プリズンブレイクに見る光と影

もう随分前に流行った海外ドラマですが、
私が見始めたのは深夜再放送枠のシーズン3から‥と言う話はココで書きましたが
今回某さんと同時進行でシーズン1とシーズン2半ばまで見ております。
(どうやって同時進行か?は重要ではありません。レンタルなんか幾らでもありますから)

同時進行かつ、私が先行して見てるので「中身のネタばれ」は書くつもりもないし
そんな事を書きたくて記事にしてる訳でもありません。

‥とりあえず、彼に話た話で「シーズン1は中だるみが酷い」ってのは同意してくれましたけど‥
これは放映当時の米国での視聴率でも明らかな様で、シーズン1の無理な引っ張りで
視聴者は随分離れてしまった様です。

その反省からか?わかりませんがシーズン2は、1同様の回数ですが
その1での「ダルさ」は感じず中身が濃いのですが‥
シーズン1同様だろう‥と随分者を失い戻らなかった様ですね。

って事でシーズン1の様な「さっさと展開しろよ」ってのがなく、随分いい仕上がりになってるんですが
シーズン1で失敗してしまうと‥どうにもならなかった様ですね。

所で、このドラマ‥ブログや日誌でレビューを書いてる方は
「痛快?アクション?サスペンス脱獄ドラマ」と言う感じで捕らえて書かれてる方が多数だと思う。
‥それは確かに間違いは無いのですが、私はシーズン2で「裏の面」を考えさせられてしまいました。

(シーズン1で)あれだけの思いや苦労、努力をして脱獄し
やっと獄中からは天国の様に思えた「シャバ」な筈だったのですが

脱獄した者たちは、脱獄犯として、さまざまな苦難にあいます。
中には、相変わらず「根っからの罪人気質」な者も居ますが、それは置いといて

脱獄したら、外ではマジメな人間として1からやり直そう‥と思う者もいます。
(これは根っからの罪人ではないタイプ)

ですが、マトモに暮らそうとすれば、する程‥
「罪を犯さなければ暮らして行けない」と言う壁が立ちはばかります。

簡単にいえば「病気」になれば病院に掛からざるえないし
金が必要になれば窃盗するしかない
家族と一緒にいれば、家族にも同様の苦労を掛ける‥

結果、脱獄しない方が幸せだったんじゃないか?なんて感じも。
(主人公の場合は別かもですが、脇役達には、そう感じました。)

そして天才と言われる主人公の綿密に立てた誰も巻き込まない筈の計画も
罪の無い人を次々巻き込んで、その罪に苦悩する。

そもそも「刑務所に入る様な行いをするのが悪い」‥訳ではありますが
主人公の兄が「ハメられた」のを救い出す場面から物語が始まってますが

その「ハメ易さ」も、元はといえば「兄の直情的で即暴力に到る性格」が災いしての事です。
物語の悪役は「影の陰謀」と言う設定ではありますが、そもそもの原因って「兄」なんじゃないか?とも。

とにかく、このドラマを見て思うのは「短気は損気」って事かな?
あそこまで短腹では流石にないし、暴力は相手からされなければ、まず手を先には出さないけど
どうも、あの兄貴の気質自体は、自分にも少し被る所があり…でも、やっぱ「そう言うのはまずい」なとか(^^;