福島第二原発って…その後「どうなったのやら?」

以前も書かせて頂きましたが…

第二は、第一よりも南に位置しております。当然「いわき」や「関東」に、より近いので
仮に第一と同じ規模の事故が起こった場合被害は、人口密集地に対してだけ考えれば、より深刻です。

まして、第一の事故当時と同様な風向きだったにしたとしても
第一の様に「北西」へ抜けてる谷(国道114号線の通ってる位置)が無いので

放射性物質は、川内村に留まったか?若しくは浜側に押し戻されたか?
中通りに到れば現在の郡山と福島の差異は無いか?若しくは逆転。郡山からは会津に到って遮る物が少なく
中山峠を通って猪苗代湖を抜けて…被害は第一以上の物となるのが地形的に理解出来ます。
(福島の場合、吾妻山や、二本松の安達太良山があったので会津には流れ込みが少なかった。)

そんな感じで「第二」については何かあれば、人の多く住んでる土地への被害が大きかったと思われます。
(人の多い少ない=少ない所ならイイって論ではないのは分かってください。)

そして地震の後は、第二からも同心円上に「避難指示」は出たし

一時は「第二からも20km圏内は避難」との誤報?が出て、
これは、いよいよ「いわきも駄目なのか?」と、ため息交じりに落ち込んだりもした。

その後30~1時間で、誤報との発表がされたが、
この事で当時は、まだ多くがいわきに居た双葉郡民は
「いわきも危ない」として、翌日に続々と郡山や福島、会津に移動して消えて行った訳。
イメージ 2

でも、確かに30kmでは無いにしろ、10kmの避難指示は出た。
避難指示を出すという事は「それなりの事態」な訳です。

それなりってのは=その後の金銭保障にも関わるので、だからこそ
「避難指示を政府は現状以上に広げなかった」って事も噂されてる訳です。

そんな第二の情報を、探してみたら、こんな記事がありました。

<引用>

原発救った命綱」仮設電源ケーブル…福島第二


 東日本大震災以来、初めて報道陣に公開された東京電力福島第二原子力発電所
 敷地内には津波の爪痕が残るが、原子炉建屋や格納容器内に損傷はほとんどなく、メルトダウン炉心溶融)から水素爆発に至った第一原発との違いが際だった。
 「これが仮設の電源ケーブル、第二原発を救った命綱です」。敷地内に巡らされたケーブルを指し、福島第二原発の 設楽親 ( したらちかし )副所長(52)が説明した。昨年3月11日の震災直後、ヘリコプターで東電の資材センター(茨城県土浦市)から運び込んだ。100人を超える作業員が12日未明から2日間、夜を徹して敷設し、冷却に必要なポンプに電源をつなげ、津波で失われていた冷却機能を回復させた。
 海岸近くでは津波で破損した設備が見られたが、1号機南側には高さ約4メートルの仮設防潮堤がそびえていた。第一原発と同規模の津波にも対応できるという。
 事故から約11か月。安全が確認された1、4号機の原子炉建屋内に入った。1号機では使用済み核燃料一時貯蔵プールがある6階に向かった。1770本の燃料を浸すプールは静かに水をたたえていた。
 4号機では、事故直後に圧力が異常上昇した格納容器の中を見た。高温のために配管の塗装が一部はがれ当時の過酷な状況をうかがわせたが、配管や弁などに損傷はなかった。圧力容器を支えるコンクリート製構造物の中では、制御棒の駆動装置などが林のように突き出ていた。圧力容器には、制御棒が挿入された状態で燃料が入っている。放射線量は、周辺の10倍以上の毎時160マイクロ・シーベルトに跳ね上がった。
(2012年2月9日10時23分  読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120209-OYT1T00281.htm
</引用終わり>

どこまで信用してイイのやら…ですが、これが「あまり語られてない第二の真実」と言う事らしいです 。
>昨年3月11日の震災直後、ヘリコプターで東電の資材センター(茨城県土浦市)から運び込んだ。100人を超える作業員が12日未明から2日間、夜を徹して敷設し、冷却に必要なポンプに電源をつなげ、津波で失われていた冷却機能を回復させた

放射線量は、周辺の10倍以上の毎時160マイクロ・シーベルトに跳ね上がった。

サラッと最後に書いてますけど‥ねぇ。これが肝心なのに曖昧なんだよね。
上がったってのは「原子炉建屋内」なのか?「周辺敷地内」なのか?「敷地外」なのか?さっぱり分からんし。

