「車はぜいたく品ではない、生活インフラだ」 生活保護、法改正しても柔軟対応を…市民団体が要望書

<引用開始>
生活保護費の抑制策を盛り込んだ生活保護法改正案が今国会で審議されていることを受け、反貧困ネットワーク栃木は十一、十二の両日、生活保護の申請窓口となっている県内の福祉事務所に対し、法が改正された場合も柔軟な対応を求める要請書を提出した。

改正案は、受給申請時に資産や収入に関する書類の提出を義務付け、親族の扶養義務を強化する内容。

要請書では、「(改正案が)成立した場合、実質的に生活保護制度の利用をこれまで以上に困難にする」と懸念。「制度を運用するのは各自治体に置かれている福祉事務所であり、地域福祉の推進は自治体の裁量に委ねられている」とした上で、窓口に来た申請者を追い払う「水際作戦」をしないことや、受給者に自動車の保有を認めることなど九項目を要望している。

反貧困ネットワーク栃木は二日間で、日程調整中の日光市を除く県内十六の福祉事務所と県の担当課を訪れ、要請書を提出した。白崎一裕(しらさきかずひろ)共同代表は「栃木のような車社会では、車はぜいたく品ではなく、生活インフラだ。(原則、車の保有を認めない)全国一律の対応は実情に合わない」などと訴えた。 (石井紀代美)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20131113/CK2013111302000155.html
</引用終わり>


始めに…
ネット上では生活保護を受ける者を「特権だ!と叩く」風潮がありますが
仕事上で「そうであろう」と言う御宅にも行く事があって
「実情」を知ってるから…私は「どちらかといえば擁護派」である事は
ここで表明させて頂きます。

web上匿名掲示板で語られる「特権を傘にした贅沢三昧」ってのは
確かに存在しても「それはごく一部」だと思います。

何の事柄にしても「そう言うハミダシ者」は存在し
それを挙げて「そればかり」の様に語るのは愚の骨頂です。

さて…この問題。
田舎に住んでる者として、その生活を知る者としては
上で引用した文章は分からないでもない話ではあります。

以前は網の目の様にあったローカルバス路線は廃止されて
次々バス停が消えてます。(しまいました。)

なので住宅地図で、家を探す際に(10年前のですが)
バス停を目印探すのは難しくなりつつあります。

これは
「自家用車が増えてバスの乗客が減って採算が合わないので廃止された」為です。

廃止にまで到らなくとも「1日数本」なんて程に減便され
午前中病院(町)に行くと夕方まで帰ってこれなくなったり…とか
病院に行くのに「余計に具合が悪くなりに行く」様な本末転倒状態も。

なので冒頭の引用文で語られる話の意味や気持ちも
分からないではない…のですが

同時に「現時点で自家用車を所有してアシに使ってる者」って立場で言うと
タダで車を何処か?誰か?から貰ったにしても
(↑仮に完璧に整備された新車であっても)

車ってのは走行させる為の「燃料」以外にも、本当に沢山の維持費が掛かり
(↑これは「車好き…がヤる「イジり」ではない。)
万券(1万円札)が、ボンボン消えて行くのも「自動車」と言う事なんですよね。

極単純にいえば「タイヤ」も減るし、「エンジン油」も劣化する。
ワイパーゴムは磨り減るし、バッテリーは電気を溜めなくなってくる。
万が一に備えて任意保険も掛けなきゃならない。
それを放置すれば、余計に金が掛かったり大変な事態が起きたりする。

上で生活保護者の実態を知ってると書かせて頂きましたが
正直「維持できると」は、申し訳ないけど思えません。

仮に自分で整備するにしても工具も金、知識を得るにも金。
とにかく車は「金」「金」「金」…やはり贅沢品と思わざる得ないかも。

この辺りまで「考えて」この要望を出してるならイザ知らず…
まさか「車を購入する際に出る出費」だけしか考えず
「生活インフラだ」と言い切ってるんじゃないだろうなぁ…とか
申し訳ないけど思ってしまいました。

ただ…確かに生活保護から抜け出そうと就職するにして
就職活動も、就職条件も「田舎は車が必要」なのは確かであり

この問題は複雑に色々絡み合っていて私の様な者が単純には語れませんし。
上で引用した文章も単純に語りすぎですし

これを語ろうとしたら、この百倍、千倍の文面が必要なので控えますが…
(私的には書く事は平気ですよ。笑 文書を書くのは病的に好きですから。w 
ただ読む側の方が、読む気が失せたり、何を語ってるか?曖昧になるので控えます。)


「贅沢品ではない」って言い切ってますが、どういう意味で「贅沢」と捉えてるるんだろ?
そんな単純な意味ではなく、もっと奥底まで考えて言ってる?とか
単純に贅沢って言うんだけど、色々な意味や捉え方で言ってるの分かってますか?

…と、問いでみたい気がするが…そもそも「それ」が面倒なので辞めときます。笑
(文章を何百行も書くのは平気ですが、人と話をするのが面倒って言うか結局相手の話を聞いてるだけになるし)