地図を読む男・話をし続ける女

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ってか隣に女は居ねぇすけど。
(まぁ母親なんかは正直「黙ってて運転に集中できないから」って言うくらい喋るが、
うるさいとか言ったら言ったで怒ってね。
延々黙って雰囲気最悪になるので俺が我慢するしかない訳で…って何の話だよw)

ふと思いついたのでフラっと49号線を西進したのでありますが、中通りのメインである
国道4号線なんか、連休(盆)ラッシュで混んでて身動きがとれなくなるだろう…と思い

郡山を前に谷田川の水郡線脇から北や南の阿武隈高地に分け入る事にしました…が
自分でも初めて気付いたんだけど、この辺りの土地勘が無い。

今までメイン道を通過するまでで(つまり国道)、脇道のメイン(つまり県道)なんか、さ~っぱりわからん。
(ちなみに車にはナビはありませんし必要性を感じてないと言うか…)

そんなこんなで迷うのも「これも楽し」とか、数日前の当日誌で書いたばかりなんだろうけど
さすがに昨今の燃料高騰とか、目的と違う道を走行し渋滞にハマるのも嫌なので
久々に「地図」を買いました。

以前は連休になるとコンビニの地図を売ってるコーナーでは、地図が売り切れ
棚がガランと空いてるのが「お約束」だった訳ですが…

昨日と言う昨今、地図なんか全然売れないもんなんですね。(ナビ普及のお陰)

私自身もPCを持つまでは「ひと月」に本を10冊位は買ってたのですが
今は信じられない事に全然購入しなくなって…数年ぶりに買ったのは地図と言う名の本でした(^^;
本と言うのは、自分の興味の対象外のモノまでが掲載されており、
それが「知識の広がり」と捕らえるか?「無駄な情報」と捕らえるか?であります。

webの場合は「無駄な情報は省ける」のですが、自分の興味の対象外の部分に対しての広がりはなく
いつの間にか「狭い世界」の中でウロチョロする様に、なってしまいがちな気がします。

地図でいえば「web」=画面の情報=「ナビ」かもしれませんね。

仕事でナビが付いてる車に乗る事もあるので「その便利さ」は理解してます。
…が、それは「あくまで目的が決まってる場合」であり、そして「そこに行くだけ」ならって場合で
いかにも仕事向けかもしれませんね。

さて、地図を買ったら気になった点を見つけました。
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へ…????こんな所にトンネルなんか「あったっけ?」
この道は国道114号線です。震災前までは良く通った道であり…
カーブの1つ1つ、浪江から川俣まで全てのカーブを知ってるに通りなれた道。
そして震災前日は、ここを通り、双葉郡を横断して地元に帰った道でもあります。

ちなみにyahoo地図では。

まだトンネルの記載は、されておらず「峠」のままです。

以前、ちょうど「この場所」を通行する動画を掲載したと思います。
この区間ですね。

確かに改良工事をすべく測量をしてる様子まで…は、みたのですが
改良ではなく、トンネル掘削だったとは…今更知る事になりました。

震災と言うか原発事故以来、国道114号線は「汚染物質が内陸へ向かった通り道」であり
今だに川俣(山木屋)~浪江を通行出来る目処が立ってない…のですが
それでも工事は着々と進んでいたんんですね。

この道が再開通すれば、相当「福島市」は身近な県内の街なんですけどねぇ。
今のR49号郡山経由だと、ほんと福島市は遠く感じます。

言ってみたら郡山に着いた段階で、R114で福島市に着いた様な位に疲れてしまう。
(R114は道は狭くグネグネしてるけど通行量が少ないのでストレスはない。…まぁ車次第ですけど。ワゴン車ではストレスかも。)

しっかし、現状は、浜側からR114を通れないので、
このトンネルを見に行くにも「福島市」や、「三春~船引~東和~川俣」経由しなければならず、そして帰りも然り。

本来の浪江経由であらば↑これから考えたら「パッ」と行ける所なんですけどねぇ。

このトンネルの件についての詳細PDFがありましたので画像変換してみました。
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http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/54503.pdf

現状道路の画像の左の1番目に「JRバス」が写ってますね?
って事は震災直前ではなく、それより4~5年前(だったでしょうか?)と思われます。
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そのカーブは上の動画で言う26秒付近の場所です。

当時のR114線には「浪江駅前」~「福島駅前」を結ぶ長距離ローカル路線があって
1度は乗ってみたい…と思ってる間に廃止の噂が出て…その頃、仕事が忙しく
結局、1度も乗る事が叶わす廃止となってしまいました。(相当前の別日誌に当時書いてますけど)

