高倉山‥なのか?

以前も「山」の記事を書く際に、原発避難民の老人の言葉を紹介しましたが、改めて‥
「ここにも山があるが、ずっと見慣れてきた山の形じゃないんだよねぇ‥」
↑これは双葉郡に住む老人が、中通りに避難先で口にした言葉。
この言葉は文句ではないと思う。そして、その言葉の影に多くの意味がある言葉だと私は受け取りました。

そんな言葉を聞いて以来、普段「気にしてもいなかった見慣れた地元の山」に注視する様になったのですが
その言葉を聴く前は「山なんて巨大なモン、ある程度何処から見ても同じだろ」と思っていた認識が覆りました。

5km移動した位でも、同じ山でも見え方が違って来るもんなんですよね。

で、震災を期に元々震災前から越す予定だった現在の家に住む様になった。
確かに以前も、この周辺(っても以前は南端、現在は北端に近い)に住んでいましたが

以前紹介もした山並み、確かに以前は見慣れてたんだけど「ぴん」と来ない気もする。
で、今日、この光景を見て「ハッ」とした。
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そう‥これが「自分の見慣れた山」って言うか老人が言ったのと同じ光景だと。

この町には20代前半から40代に足を突っ込むまで暮らしました。

きっと自分にとっての「第二の故郷」なんだろうと‥って言うか今の所、この町こそ

現在の所「自分の一生の中で1番長く住んだ町」ですもん。