エンファシスとか、ディエンファシスとか‥

以前wmaリッピング保存したモンを使い勝手のいいmp3に
正月休みの間にヤってしまおうと思い、元日から作業に掛かりました。
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新しく購入したCDの場合、こう言うリッピング作業とかは楽しい作業ですが
既に別のファイルでリッピングしてるものは、まぁ面倒臭いですからね。

つか今日、映画「コブラ」を見てて、
あ‥サントラがwmaのままだった‥って気付き作業してるのですが


自分の手持ちのCDの中で、現時点で‥否、多分「このCD」だけの特殊なものですが
リッピングに入る際に、こんな警告が出るものが存在してました。
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リッピングソフトは「CDWAV32」です。
多分、他のソフトだと、非対応で(非対応=リッピング出来ないではない)警告が出ないかも知れません。

この「(プリ)エンファシス」って文言ってか単語を知らないので、調べてみる事としました。
非常に詳しく書かれてるページ等があったので、ちょっと調べれば理解出来ましたが‥

自分的に分かりやすかったのが「ドルビーNR」に、似た様な仕組みって話なのですが
ドルビーNRなんて、イマドキの三十路世代だってピンと来ない話で、四十路向けの説明かと(^^;

つまり「音声再生機材で失われがちな高域側の信号を増幅しておき、再生機材側で復調する」ものです。
何で、こんな事をしてるか?って言うと「ノイズが乗り易い高域をあえて増やしておいて」
「ノイズが乗る高域を再生機材で減衰させるとノイズが低減出来る」ってシステムで
いかにもアナログぽいシステムって言うか、CD=デジタルなのに、そんなモンは不要な筈‥ですよね。

これはCDに収まってる元の音(マスター)が、古かったり、カセットやレコード向けの録音しかないから‥
なのかも知れません。

つまりエンファシス信号があるCD自体も、相当古いものであり
今回の映画「コブラ」のサントラも発売は1980年代半ばの頃のものだから‥って事で
その頃のモノにしか含まれてないのかも知れませんし、
最近、リマスター版も出てるモノもあるので、そう言うCD自体が少数派なのかも知れません。

つか、簡単に説明してくれてるページがありました。

<引用開始>
昔のCDのなかには高域を持ち上げて(プリエンファシス)録音したものがあって、そういうCDは再生時に下げなければならない(ディエンファシス)。本来はDAコンバータが勝手にやってくれるのだがリッピングしてしまうとエンファシス情報が消えて高域が強調された音になってしまうのだ。

引用元→http://audio.amanogawa.info/h01-cd%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%B9/
</引用終わり>

でCDwav32では、このエンファシスをデコード(元に戻す)設定もあるので、それを掛けてみました。
ここでmp3にすると、えらく矛盾してくると言うか、mp3はビットレートが低いと‥
ってかwav(原音)から容量を減らすのに、カットされるのが高域な訳です。
(高域だけではなく複数音の陰に隠れる音もカットしてますけど)

高域をカットしまくる‥って結果にもなるので、実際の音を聞いてみないと分かりませんよね。
後は好み‥だとは思うのですが‥あとは以下にCDW32のFAQのページの
エンファシスについての部分を引用しておきます。

<引用開始>

Q2-16.トラックをロードすると「プリエンファシスのかかったトラックが存在します」と表示され、変換したファイルに_EMPHという文字列が入りますが、これはなんですか?
A.
これは、挿入したCDにプリエンファシスという高域強調された曲が存在するという意味です。これをこのまま聞くと、異様に高音域が高い音声ファイルになりますので、事前にローパスフィルタを通すなどしておく必要があります。また、CD-Rに焼き直すときには、必ずプリエンファシスビットをonにして記録する必要があります(WinCDRなどではできますが、一部できないライターソフトが存在しますので、注意が必要です)。

 なお、Rev3.09よりソフトウェア的にディエンファシスを行うことができるようになりました。この場合は、設定-取り込み-内蔵ディエンファシスフィルタを有効にするがチェックしてあれば、生成されるWAVEファイルなどはきちんとディエンファシスされた形になっていますので、そのままCD-Rで焼いても問題がなくなります。ただしMP3ファイルではちょっと特殊な扱いをしています。詳しくはQ2-23を参照してください。

Q2-23.MP3ファイルにディエンファシスがかからないようなのですが?
A.
MP3ファイルではファイルヘッダにエンファシスフラグを打ち込むことで再生時にディエンファシスされた音声として再生されます。つまりMP3フォーマットではディエンファシスはプレイヤー側が処理するという仕様となっています。CD2WAVではこうしたことから、MP3ファイルについてはデフォルトでディエンファシスフィルタを適用しません。適用したい場合には設定-MP3圧縮-ディエンファシスフィルタを適用しないチェックを外して、取り込み設定のディエンファシスフィルタ使用設定をチェックしてください。

</引用終わり>