と言うか「第一の事故が余りにも大規模」過ぎて麻痺してるから、分かり辛いけど
周辺の10倍に跳ね上がる=これ十分異常事態ですからね。

さらに、最近の第一のメルトダウンは、数時間で起きていたって事実。
>12日未明から2日間、夜を徹して敷設し
↑って第一では、これでは手遅れだった訳で‥第二だって本当大丈夫だったの?とか思ってしまいます。

仮に第一の事故が無かったにして、第二でコレだけの事故だったにしても
「浜側全てが汚染されたか?」の様な騒ぎが今でも持続してた気がします。
(騒ぎ=実汚染か?風評か?それは仮定なので断言出来ないのでボカしました。)

これは、その電源ケーブル(=敷地内)の画像ですが…
イメージ 1
まぁでも画像から言える事は、そのケーブル周辺を歩ってる人の服装や雰囲気からするに
(歩ってる人=県職員?と東電≒隠蔽大好き仲間≒本当の情報を握ってる連中)
平服なので、そんなに危険では無さそうなのは伝わってきますけどね。

ってな事で、これが第二の情報です。

でね。第二の情報を検索してたら、こんな記事を見つけて…しまったんですよね。

<引用2開始>

福島第二原発を稼働させれば値上げは不要

東京電力の料金値上げが話題になっています。
4月1日から事業所向け料金の17%の値上げ
7月1日から家庭用料金の値上げ、値上率はこれから検討という話です。

値上げしないといけない理由は、原発が止まって火力発電の原材料費がかかるからという話です。
原発を動かせば値上げをしなくていいのであれば、福島第二原発を稼働させればいい。
ストレステストで合格不合格という話をしていますが、地域住民が気にしているのはストレステストの結果ではなく、事故が起こったときの影響です。
福島第一原発で原子炉建屋が爆発する事故が起こりました。これで事故が起こると、どのような影響がでるのか、知ることができました。

福島第二原発の周辺住民は避難しています。福島第一原発と同等の事故が発生しても、地域住民への影響は少ない。原発を稼働させるのに適した状態になっています。
この福島第二原発でストレステストを実施して、より安全な原発して稼働させることが、原発稼働スキルも上がり、電気料金を上げる必要もなくなる。

いまこそ福島第二原発を稼働させるという話をするべきですが、福島第一原発福島第二原発ともに廃炉にするという話になっている。非常に情緒的な話で合理的ではない。

合理的に考えると、東京電力の料金値上げを回避するには、福島第二原発を稼働させることです。政府や東京電力の誰も福島第二原発の稼働を言い出さないことが不思議です。
言わない理由を確認したい。
http://blog.livedoor.jp/muchink/archives/52125799.html
</引用2終わり>

この人…多分福島県民ではないですね。
エゲツない言い方ですが単純明朗に分かりやすく言えば
福島県民は東電の値上げに何とも思ってない」ですから。
(東北=東北電力管内)
というか電気代が上がるとか下がるとか、そんな次元以前に福島県民は、他の大きな問題で苦悩しています。

まぁ…この記事は、ちょっと呆れた?ってか怒りを感じたよ。
「あんた福島県に数年住んでから、もう1回同じ事を言ってみなさいな」って。

いやいや、福島県に住まなくてもイイから
自分の住んでる町や県に原発を誘致し電気代を下げてもらいないさいよ。笑

大体、この方「第二でも同心円上に避難指示が出た」って事を忘れてんじゃないかな?
出るって事は、それなりの事があったからなんです。=放射線量は、周辺の10倍以上の毎時160マイクロ・シーベルトに跳ね上がった。

これ、本当に何も無かったけど津波は来ました…な女川原発でなら、まだ分かるけど
実際に第二で何があったか?なんて話は、第一の事故に隠れて「まだまた序の口」なんて情報しか出てない。

それより何より現在、福島県民が東電を完全に信用できなくなってるって事が
金の事を考える余り、すっぽり抜けてて滑稽であります。笑

前記事に書いた通り信用できなくなった原因は
「事故そのものよりも、その後の対応に問題があり、そして今でも改善されてない」現状とか…
全く知らないみたい。

この記事を読んで思い出したのが前知事の「佐藤栄佐久」氏が現役だった頃の話。
あまりにも東電のトラブル隠が多く、それを改善しなければ「運転再開を認めず」と断固たる姿勢を貫き
定期検査からの運転再開を認めず県内の原発の運転が全て止まったか?止まり掛けた。

その時の知事が言われた言葉は
「電気不足になり困ってる、困りそうなのにイチャモン付けて運転再開を認めない奴」みたいな報道だった。
まさに…上の記事を書いてる方も「その流れ」なんでしょうね。