ヒトデヒットラー

<引用開始>
ユダヤ人の少女アンネ・フランクが隠れ家でつづった「アンネの日記」は、ナチスによるユダヤ人迫害を後世に伝える有名な本である。ところが1月以降、東京都内や横浜市の図書館を中心に「アンネの日記」や関連本が破られる事件が発覚し、日本の「右傾化」と関連づける海外の論調も出始めた。

 共同電によると、26日付の中国人民解放軍機関紙、解放軍報は「日本のサイトで『アンネの日記は(事実ではなく)小説だ』とする言論が大量に見いだされる」として歴史否定の動きがあると批判。日記を破いても「記憶を消すことはできない」と指摘した。韓国メディアは、日本にはヒトラーに追随する勢力が少なくないと報じ、在日韓国人などへのヘイトスピーチに象徴される「病的な右傾化現象」との関連に注目している。

 推測は自由だが、犯人像も動機もヤブの中なのに、ここまで言うのはいかがなものか。他国の歴史認識をうんぬんするなら、正確な史実を押さえておくべきである。日本は確かにナチスドイツと同盟関係にあったが、ナチスの再三の要求にもかかわらずユダヤ人迫害に同調することはなかったからだ。

 たとえば1938年、首相と陸軍・海軍大臣などで構成する五相会議が決めた猶太(ゆだや)人対策要綱は、ユダヤ人迫害は「日本が多年主張してきた人種平等の精神に合致しない」として公正に扱う方針を打ち出した。その背景にはユダヤ難民を受け入れて対米関係改善を狙う思惑(河豚(ふぐ)計画)や、世界を一つの家と見る「八紘(はっこう)一宇」の思想もあっただろうが、「戦前の日本とナチスは違います」(ヘブライ大のベン・アミー・シロニー名誉教授)というのが常識だ。

 ユダヤ人に「命のビザ」を発給した杉原千畝(ちうね)、そのビザで日本に来たユダヤ人の滞在延長を助けた小辻節三(せつぞう)など、ユダヤ人が恩人と仰ぐ日本人も少なくない。杉原の関連本も破られたそうだが、日本の歴史に反ユダヤ主義を見るのは難しい。仮に今日の日本が「右傾化」し軍国主義が復活しつつあるとの前提に立っても、だから「アンネの日記」を破る者が出るのだという立論は乱暴である。
 他方、大虐殺を体験したユダヤ人には気の毒だ。在日イスラエル大使館は被害にあった図書館に「アンネの日記」などを寄贈した。米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」も強い懸念と怒りを表明した。犯人は日本人なのか、組織的な犯行なのかどうかも不明だが、根の深い事件ではないよう祈りたい。
</引用終わり>

‥ぼちぼち、この問題が大きくなりつつあるので、
ココで書く様な話ではないけれど、取り上げてみたいと思う。

‥と、言うか次から次へと、
最近は、まぁ訳の分からない、理解し難い問題が出てくるもんだと。

この記事にある通り。
日本人には「ユダヤ人」に対しての特別な感情は何もないと思う。

そして、この問題の狙われてる文庫である「アンネの日記」については
(他の世代は分かりませんが)私の世代だと学校単位で劇を見たり、
何かの機会で小学生の頃に内容を知ったもの‥の様な気がしますが、

その内容とは、
「迫害を受けて隠れ住む事になり、それでも何かの希望を見出し明るく保とうとする少女の物語」的な感じであり
この物語を利用して「政治的メッセージの発信をしよう」とする考えに到る理由が、
私は当初から理解できなかった。

いや、その‥ヤってる本人しか感じれない理由でヤったにしても
「あれだけの数をやる=他者へのメッセージ」となる訳だし、
そうでもないなら「単なるサイコ野朗」であるから、
騒がれてる様な政治的意図ってのは無関係になってくる。(単なる愉快犯)

多数へのメッセージであるなら、もっと他の「単純明瞭な書物」が沢山存在する訳で
あえて「アンネの日誌」を選ぶ理由が、まず日本人には理解できない。

もっと噛み砕いて分かりやすくかけば
「アンネの日誌」を否定する事が=「ホロコーストへの支持」に繋がるとの理解も
大多数の日本人には「直結せずに理解不能」だと思います。
(今回始めて、この事件で、そう気付いた方が大多数じゃないかな。)

そういえば安倍首相をヒトラーだと言い始めてたのも「例の国」だった気がしますが
日本人感覚からみて、安倍首相がヒトラーには繋がらないんですよね。

首相ではないけど、ヒトラー扱いするなら、せめて「石原慎太郎」くらいに
大ピラに差別発言をしなければなりません。

そうだなぁ、せめて安倍首相が「在日と帰化朝鮮人全てを朝鮮半島に送り返す」
まで言ったら、やっと「ちょっとヒトラー」かもしれません。
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でもヒトラーの再来まで言うなら「返さず収容所に集めて」‥以下略。

この辺りから
「ヤってるのが日本人ではないのではないか?」と言う事に繋がってる訳ですね。

ほんと何ってか、「アンネの日記を標的にする」ってのは、
日本人には理解しがたい状態で、犯人の意図がサッパリわからないのですが‥
(強いていえば、それで混乱を計ってるとか?)

と言うか、ドイツ自体も「今更になって、なにかに付けて第二次大戦」の頃の事を
「ほじくりかえされ」エライ迷惑だと思う。

私も戦時に生きてた訳でもないし、生きてたにしても
戦時の政局を握る士官や政治家だったとは思えない、ってか、
大半の日本人が「そう」だった訳ですが
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何かにつけ「そんな頃の大昔の話」を、今の時代に持ち出すのはナンセンス」です。
(これも大半の日本人が、そうでしょう。単純にいえば「はぁ?何それ?」みたいな状態。)

そして当時とは「世界の倫理観」や「価値観」も違う。
凄く大雑把に言えば植民地制度は、
当時は占領される弱い国が悪く、占領する強い国が正当な時代です。

今の時代にソレをやったら世界からハブられますので、
分かり辛く陰湿に西洋は軍事支援なんて名目で‥
(以下略)

この大戦の少し前?当時は、黒人さん達は白人に金で売られてて、
それが当たり前なんてトンデモない時代ですよ。

女性に対する扱いも、当時と今は全く倫理が異なります。

当時の事を語り、罪を問いたいならば
「現代の倫理や常識」を当てはめるのはナンセンスであり
「当時の倫理や常識を良く学び知って」それを用いた上で語るべき問題です。

ですが、現代の常識に生きる我々には、それもまた難しい事であり
結局は、それが出来ないのであらば、
過去の事を今更、善悪問わずにスベコベ言うべきではないと思うんですけどね。

もっと分かりやすく言えば
つまり彼らの言ってる理屈ってのは

現在現時点で消費税が5パーセントですが、4月から8パーセントです。
3パーセントの差が出来る訳ですが、

彼らが言う話ってのは
4月になって税金が8パーセントになったから、
4月以前の3月2月に買ったモノの差額3パーセントを
4月を越え8パーセントになったんだから、
4月以降に差額3パーセントを払え。

だって3月2月に買ったモノは
オマエ使ったろ?って屁理屈‥要はタカリですね。