CCCDの動向について…

数日前の「MDのタイトル入れに紛糾」の記事を書いた際言った言葉で

>「CCCD」の場合だけは現在でもMDに録音するとか
↑と書いたのですが、その後CCCDって最近あまり話題にもなってないけど「どうなんだ?」って疑問が起こった。

そこで調べてみた結果をここに書いてみようと思う。まぁ殆ど記事を引用なんですけど
書かなきゃ忘れる&覚えない私である故の自己満足です。良かったらお付き合いください。
(本当はノートに文字を書いてこそ…なんですけどね。)

<さて引用>
コピーコントロールCDCCCD, Copy Control CD, Copy-Controlled Compact Disc)は主としてパソコンでのデジタルコピーを抑止する目的で導入された技術、もしくはその技術を導入した音声記録媒体(主としてディジタルディスク)の総称である。CCCDは通称であり、規格の名称ではない。

主に音楽用 CD に含まれている楽曲情報(データ)を、パソコン等へ取り込むことをできなくするために使用される。近年のパソコンの進歩により、CDの音楽データをパソコン上に移して再生して楽しむことが可能になったが、同時に音楽データをWinMXWinnyなどのファイル共有ソフトを経由してコピーする著作権の侵害行為が増えた。音楽業界、特にエイベックスは、このことが原因のひとつとなりCDの売上げが減少していると主張し、オーディオ機器では再生できるがパソコンへのコピーができないCDとして、コピーコントロールCDが開発されるきっかけとなった。しかし実際には、コピーコントロール機能は特定のバージョンのWindowsでしか作動せず、バージョンの異なるWindowsや、Windows以外のOSを採用するパソコンではコピーコントロール機能は無効、もしくは正常に再生できない場合もある。また正規のCDプレイヤーでは正常に再生されない、あるいは機器自体を破壊するといった例が多数報告されている。特にカーオーディオにおいては顕著である。
<中略>
現状、CCCDには一時期ほどの勢いはない。現在はCCCDが登場した2000年前後とは異なり、音楽の再生手段がMDやCDからiPodウォークマンをはじめとするデジタルオーディオプレイヤーに移り、これらの機器は必然的にパソコンでの音源の複製を必要とする。また、カーナビゲーションシステムなどにも内蔵ハードディスクに音源を録音する機種が増え、通常のやり方ではCDプレーヤーでの再生しかできないCCCDは、一般的な音楽ファンでさえ購入を控える理由が出来てしまった。また、他のコピー防止策と同様、コピーを全く防止する事は事実上不可能であり、実際、再生音質を向上させるため、または、自分の再生機器で再生を可能にする目的で複製が行われることがある。
CDを私的複製することは認められているが、コピーコントロールを解除するための特別のソフトウェアをインストールするなど、コピーコントロールを回避するための特別の手段を用いて複製した場合には、著作権で禁じられている技術的保護手段の回避にあたり違法となる可能性がある(著作権法第30条第1項第2号)。一方で、著作権法上の「技術的保護手段」の要件として、「機器が特定の反応をする信号」を含むことが定められており(著作権法第2条第20項)、CCCD技術は環境によって反応が違うことからコピーコントロール技術として法的に認められるものではないという意見もある。

これらの手段を講じないで、たまたま複製できてしまった場合には問題はない。CCCDが世の中に出回った頃から、インターネット上で様々な論議が形成され、最終的には約60%の環境では何らかの手法で音楽を抽出可能といわれている。
<中略>
CCCDの出現により販売数が増加したという明確な統計結果は得られていないが、エイベックス社の売り上げ統計を見ると、CCCD導入前後で20%の減少が見られる。

単純にCCCDに対する抵抗からと判断することはできないが、少なくとも本来の導入目的である「正規版購入の促進」の達成には程遠い結果となった。
<中略>
前述の通り、多くの問題点を抱えたままCCCDの解決策を見出せなかったことは、この種の方式を採用し続けてきたレコード会社に対して購入者やアーティスト側からの不満が続出した。また、ネット配信による音楽データの普及やiPodウォークマンをはじめとするパソコンから音楽を取り込んで蓄積・再生できる携帯型音楽プレイヤーが普及したことは、CCCD自体が「非常に使いにくいもの」という認識へと変わっていった。

こうして、CCCD導入の先陣を切ったエイベックスは、2004年9月22日以降発売の作品は、作品ごとにCCCDを採用するかどうかを決定する形へ緩和することを発表し、その後コントロール採用を撤廃してCD-DAでのリリースに戻し、ソニーミュージックSME)も同年10月以降段階的に廃止し、2004年11月17日以降に発売する新譜はすべて通常のCDで発売すると発表した。エイベックスのCCCD撤廃は当初販売用CDに対してのみ行われ、レンタル用・プロモーション用にはほぼ全面的に、あるいは販売用であっても一部のアニメ関連作品およびクラシック作品にはCCCDが導入されていたが、2007年4月以降、この2種類もCD-DAでの供給が開始されている。しかし、かつてCCCDでリリースされたCDについては現在もCCCDのまま販売されている。

