サクラサク

何かに合格した訳ではありません。まさに題名通りの話題。
今日市内の南部(気温的には殆ど茨城)で、桜が咲き始めてるのを目撃しました。

ちなみに「福島・いわき」の基準木は小名浜測候所の基準木で発表されてますが
上で挙げた「市内南部」ってのは、その小名浜より20km位南の方の話です。

桜については私が語るまででもなく皆さん承知でしょうから、熱は語りませんが
遺伝子が同じの「クローン」であり、葉が落ちてからの積算トータル気温も同じなものが
それこそ「日本中何処にでもある」し「花が咲くから分かり易い」って事…が屁理屈的な
ソメイヨシノです。まぁ桜は理屈で見るもんではありませんけどね(^^;

所で「例の一件」で有名になった通りで福島県は東京の北に位置してます。
(例の件があるまでは福島の場所を知らない人の方が日本でも多かったくらい地味な県でしたけど)

なので「テレビで大騒ぎ」が始まると、「そろそろそんな時期だなぁ」と嫌でも分かるのですが…
イメージ 1
この図を見てビックリって言うか九州って3月半ばに咲くんですね。
九州の方の場合「入学式」ってイメージは無いんだろうし、東京を中心とするテレビの騒ぎを見て
「何をいまさら…」とか思ってるのかもしれないという事に気付きました。

話を福島県に戻しますが、福島県ったって人間が勝手に区分しただけで
自然(気候や気温)が全く同じ訳ではありません。

以前福島県でも有数の寒さを誇る猪苗代に4月末~5月始めの黄金週間にいったら
北側斜面の桜が満開でビックリした事があります。

上の図では記されてませんが、上の図で見るに「北海道東部なみ」の寒さなんですね。
…ところで、この地図に沖縄とか八丈島は無いんだけど、桜が無いのであろうか?

↓調べてみました引用。
ソメイヨシノが咲くにはある程度の寒さが必要です。
沖縄の気候ではそこまで気温が下がらないのです。
実際に沖縄にソメイヨシノの植樹は行われていますが
開化には至りません。
知らんかった。そう言うもんなんですね。

調べて見ました引用2。
ソメイヨシノは、ある程度の寒さにさらされた後、
立春からの積算温度の合計が一定の値に達すると開花すると言われています。


その、「ある程度の寒さ」が沖縄には無いために、開花のスイッチが入らず、
花の後で出てくるはずの葉も育たない。枯れ木のような休眠状態のまま、ずっと立っているんだ…。


彼の話は続きます。

でも、見た目は枯れ木のようではあるけど、幹を傷つけると、中は生きているみたい。
きっと目を覚ますことなく、この先も、ずっと眠り続けて生きるんだろうね。
沖縄に寒い冬が来るまで…。
( ゚д゚)れ…レナードの朝っすか?

知らなかった…といえば、もう1つ
「桜の木の病気」である。
(言っとくけど人間には感染しません…ってか、そう思う奴はバカかっての。このウドの大木め。)

ソメイヨシノに病気がある…とは聞いていたが、詳しく調べた事もなかったので「ある」ってだけでした。
今回調べて分かったのが「サクラてんぐ巣病」と言う奴。
http://www.c-green.or.jp/tengusu2.htm
文での説明は、ここが私には1番理解しやすかったですが、知りたい方は各自で検索してみてください。
簡単に情報が得られる程にメジャーな病気です。

・1年目:少数の小枝どうしが絡み合うような小さな症状
・2年目:枝が疎に絡み合ったサッカーボールより小さい蔦籠状  や使いこんだ竹箒状の症状被害を受けた枝は、この時期で既 に花蕾は極端に少なく、花より先に小さな葉が展開します。葉が展開する前に開花するソメイヨシノの特徴とかなり異なった違和感を伴う症状となります。
・3年目:サッカーボール内外の蔦籠状や竹箒状の症状被害を受けた枝の基部に瘤が明瞭に確認できる場合もあります。
・4年目~5年目:てんぐ巣症状のため重くなることもあり、被害部が下垂し、やがて枯死します。

↑これが病巣の進行の様…なのですが日本各地にある「桜並木」ってのは
決して「放置」で成り立ってる訳ではなく、結構な手間(維持)が掛かってるもの…なんですね。

…って夜ノ森の桜並木なんか震災以降手入れされてないので
震災の年は手入れが終わってた時期として現時点で放置されて2年…
(と言うか手入れは開花しての経過の観察も要で3年掛かるそうですから、その放置分もある)
あの桜並木は、ひょっとしたら今危機なのかもしれません。
(誰も好き好んで放射線が高いであろう木になんか登りたくもないだろうしなぁ)

この夜ノ森の桜並木は自分の町や市ではありませんが、ここは本当に凄いです。
ここを知ってると他所の桜並木がショボく見えてしまうし、これ以上の並木の場所を私は知りません。

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今年…あと2日で富岡駅周辺は立ち入りが自由になるらしいですが
富岡町のHPで「避難地区再編」の資料を見ると、この桜並木の辺りの「夜ノ森」は微妙です。
(高台ですからねぇ…)

イメージ 2
イメージ 3
やはり、帰宅困難区域(3つあるレベルの1番上の警戒度)に入ってしまってますね。
ちょうど桜並木が始まる1番南側端が坂を登った上から始まってましたから、
ちょうど「区切りのライン」に被ってる感じです。

こんな記事を見つけました。去年末のですけど…⇒http://www.minpo.jp/news/detail/201212295759

それと自由に入れるから…と言って「まだ他所者がむやみに立ち入らない」方が良いと私は思います。
それは、町民の方々(地元の方々)が居ないのに他所者が桜を見たいから…ってズカズカ乗り込むのって
「それは失礼じゃないか?」と思うんですよね。

あと富岡町が自ら発してる通りで「保護下にある年齢の子供」とか
「これから家庭を持ちor子育てしてる世代の親(つまり20代30代)の方々も」
今後自分の子供を責任を持って育てなきゃならないんだから無用のリスクは避けるべきです。
(子供なんか本当に当然近づけるべきではない)

私位の年齢なら「仮に病気になっても、その原因が日頃の生活不摂生なんだか?放射線だか?」
判断が付かない頃に発症するわけで(10年~20年先)どうせ…どっちみち…が通用するんですけどね。

私的に原発事故直後から「楢葉までは時間が経過すれば」と思いましたが
「富岡から先は…」と言う思いがありました。

実際「広野」「楢葉」と「富岡」(から先)は汚染危険度的に区別すべきと思っていますし
実際に自治体の「避難解除の姿勢」が違います。
(楢葉や広野は解除は一斉にされたし防護服着ろ!なんていわなかったしね。)

おっと話が「そっち系」になってしまいました…ので、この辺で終わります。