色々な仕事人…

昨日のブログ…
実は表ブログから裏に移した話題であります。

また表に過去の事であろうと「自分が感情を抑えられなくなった話」でも書こうモンなら
何処で揚げ足取られるか分かったもんじゃないので…

や…感情的になり、人に余計な事を言った時は反省してます。
でも言葉って発した以上は、口に戻す事が出来ないし

出来れば発する前に止めるのがベストですよね‥

でもそれが出来る様な人間なら、ブログの話題になんぞ、なる手前で終わってるし、
人間簡単に性格なんて変わらないし…困ったもんです。(^^;

さて…
昨日のブログと言えば、その文章を引用させて頂いたブログ…
実は「特殊清掃」と言う職種の方のブログです。

ここでピンと来る方は、なにかしらの経験者かも?

これ以降は食事前、食事直後、この手の話が苦手な方は読むのはお止め下さい。
話が「グロ系に近い」です。





人間って言うのは必ず死にますが
それが家族に看取られてたり、病院で死ぬ場合は「これが当たり前」とお思いでしょう…

でも中には自殺や孤独死で人知れず亡くなる方が多いのが現代です。

まぁココまでは普通の話です。以下が注意。

人間と言うのは死んでからの腐敗が早く、夏場の高温多湿下では
死んだままで放置した場合1日で死臭が出て、3日もすればウジが湧くそうです。

死んだら土に返るって言えば聞こえがイイんですが、
土に返るのは自然の中で数ヶ月~数年の腐敗過程を経てからの話な訳で

自然ではなく家屋の中で亡くなった場合は土に返る所ではなく
骨と頭髪と爪を残して「水と血と油の液体になって部屋の床に残る」訳です。

死臭と言うのは相当な匂いなので、その匂いから発見させる…つまり当然腐乱死体な訳です。

それを綺麗に清掃&脱臭処理するのが特殊清掃と呼ばれる業種の方です。

この腐乱死体と言うのは人間の場合
一応警察の現場検証を終えて、骨や形の残ってる部分は回収させる様ですが
血や油等の液体部分は残され警察で清掃してくれる物ではありません。

仮に警察の現場検証を終えて、その後に放置したとしても
1年後でも同じレベルに匂いは続くそうで…相当強烈な匂いと容易に想像が付きます。

そこで、この職種の方が登場となる訳です。

その方のブログは、こちら⇒『http://blog.goo.ne.jp/clean110特殊清掃「戦う男たち」』

この方のブログの文は
毎日「人の死」と向き合ってるだけあって、本当に心に響く物があります。
寝不足になりつつ、全文拝見させて頂きました。(^^)

この方は「底辺の仕事」と言ってますが、私は本当に尊敬しました。
だってアレは相当キツいですよ。

何故アレを知ってるか?って言うとですね…
私の仕事は電気製品の配送・設置・工事…まぁ一見死臭には無関係な仕事でしょ?
でもね…新しい物を買えば古い物は引き取って来るのも仕事です。

夏な冷蔵庫の故障…と言うか気温が上がって冷えない事にょって初めて故障に気付くのと
ボーナスシーズンが重なって、100kgもある冷蔵庫を1日10件位納品するんですが…

ご丁寧に古い冷蔵庫をコンセントから抜いて玄関まで運び出してくれる家があるんですが
夏は正直ありがた迷惑…

つまりお客さんが片付けしてコンセント抜いて放置してくれたお陰で
私達が付く頃は冷凍庫の氷や霜が程よく溶けて…それこそ
冷蔵庫ではなく死臭庫になっています。

下の皿の水なんか確認しないで持ち上げようモンなら、それこそ足に
「ヌルヌルした液体がザパー」って( ̄▽ ̄;)

そんな事も夏は忙しくて日常茶飯事なので
代えの靴下とか靴は自分の車に最低2足は用意してました。

もっと凄いのは
数日前に空にして屋外放置した冷蔵庫…もう近づいただけで匂いで分かります。
トラックから降ろす際に冷蔵庫が空こうもんなら、(なんせ古いので何が起きるか?分からない)
それこそ1日その匂いが鼻についてしまいメシも食えなくなりました。

魚や肉の残り香りの死臭ですらアレですよ…人間本体の死臭ったら
想像を絶しますよ…本当。

1度だけ新品配送を伴わない廃品リサイクル回収に行った際は
「私達が住んでた訳じゃない風」の家で、よくよく聞いたら故人宅って話でした。

その家族は外に居るので「おかしいなぁ」とか思ったら
家の中が物凄い匂い…入った瞬間吐き気がしたんですが口で息をして我慢しました。
たぶんあれが、孤独死宅だったんじゃないかと思います。

その御宅は洗濯機回収だったんですが
風呂場に設置してあり、またその辺が凄い匂い…
「これを口から吸ってるんだ…」とか思ったら…もう我慢出来なくて家の外に逃げ出しました。

って言うか私達に依頼する前に、せめて特殊清掃の人呼んでクリーニングしてもらいなよ…
電気屋の仕事の範疇超えてるって」の。

私は特殊清掃業ではないので、もう完全にお客さんの前でアカラサマに嫌な顔出来ましたが
それも出来ないんだろうなぁ…って、本当に頭が下がる仕事です。

その後、洗濯層に溜まった得体のしれない液体が溜まった洗濯機を
外運び出して横にして排水…

洗濯機ってのは重量物家電の「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」の中では1番軽いんですが
これ…なんらかの理由で排水出来なくて水が入ってる場合は、物凄い不安定な重量物で
水をこぼさなない様に運び出すのは「至難の業」です。

でもね…その凄い水みたいな液体…
絶対被りたくないので、それこそ通常の3倍の時間掛けて(できれば早く終わらせたいのに)
外に運び出しました。

その日は、私は、それで早退…もうね制服から体から皆臭い。
帰宅してから服は洗濯機で洗濯したかったけど
我家の洗濯機に匂い移りそうなので処分。
3回フロに入っても、なんか匂ってるみたいだったし
冗談ヌキで2日はメシも食えなくなった。(食事の匂い嗅ぐとアレを思い出して吐き気がした。)

あれを仕事にしてる人は本当に偉いと思う。
上に書いたのは大げさではなく真実、皆様も大概は私と同じ反応起すと思いますよ…



これが貸家だったとすれば、
その処理に保証人や遺族は故人の死と重なりダブルパンチですよね‥
死体の液体が付着した物は基本的には「取り除かないと匂いは残る」ので
場合によっては畳の下の板や梁まで交換しなくてはならなくなるそうです。


まして、そんな事があった部屋に、後から入りたい人も居ないので
(賃貸契約上告知義務があるらしいです。)

大家は、遺族に対して、その保障も迫ってきて
それこそ「遺族や保証人には莫大な請求や保証金請求」が届きます。

まぁ病気や自然死の場合は、それでも仕方無いとは思えますが
故意に死んだ場合(要は自殺)の場合は…
現世に生きる人間に、とんでもない置き土産をしてしまい

土産を貰った方は一生を狂わされる事にもなりかねません。

貸家やアパートの保証人は借金の保証人程怖くない…と安易に考えがちですが
ひょっとしたら借金より怖いもんなんだぁ…と今回思わされました。