「友よ、本当の空と海へようこそ」だったかな?他の土地から来た方へのメッセージだと思うのですが‥

今となっては、悲しい言葉に見えてなりませんが‥

でも外してしまうのも「以前は本当にソレがあった」事まで消してしまう様で‥ですね。

以前「海沿いにも自分が好きな景色があった」と書きましたが、今でも「パッと見」は変わらない場所があります。
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ここは海~道路~住宅の順なので右を見なければ柵が壊れてる以外は普通ですね。

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ガードレールの下に砂が溜まってるのが分かりますが、

これは「風」で運ばれてきた物ではなく例の「津波」での物です。

この道路は画像を見て分かる通り海より結構高い位置にありますが、

それでも津波は乗り越えて住宅を破壊しました。

今は瓦礫こそないですが、基礎だけが残り、そこに家があったのを知る事が出来ます。

現在道路から海を見下ろすと直下に海水が迫ってますが、以前ココは砂浜があったハズでした。
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画像は震災前の物、赤の十字マークが付いてる所が上の交差点になります。

ごらんの通りの砂浜と石棚が広がる場所でした。

震災後
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画像で砂浜らしく見えますが、色が黒ぽいのは、しょっちゅう波が掛かってる訳で
砂浜と呼べないと思います。あと石棚(上の震災前画像で海面に見える黒の模様)が
全く見えなくなってしまい、どれだけ海面が下がったか?分かると思います。

ちなみに画像右端の少し陸が出てる部分の砂浜で震災前に映画のロケがされました。
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