2005年7月27日にはSMECCCDで発売したアルバム105タイトル、10月26日にもシングル190タイトルがCD-DAとして再出荷され、SMECCCD商品はほぼ消滅した形となった。再発に当たって品番が変更されており、品番の古い物が廃盤という形になる[2][3]。

また、最後までCCCD推進の立場を崩さなかったEMIミュージックジャパンも2006年6月以降より全廃した。これにより日本のCCCDは排除されることとなった。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%ABCD&oldid=28119872
↑全文はこちらへ
</引用終わり>

まぁ聖人君子じゃないから、回避してコピーできないのか?検索した事が無いとは言わないが
当時は「CCCDでも読み込めるデッキがある」とか「マックの人に頼む」とか…そんな感じまでだった。

http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search?p=cccd&f=0x2&alocale=0jp&mode=1&auccat=0
私の年齢も年齢なので「世間で若者」と呼ばれる層が好む曲を出すエイベックス(しかCCCDに当った事はない)の曲を、そこまでして取り込んだりコピーしても仕方ないとか思ったのが正直な所でした。笑


上の引用したページの中に
>最終的には約60%の環境では何らかの手法で音楽を抽出可能といわれている。

とあったり

>「CDもどき」と入力すると、CCCDを解説する公式サイトが上位に表示されるなど、蔑称で呼ばれることも多い。

とあったので、いまさらではあるが、改めて検索すると

まぁ何だその「セロテープだけ」でイケるっぽい。笑
特別なソフトや、ドライブの用意は不要なのかもなんですね。

上に書いた通り「私向けの曲は少ない」し、まして「今後出る事はない」ので正直
試したくても試す機会もない気はしますが…MDの活躍の場は、ますます狭まったのは言うまでもない。

このCCCDの問題点のメインは
1>コンピュータセキュリティ上の問題。CCCDは、パソコンのドライブに入れると利用者の同意なしにソフトが勝手にインストールされるケースが多く、不正ソフトウェアをインストールされる可能性がある。
アメリカの大手レコード会社であるソニーBMG・ミュージックエンタテインメントがリリースしたCCCDに、マルウェア(不正ソフトウェア)であるrootkitの技術を取り入れていることがセキュリティ会社によって判明した。この事実を受け、米国在住の男性がソニーBMGを相手取り訴訟に踏み切った。

その後、コンピュータウイルスに利用された例が2005年11月10日に報告された。ソニーBMGは7日、同プログラムを削除はせず機能停止するツールを公表したが、駆除ツールにバグがあり、不正なActiveXを実行し得る仕様になっていたことから16日に公開を停止した。その後ソニーBMGは該当CCCDの回収・交換措置に踏み切った。日本のソニー・ミュージックエンタテインメントも自社が輸入した該当CCCDの回収・交換を行う。


2>再読出し試行のための同一セクタへの連続シークなどが発生するので、誤り制御機能に過剰に負担がかかる。そのため、再生機器の製品寿命の低下や動作不良を引き起こす。実際、再生機器の故障事例もある。CCCDの再生に起因する故障はメーカー保証の対象外であり、有償修理または修理拒否となる。例えば、一時期ビクターエンタテインメントからコピーコントロールCDでコンテンツがリリースされていた時期があったが、親会社の日本ビクターでは、自社製品での再生を保証していない。
↑のくせに
>これらの問題点があるにも関わらず、レーベル各社はこのディスクに起因する如何なるトラブルに対しても責任を一切負わず返品も受け付けていない。CCCDは、不正なエラー訂正符号によるAV機器への悪影響や、CCCDが正常に再生出来ない(認識されない・音飛び)等のリスクだけを一方的に消費者に負わせるものであり、約款の書かれたシール付きのフィルムを破った段階で契約が成立するとしている。更に、エイベックス社などほとんどのレーベルはCCCDによって発生したいかなる損害、例えば再生したプレイヤーの故障などに対しても一切補償しないことを発表しており、消費者側から無責任すぎるという批判が相次いだ。更に、CDプレイヤーメーカーもCCCDの再生は保証外としており、事実上「公正な再生が不可能」なCDのような形のディスクとなってしまっている。法律家の中には、こうしたレーベル側の行動は、明らかに製造物責任法に抵触するといった意見もある。


3>音楽データの読み取り誤りを意図的に引き起こすので、ジッターの発生の増加によって通常のCDより音質は悪くなる。
↑のくせに
>音質面での利用者の不安や、CCCDを再生出来ない機器も少なくない、もしくは機器に掛かる負荷が大きい、ファン層の関係で利用者にパソコンのオーディオ機能で聴く者も多いなどといった理由で、当初からCCCDを導入していないレーベルも存在する。また、アーティスト側にもCCCDに対して批判的な者が少なくなく、CCCD非導入レーベルからCDを販売している者もいる。アーティスト側だけでなく、CCCDをリリースしているレコード会社のスタッフにもCCCDに対して批判的な者が少なくなかった。

そもそも、そのCCCDに入ってる曲を作ってる音楽家自身に選択の余地を与えてないとか
随分とユーザーにも、曲を作る側にも、酷いもんだったんですねぇ…

まぁアニメとか聞かないし、自分的には「もう終わったもん」という感じですが
メカヲタとしては「セロテープ」は魅力ですね。1回位、やってみたかった気がします。