仕事だから当然場所を把握して行く訳ですが‥
以前だったら、この入口は分かり辛かったであろうと思う場所でした。
まぁ上が北ですからお分かりの通り右が太平洋ですからね。
「お約束のアレ」です。(原発じゃないですよ。津波です。)
後ろ側は山の斜面です。手前のコンクリートの構造物は建物の土台ですよね？
まぁ‥もう1年ですしね。こんな光景が「当たり前過ぎて見飽きてしまい」
確かに悲しい光景ですが何とも思わなくもなってきた。これを麻痺って言うんだろうけど。
でも、わざわざ画像で紹介したかった‥のは
画像中心少し左にピンクの花が咲いてる一角がありますよね？
山の斜面と一体化してる？から目立ちませんが、よく見ると斜面の雑草ではなく手入れされた庭木です。
以前ココに住まわれてた方は、その庭木の脇の階段を登って手入れされてた名残ですね。
なんか、こう言うのを見ると麻痺してても何ともいえない気持ちになります。
まぁイイや神社に登ります。
画像だと全然迫力が伝わりませんが(まして携帯カメラだし)実際は物凄い迫力の神木です。
神社から波立薬師方向を望む。
この角度だと津波で家が沢山無くなってる感が全然なく普通に見えますよね。
まぁ、わざわざ、そう言う光景を見せるもんでもないしな。
もうちょっと右にずれた場所。
どうにも神木同様に画像だと景色の良さが伝えられない‥
さて、ここの御主人と色々お話をしました。互いに震災津波話は飽き飽きしてるので
最初は「今年の元旦人が来ました？」とか、道路際でやってるたこ焼きを今度食べに来たいなんて話から‥
で結局行き着く話が津波‥なんですよね。
震災当時、ここの隣町に私が住んでた事を話したら
御主人も気を許してくれたのか？色々語って下さいました。
この集落(久ノ浜町ではなく田之網)で津波で家を失った方が沢山居ますが
戻って来る予定の方は２世帯のみ‥との事です。
後は海から離れた「平」などに新居を構えた(構える予定)そうです。
上の画像で道路を走行する黒いワゴン車が見えますが、そこが国道６号線です。
以前なら、そこも家や食堂が立ち並んでましたが、それが無いので道路を走行する車が見えてる状態です。
で再開発の計画があるのか？伺ったら
道路際の家は津波で無くなったが、そこには家を建てずに緑地帯にする計画があると聞きました。
(参考動画)震災前の波立海岸 田之網地区(２００７年か２００８年頃)
（参考動画）２０１１/０３/１２ 震災翌日の上の動画と同区間です。(進行方向は逆です。)
進行方向「南」⇒「北」
その計画が進み実現する頃って今の政府じゃ私は多分５０代６０代になってるんだろうな‥と思いました。
原発事故さえ無ければ、まかりなりにも国道６号線なので再び賑わいを取り戻した可能性がありますが…
先の無い行き止まりとなった今、ほんと北側は寂れてしまったままになってしまいました。
