現在の「海浜少年自然の家」が出来るまえに存在した「子供の村」に、ついての気になる物件を訪問してきました。
(ちなみに少年自然の家は震災前は福島市等、市外の小学生も訪れてましたが‥現在は、稼動してるのかな?あの施設‥)
まずは‥現在の地図では「こどもの村」があった位置が造成で工業団地に変わり果てて
さっぱり現役時代の面影が分からないので、昭和50年代の航空地図から。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203520.jpg)
逆に現時点での風景の方が、えらい違和感があるのが相変わらずで‥
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203710.jpg)
現時点では、震災後に工業団地に建物が建ち、仮設住宅もあるので、これより建物が多いです。
(区画は同様)
現時点の画像はグーグルなりyahoo地図で見れますし
建物が無い方が分かり易いので2009年のものを引用しました。
凄く大雑把ですが、各施設と、道の特徴がある部分を70年代の写真に書き入れてみます。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203740.jpg)
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203750.jpg)
そんな噂はあったけど、せいぜいクソを投げてくるくらいだった様な。(それも凄いけど。笑)
駐車場は、まさに駐車場です。
遠方から小学生を乗せたバスが駐車出来る様に、かなり広大です。
オフシーズンは静まりかえるので、乗用車で来て、休んだり、車イジったり磨いたり出来ました。
(管理の人は常駐してるので物騒な所でもなかった。)
バンガローは男児用の宿泊施設で、女児は食堂併設のキチンとしたた建物。
たしか風呂もあった気がします。
自転車交通~は、自転車を貸し出していて、それに乗って交通規則を学ぶコースがありました。
ダラダラ坂は、まさに「名前」の通りで、片勾配の直線の坂が延々続き
歩きで登ると、かなりカッたるい坂でした。(実際歩いた事がある)
現時点では道が作り変えられて、交差点が出来て、その名残を探す方が難しいです。
バンガローやら、交通広場の辺りは、本来「山を下った下の盆地」だったのに
造成で、道も作り変えられ地形いすら変わっていて跡形もありませんから、特定は現地では困難です。
実は私も、この航空写真で、気付いたのですが‥
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203800.jpg)
そう分かると池の形状も中央の林の部分と合致しますので、多分間違いありません。
さて‥ここまでが実は前置きって言うか‥ですよ。食堂・宿泊施設が、まだ残ってます。
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203810.jpg)
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203820.jpg)
って事で、探索に出向く計画を去年してました‥が、いつの間にやら「正月休みでいいか」って事に(^^;
じゃ早速、以下は現地画像で。まずは駐車場から。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203830.jpg)
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203840.jpg)
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203850.jpg)
ちなみに「自慰猿」が居たのは、この画像の右側です。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203530.jpg)
建物へ到るS字の入り口です。柵が無い方が、かえって「すでに道が分からない状態」ですね。
![イメージ 12](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203540.jpg)
これがS字の登坂路です。舗装が残ってるので見た目程に歩き辛くもありません。
![イメージ 13](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203550.jpg)
雰囲気は、さながら某所の旧道って雰囲気です。
こどもの村自体が閉鎖されたのは何時の事やら‥少なくとも10年は経過してます。
![イメージ 14](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203600.jpg)
![イメージ 15](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203610.jpg)
途中の道が残ってるのは、解体する際に使う為とか?でもあんなに荒れてたらなぁ。
多分、本来は「もっと早く解体」する予定だったのかもしれませんが
震災で予算が尽きたり、業者が居なかった‥とか、そんなこんなでしょうか。
![イメージ 16](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203620.jpg)
旧道、廃道路マニアではあるけど、廃屋マニアではありません。
ってか廃屋は敷居が高いし、装備も必要だし、危険度は「道路」の比じゃありません。
問題は床が落ちて転落とか、釘を踏み抜いて裂傷を負うとか‥とは、別に「もう1点」
ホームレスが住み着いてる可能性もあります。彼らは捨てるものがありません。
そう言う人は、その辺のヤクザやらチンピラなんかよりも危険です。
![イメージ 17](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203630.jpg)
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203640.jpg)
あ‥アホが写ってますが気にしないでください。苦笑 まぁ今回ナメてて「かなり軽装」です。
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203650.jpg)
![イメージ 20](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203700.jpg)
でも建物自体は比較的状態がイイ気がします。海よりは離れてるし雪も降りませんからね。
建物はサッシ窓と欄干の形状から昭和40年代後期~昭和50年代前半の作りの気がします。
やぁ‥今回が「ヒトケの無い山の中の取り残された建物」目的は初?だった気がしますが
ど~も、上に書いた理由を抜いても、廃トンネルだの、廃橋だのから比べても
雰囲気的に「苦手」って言うか「怖い」んですわ。何の理由か分からないけど
生活臭がある建物と、生活臭がない道だ線路だは別物ですね。さ、んだのでサッサと帰路に着きます。
今度は階段があるので、そっち方向へ‥
![イメージ 21](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203720.jpg)
アクシデント発生!
![イメージ 22](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/ookamigoya/20010101/20010101203730.jpg)
俺様もビビって「ナンだ!おりゃ~」とかパニくって、カメラのシャッター触ってしまいの図。
こんなんだからほんと「捨てるものがない相手」と格闘なんで無理ですっての。
そう言う意味でも廃屋探索って単身ではなく、2人以上で行うべきで
廃道や、配線探索より敷居が高いのを肌身で感じました。
(つかナメてるので靴が普段履きだったり。笑)
以上でレポを終わります。