国が国なら県も県か…

震災~津波原発と一連の連鎖が起こった際に良く聞いた言葉が
「よりによって、あの政権、総理の時に」と言う言葉でした。

それと同時に福島県自体も「何だか良く分からない知事」の時に…とか思ったのではないでしょうか?
実際、原発の対応に置いては現知事の対応って「なんだかんだ言って国の言いなりじゃん」でしょ?

そうなると思い出されるのが「前知事」の佐藤栄佐久氏。
私が知ってる限り、彼は「原発」や「東電」の問題に対して
猛勉強して県民に対して分かりやすく教えてくれてた人だと思う。

実際今の知事になってから「前知事が語ってた原発問題」って無くなったの?
だから何も言わんの?って位、それに対して語られなくなっていました。

結局、前知事は汚職問題でハメられ知事を追われる事になった。
判決が「まとも」な物ではなく普通なら「冤罪」なんだけど、
知事って座を引きずり降ろすために「なんだか有罪」にしました…みたいなノリか?とか私は思ったんですよね。

そして、前知事の栄佐久氏が、あれほど反対していたプルサーマルをアッサリ新知事は許可。
(反対には理由はちゃんとあり、色々な癒着体質やら、東電の隠蔽体質、見切り皮算用等々)
これから、どうなるんだ…なんて不安の中、結局の大事故。

確かに、事故が起きてからの対応で良く分かったが、あれだけの巨悪組織だから
彼(栄佐久氏)が知事だったとしても、同様の事故は防げなかったかもしれない。
(運転停止中の原子炉は多かった気がするし1号炉なんて古いから動かしてなかった気もするけど)

でも、少なくとも
「住民の避難の遅れ」とか、「国や東電とグルになって情報の隠蔽」は彼は、しなかったろうな…と言うのは
福島県に住み、彼の現職中の国や東電への対決姿勢を良く知ってるから明らかと思う。

彼の動画を探してみた。非常に長い語りだが…そう彼は今でも「現役」の頃と代わらず熱い。
これは現職を退いてるから、犯罪者に仕立てられたからと無責任に好き勝手言ってるのではなく
彼は現役の頃から、この調子だった。

原発(東電や利権)と仲良しになりたい連中からしたら「知事が目の上のタンコブ」だったのは
現役を退くまで、彼の言動をテレビや新聞で見ていた私には明らかだった。


彼の顔を見て思い出したのですが、東電の隠蔽や改竄体質が明らかになり

原発の運転再開を認めずに福島県内全ての原子炉を止めた時に

東京で電気が足りなくなるんだ。福島県は、いつまでもゴネてないで

さっさと運転再開を認めろ!みたいな誹謗中傷があったのを思い出した。

それにも屈せずに運転再開を認めず…

認めた時も「東京が困るから仕方なしなし」って感じだったのを思えている。

今の知事も「これくらい」言ってくれたら、随分県に対してのイメージも違う。

それに子分の「市町村長」も、もっと言いたいことが言えてたんじゃないか?とも思った。

まぁこの話題、福島県民以外は、あまり興味が無いかもしれないが…

私は彼(栄佐久氏)の思いを久々に聞いて「今現職で無い」のが残念でならない。

福島県郡山市生まれ。幼少期に本宮市に転居したが、中学生からは再び郡山市で育った。福島県立安積高等学校東京大学法学部卒業。

2001年、「合併しない宣言」を出した福島県矢祭町に感銘を受け、福島県市町村合併を強制せず、合併する・しないにかかわらず市町村に対しては支援を行っていく考えを表明。なお佐藤栄佐久以外に、「合併しない市町村も支援する」立場を明言した知事には、田中康夫がいる。しかし田中の落選、佐藤の辞職により、合併しない市町村も支援する立場を明確に掲げる知事はいなくなった。

首都圏の電力需要を地方が賄うという意味合いの強い県内の原子力発電所東京電力所管の福島第一原子力発電所双葉町大熊町)、福島第二原子力発電所富岡町楢葉町))建設に関して、建設当初の透明性の高かった1998年にはプルサーマル計画を了承したが、その後東京電力によるトラブル隠しが発覚した後、了承を撤回し[2]、以降は建設される当の自治体以外に誘致するメリットがほとんどないことなどを理由に、一貫して反対の立場を明らかにしている[3][4]。2011年3月11日に発生した大地震による原子力事故では、「事故は人災だった」と断定し、日本の政府と原子力安全委員会を批判している

高裁の判決は佐藤前知事を有罪とする前提が全て崩れているにも拘わらず、『無形の賄賂』や『換金の利益』など従来の法概念にない不可思議な論理と論法で有罪にしている。不可解極まる判決であり、一体何の罪で有罪になったのかが、全くわからないような内容になっている。