それはさておき「その路線」が存在する意味は私的にはあって
「長距離移動に自信がない車で、万が一途中で動かなくなっても
路線バスが存在してるからバスで福島か?浪江まで移動すりゃいいか」と言う感じで
気負いの無い道でもありました。

これは国道49号線にもない部分であり、この道を通る利点と思ってましたが…
次に、このトンネルに関しての関連リンクで見つけた文を転載します。

<引用開始>
川俣町長の古川道郎(67)ら町や県の関係者が木づちを振った。薄暗いトンネルの中に鏡開きの音と拍手が響く。
東日本大震災から1年を目前にした3月4日。町内の小綱木(こつなぎ)地区にある114号国道「小綱木トンネル」(646メートル)の貫通式だった。
トンネルは、町中心部と、計画的避難区域に指定されている山木屋地区の中間にある。小綱木バイパス計画(延長2.6キロ)の重要箇所の1つだった。
114号国道は福島市浪江町を結ぶ延長約69キロ。「福浪線」とも呼ばれ、長年にわたり、拡幅や舗装、バイパスやトンネルの建設などで手を加えてきた。
小綱木バイパスの工事は平成13年度に始まった。狭い道幅や急カーブ、急な坂道が残り、冬季は積雪や凍結によるスリップ事故が懸念されてきた。現在の道路が通る小綱木地区の一部を迂回(うかい)してトンネルを通し、24年度中に一部区間(約1.5キロ)の供用を見込む。

■3桁国道
114号国道は震災や東京電力福島第一原発事故の直後、浜通りから避難する車両が集中し、各地で激しい渋滞が起きた。
「"三桁国道"の中でも番号は早いのに、整備は遅れているというのが道路整備に当たる関係者の共通認識だった」と元県土木部幹部は語る。
県内を通る国道のうち、「一桁」と「二桁」の4号、6号、13号、49号は国の直轄事業として整備する。
「三桁国道」は正式には「県知事管理国道」と呼ばれる。県内には114号のほか、115号、288号、289号、399号などがある。「三桁国道」は、国直轄で行う区間を除き、県が整備することを基本としている。
114号国道は昭和28年に二級国道福島浪江線として指定された。このころ、県内の道路は砂利道が主体で、舗装は少なかった。しかも、現在のアスファルトではなく、コンクリートによる舗装が中心だった。
福島県土木史」(県土木部監修、県建設技術協会発行)に残された35年4月1日現在の舗装状況によると、舗装率は4号国道が51.2%だった。三桁国道は、118号国道の7.2%、115号国道の6.2%に対して、114号国道は0%だった。

■道路知事
39年、知事に就任した木村守江は、道路政策に力を入れた。「木村知事は、"道路知事"の異名をとるほど道路整備に執念を燃やした」。県土木史は、そう記す。
木村は県勢振興計画を作り、高度経済成長期の道路政策を掲げた。39年から43年度まで一級と、二級の各国道の全面改修など道路整備を重点とする所信を県議会で表明した。「114号国道の福島-川俣間の舗装を3年で完成させてほしい」。木村は土木部に伝えた。
川俣町の元建設会社社長は114号国道の工事に長く携わった。「知事がいわき市四倉出身で、県庁がある福島市まで通う道路だから舗装のスピードが速いんだ、と地元では語られた。"木村道路"ともてはやされた」と思い出す。
県土木史には「114号線(福島~浪江)の舗装は45年度で完成」と記述されている。木村が知事に就任して5年余りという驚異的なスピードだった。
舗装は急いで進められたが、急カーブや急な坂道は依然として、所々に残っていた。川俣町や浪江町をはじめ、沿線の市町村は114号国道の整備を強く求め続けた。(文中敬称略)

</引用終わり>

「知事がいわき市四倉出身で、県庁がある福島市まで通う道路だから舗装のスピードが速いんだ、と地元では語られた。"木村道路"ともてはやされた」と思い出す。
( ̄▽ ̄;)なるほど。んだもん。やはりR114ってのは福島市まで最適な道なんですね。

ってか、浜側から知事が出た事も過去にはあったんですね。
今年は震災後初の知事選が行われますが、まぁ~相変わらず「内陸からの候補」しかいませんね。

追記。グーグルアースで見てみました。
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ありゃ~川俣側は旧道閉鎖かぁ…
結局最後に、この峠を通ったのは2011年の3月10日になってしまった。
(トンネル東側の浪江側は閉鎖にはなってないみたいですが…)

上の動画では
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動画終盤のココが、現在の新旧の合流点なんですね。