国道6号線 四倉町5丁目交差点

地元の人なら海水浴場入口とか、消防署前の交差点って言った方が分かりやすいですかね?

今日は「その交差点の今」を掲載します。

そその前に、まずは震災直後の模様をご覧ください。
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右側が消防署になりますが、消防車も津波で何台か?流されてしまった程の津波が襲いました。
実は私が立ってる道路の下を川が流れており、10年前位に川に蓋を掛けて道路を拡張しました。
もし、その工事をしていなかったら‥津波の被害は更に甚大となっていたかと思います。
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画像は昭和50年頃の四倉町 画像中央が上で説明した川です。(道路の下側の筋)




隣町の久ノ浜の町が消失する程の被害が出たのは、主に川(大久川)を遡上した津波の影響が大きいです。
四倉も川に蓋が掛かっていなかったら‥被害は2倍3倍の規模面積になった事でしょう。

さて、この交差点の今日の模様
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目の前の海岸駐車場のトイレは‥また使えないかもしれませんが、この角度から見れば「まぁ片付き」ました。

被災直後の画像を見ると
道路向う右側の歩行者信号機が倒れてしまっていますが復旧されてるのが分かりますね。

現在がスッキリしてる様に見えるのは「車両感応式」を辞めたからで
車道に伸びる、センサーが無くなったから‥です。

この交差点、以前は現在の通り
「非感応普通信号機」でしたが道路拡張の際に感応式になりました。
感応式と言っても夜間のみで日中は普通に稼動していました。
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画像は震災前(位置は海が右です。)

現在必要が無くなった‥のは、悲しいかな?「北に国道が繋がってないので」
国道の夜間の交通量(主に大型貨物)が激減したから…意味が無くなったからですね。

道路右側の先に緑地が見えますが、ここも当然「砂をかぶった」はずですが
現在は緑が見えています。これを元に戻すのに人々は並々ならぬ作業をしたんんですが
震災直後の姿を知らないと、それが当たり前に見えてしまいます。

地震津波だけならいざ知らず(っても大変な災害ですが)
この先原子力発電所事故で「どうなるか?」わからない状況にも関わらず

そう言う復旧を地道にコツコツと行ってる‥これこそ小さな事からコツコツと‥ですね。
四倉町の復興心から願っています。