避難58世帯に生活実態なし (山形)県内の借り上げ住宅

これは…山形県民には不快なニュースだろう。

同じ福島県民がヤってる事として、私からお詫び致したいですが、
詫びても私個人では、それ以上は何も出来ないし、多分何も変わらないんですよ…ゴメンなさい。

宮城県の方々の話も含んでますが、そっちは津波被災だし理由が分かりませんので、以下では触れません。
福島県民の原発避難民に、ついては、仕事上被災者相手も多く、当事者から話を直接聞くので語れます。

これは、行政の被災者支援がザルなのも悪いのですが、何せ当初は多重災害の究極非常事態でしたからね。
(↑これを、忘れてる人が多く、余裕が若干戻った現状基準で言う人が多くウンザリしています。)
行政を批判するのも…私は「どうか?」とも思います。

「常識」を用いなければ、震災前の法制だって「ザル」な部分は幾らでもあり悪用できましたから
幾ら尽くしても、それを悪用する輩は後を立たない気がします。

阪神淡路震災の際も、最初は「被災者=可哀相」だった世論が変わってきたのは1年後位。

ごく1部なんだろうけども、常識を考えたら出来ない様な事を平気でする輩が居て
それをテレビ屋、新聞屋、週刊誌屋が、全ての人間が"そうであるか?"の様に叩き始めるもんだから…
世論が「何てやつらだ」と批判に回り始めました。

これ、いわば上に書いた「マスコミ屋」のお約束の手段でして…
「散々持ち上げた後に」世間が飽きてきたら「いっきに叩き落としで再度話題にする」ってヤり方です。

<引用開始>
 東日本大震災に伴って福島県などから山形県内の借り上げアパートなどに避難している約4600世帯のうち58世帯は、契約していながら生活の実態がないとみられることが19日、県の調査で分かった。

 県避難者支援班によると、昨年8~11月に全避難世帯に計3回郵送した情報誌、アンケート記入表などが受け取られず、2回以上、県庁に返信された世帯を生活実態がないと見なした。内訳は福島県からが56世帯、宮城県からが2世帯。大半が山形市内だった。

 同班は、借り上げ住宅を契約しても子供の通学や家庭の事情で入居が遅れるケースが想定されることから、「可能な限り柔軟に対応する」とする一方、「県民向けの賃貸物件が不足気味の状況もあり、福島県に対して状況を説明し、対応を協議している」とする。

 借り上げアパートなどで暮らす避難者世帯については、地域の民生委員が巡回訪問しても留守で面会できないケースがあり、孤立化防止に向けた支援の在り方が課題となっている。
<引用終わり⇒http://yamagata-np.jp/news/201201/20/kj_2012012000535.php

さぁて…前置きはしました。

ですから「マスコミは、こく1部なのに全ての様な事を言ってる」って事は「分かって頂いた上」で
私はその、ごく1部の「不埒な悪行三昧」について知ってる事を書いてみたいと思います。

なぜ生活実態が無いのに、借りたままで返さないか?ですが

要は分家って言うか、世帯数を分けた方が政府や東電からの保証や義捐金が出るからです。
保障や義捐金は「世帯数」で払われますが、そこに「事故前の世帯数」と言う言葉はありません。

つまり例として
原発事故前は一緒に暮らし、そこから通勤していたが…事故で職を失い
別々の土地で就業せざる得なくなった。別々=2世帯分必要という請求です。

でも、その請求には「就業証明」は必要ありません。
あくまで「その土地に就業希望(つまり行ってから探してみないと分からない)」ってだけでOKですから。

政府や東電は「就業してくれれば保証金(仮払い)を減らせる」ので大いに許可を出し」ます。
(自動車事故と話は同じで、示談金は1番最後になるのですが、その手前の仮払いって事ですから)

仕事を探してるか?探してないか?の判断は、民生委員の方々が確認する分けでもなく(そんな余裕はない)
職安に顔を出して就業希望をしてるか?どうか?です。

そして職安から、たまに職を紹介されれば行くには行くのですが
採用してくれなさそうな態度を取るのは簡単ですから、そう言う態度をすれば当然ハネられます。
(それゃ仕事してる方は生活がかかってますからね。)

そうすれば後は『仕事を探してるけど見つからない』と言う事で、保証金が下ります。
つまり月に2~3日、その地に戻り「仕事を探してるフリ」をして、
あとは残りは元の家族と共に一緒に暮らしてる訳です。

多分"その地"の方は物置代わりでしょう。
そこで生活必要品を購入して、それも請求しますが、箱に入ったままで取っておいて
リサイクルショップなり、ヤフオクで売って金に換えます。
だって請求に必要なのは「物」ではなく「領収書」ですから。

つまり、そう言う事です。何でも「金」の為。
住む土地を、災害ではなく、誰か(企業とか)のせいで追われたって頭なので
「こんな事をしたらバチが当る」とか、「常識が無い」とか、そう言う考えが飛んでしまってるんです。

つまり…自分で働かないで人から金を貰って生きる様になった段階で
「もう汗水流して頑張る気」なんか、バカ臭くて無い…そんな状態ですね。

確かに「酷い目にあって参ってる」のは分かるんですよ。
(それこそ、私が住んでる場所は現時点で害ばかり与えられて何の保障もされてない地区ですから)

でも、今後もずっと「そう言う生活」を続ける事が良い事でしょうか?
自分で生きる努力もせずに、自分が恨んでる相手から金を貰って生かされてるのって
なんかそれ「変」って感じませんか?

↑…と、本当は言いたいのですが、
もう麻痺しちゃってるので"被災者様"達は「火に油を注いだ様に私に怒りだす」でしょう。

私は、被災者に接する機会が仕事上普通の方よりあって、
こう言う話は、当事者から、聞きもしてないのに自慢気に話しを相手からするので良く知ってます。

でも私は、それを聞いて不快や疑問を持っても、何かを言い返したり、諭す気は更々ありません。
『常識を逸脱してる者に常識を諭して通じるとも思えません』ので。

山形県民の方には、大変申し訳ないですが…私の立場は、そんな所です。
本当に何も出来なくて、ごめんなさい。