来年には珍しい車両…と、なるのかも?

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こんな見づらい場所から撮影すんなよ…とか聞こえて着そうですが
今や鉄道車両を堂々と撮影しようものなら周囲から「変態」「キチガイ」「知恵遅れ」の烙印押されますからね。
仕事の移動の最中の信号待ちとかでしか撮影出来ないって言うか、目に焼き付けとけばいいか…ってね。

あまり興味の無い方からすれば並んでる2つの車両は同じ様に見えるかもしれません。
まぁ確かに然したる変わりは無いんだけれど、走行システムが全くの別物で
車で言う燃費みたいなもんは全然別物だと思う。(半分?まではいかないのかな?)

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この絵(撮影構図)って良く見るけど、線路の真ん中まで立ち入ってる訳ではなく、ここが踏み切りだからです。
昭和50年代までは、踏切警手って言う遮断機を上げ下げする係がいる有人踏み切りでした。
機関区があったのは電車の後に見える白い建物の奥の方だったと思います。

旧平駅に、平機関区があった名残りで、
理屈ですが機関車の出入りが多いので踏切は有人で動かした方が結果開いてる時間が多い。

で、確か給水搭だか?給炭機みたいなのが、踏み切りの北側にあって
蒸気機関車が廃止された後も、昭和の頃までは残っていた様な。

ここまで書けば分かる人なら判ると思うけど、機関区=蒸気機関車です。
電気機関車になってからは内郷機関区(これも現在跡形もない)の方が機関車はあったかな。

ちなみに、この踏切脇に歩道橋があって、最近までは残ってました。
っても平成に入ってからは通行止めでしたけど。

自分は蒸気機関車の時代を知らないけど、当時はさぞかし賑やかだったんだろうなぁ…って思われます。


機関区廃止後もターンテーブルは昭和55年頃まではあった記憶があります。
んで、当時は今の世の中みたいにウルサイ世の中でもなく、まして廃機関区なので
人が勝手に入れたので、親戚の子に連れられてターンテーブルまで行った事もあります。
それから、も~そろそろ40年近く経つんですねぇ。

現在、その痕跡が残ってるのって線路脇にある高い位置にあるライト?みたいなのかな?
多分、蒸気時代に、石炭を蒸気機関車に入れるのに活躍したもの…と思います。

え?んな事昼間にヤっとけ?理想は、そうなんですが…当時は青森行きの夜行(寝台特急)がありました。
蒸気機関車の担当は仙台とか原町までで、そこから蒸気機関車を取り替える訳です。
つまり蒸気機関車は燃費最悪メンテ頻繁で航続距離が短いわけです。

機関車の数には限りがあるので、機関車が駅に戻ってくると
速攻でメンテや給水灰整備して、また駅から客車を引く、そして夜行もあるので
どうしても夜にも、その作業が必要だった訳ですね。

あ、そうそう、挙句に蒸気機関車は勾配に弱い。
一旦滑ると坂の下まで降りてからじゃないと登らない程です。

で、電車や電気機関車と違い「架線から動力源を無限に取り出せる訳でもない」ので
坂の途中で停まって、下がって登りなおすと、それだけ水や石炭も喰う。

時刻表通りにならない不安定さばかりではなく、機関車の燃料も考えなければならず
最悪は、救援の機関車を出して動けなくなった列車を救出するなんて事態が起きます。

なので勾配が多い東北本線経由で青森行きを通さず
(栃木福島県境とか、福島市の前後に結構な峠がある。)
当時は平坦な常磐線を青森行きは通った訳です。
(長距離列車が遅れると、それだけアチコチに影響が及ぶので)

話が少し逸れてしまいまいますが、祖母に東北本線について、生前に聞いた事があります。
で、祖母の感想なのですが「アッチ(東北本線)は、山ばっかりで景色がつまらない」って事。
小学生の頃に聞いて、私は、ずっと、その感想を信じてました。

自分が成人し、東北本線に乗ってみたのですが…あの。
常磐線よりも変化に富んでて全然飽きないって言うか楽しいんですけど。笑

あと、小さい町が次々あって人が沿線に沢山住んでて鈍行だと人の入れ替わりが激しい
=つまり、そう言う蒸気機関車の弱点がなければ、本来は東北本線を通すべきものだったと
それを実感しました。

福島県内(と周辺)で言えば
東北本線は「白河」~「須賀川」~「郡山」~「二本松」~「福島」~(宮城「白石)ですが
常磐線では「平(現在いわき)」~「原町」~「(強いて言えば相馬)」ですもん。差は歴然です。

常磐線なんて海が見えるっても、日立駅周辺とか、高萩駅周辺(←この辺りは注意してみてないと見逃す)
大津港~勿来間と、四ツ倉~末続くらいかな?程度なので、内房線の方が全然海を眺めてらますし
常磐線は海際って感じがしないんですよね。

最も明治生まれの祖母の知る沿線は、松林も低く、沿線の建物も無かった頃で
もっと海が見えてたのかもしれない…と分かったのは
皮肉にも震災の後で津波に飲まれてナンも無くなった風景を見てからでしたが…
宮城県福島県境の辺り)

さぁ、話がソレにソレまくってシメが出来なくなってしまいました。お後が宜しい様で。
(全然宜しくない。笑 …まぁこの調子では、ここから200行くらい続くので辞めます。)