視覚のトリック(E657系)

昨日、某駅ホーム付近の近くで仕事をしており、ちょうど特急が停車しドアが開いた。
(某とか隠す訳じゃないんだけど、まぁ常磐線湯本駅ね。)

開いてるドアを見たら、開口幅の大きさを見て、デカッ…とか思いました。

鉄道絡みに興味がある人には、説明は不要として、そうで無い方に説明すると
本来、特急車両の出入り口ってのは、普通電車よりも狭いです。
これは、細かい理由は知らないけど(何となくは知ってるけど)昭和の昔から同じです。

幅的には大人1人が出入り出来る幅です。
E657系の幅は、普通電車の両開きとの比較では当たり前に普通電車が広いので
無駄な比較になってしまいますから除外するとして

すでに無くなってしまった急行形の電車や、185系(特急踊り子)みたいな幅で
大人2人分といえば分かり易いでしょうか…

で、新型の特急車両も、見慣れて久しいのですが、パッと見は、昔ながらにドアは狭い感じに見えてた。
そのトリックの理由は、これ↓


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ドア窓の幅は、まさに大人1人分で、以前からの特急のドアの幅なのですが…
実は窓の無い部分まで開口部は広かったりする…
昨日、駅のホームでドアが開いてる姿を見るまで知りませんでした。

以前使用されてた651系電車は、各車両の片側に特急車両としては珍しく2つドアがありました。
(要は前後って言うか1車両の四つ角の1個つづの合計4個って言うか)

このドアの数の多さが、かえって快速特急みたいな「フレッシュひたち」みたいな
停車駅が多く、それに伴い人の出入りが頻繁なのに向いていて

逆にE653系は、ドアが片側に1個しかなく(本来の特急らしいったら、らしい作り)
人の出入りに時間が掛かり=駅での発車時間が遅れて時刻に遅れが出るとか言う問題がありました。

で、この新型車両。先頭交尾車はドアが片側2つにしても中間車は1個に戻ってしまった。
何を考えて車両を作ってるんだか…と思ったけど、ドアの幅は広げたんですね。

あっと…そうそう。上に書いた理屈だけ書くと、だからにして
「じゃぁドア数が多い方がいいだろ」って結論に到りそうですが、特急の場合
走行時間=乗ってる人の時間が長いのですが、ドアを増やすと座席が減ってしまいます。

デッキと、デッキの仕切り、ドアの戸袋を考えると、片側でドアを1つ(両側で2つ)増やすと
多分ですが、着席出来る人(座席数)が、8席(8人)減ると思われます。

あと…画像検索してて気付いたんですがE657系ってのは、
イメージ 2
以前、試験車両であった「TRY-Z」に似てるんですね。
ど~りで「新しいけど、以前どっかで見た気もする様な」って思う訳だ。