いわきに仮校舎完成 福島・楢葉の小中3校

※以前も書いた通り‥今回も「避難民差別」ネタ(コメント)を書く気はないです。
‥って言うか寧ろ、子供が居る避難民の視点で書こうかと思います。

<引用開始>
福島第1原発事故で、福島県楢葉町の楢葉北小と楢葉南小、楢葉中の3校の合同仮設校舎が福島県いわき市のいわき明星大の敷地内に完成し19日、記念式典があった。3学期が始まる来年1月から使用する。
 児童、生徒と町関係者ら約250人が出席した。楢葉中3年田村福太君(15)が児童、生徒を代表して「いつか町に戻れる日を願い、前向きな気持ちで学校生活を送りたい」と述べた。校舎はプレハブ2階で教室、職員室、パソコン室を備える。校庭は7800平方メートルで体育館と町立こども園の仮設園舎を併設する。
 町は原発事故でほぼ全域が避難指示解除準備区域に指定され、町民はいわき市などに避難している。3校はこれまで同市常磐湯本町の空き事務所に入っていた。在校生は小学生86人、中学生56人で、事故前の5分の1に減っている。
記事元⇒http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121220t65016.htm
</引用終わり>

まずは、簡潔に私の意見を書こう
「まだヤるか?いい加減子供をダシにするのは辞めろ!子供には罪はないだろ?大人のママゴトに巻き込むな」
‥であります。

以前も書いた通り、子供ってのは大人の想像を超える程に対応力が高い。
その集団である学校は、「その凄い対応力を持った集団の塊」である訳です。

ただ‥子供は‥と書いた通りで、いきなり対応力が下がる訳ではないけど
年々対応力が下がってくる。それが大人になる為の成長だったり過程だったり‥
否定する事ではないし、否定しても「そうなる」のが自然である訳です。

で、2011年の事故から、すでに2年経とうとしてる‥
小学1年だった子は、ハナから「双葉郡の学校を知らない」し
小学1年生を3月で終えて2年生になろうとする子は、来学期はすでに小学3年生だったりする。

小学、中学、高校ってのは「親の影響」から、次第に「友人同士の影響が強くなる世代」であり
友人との繋がりってのは、親との繋がり以上に同等です。

記事に書いた校舎の問題(は後述するとして)今だに戻る日とか‥
子供なんか、もう新たな友人を見つけて対応してる訳だし、楢葉の現状を見ると
「とてもあと数年で元に戻るとか」思えないし‥

戻る日があったにしても、今の学童が社会人になってる頃に、その可能性の可否がようやく見える
そんな風な今の現状なのに、こんな事を続ける意味が私には理解出来ない。
って言うか「それ大人のエゴ」だろ?って思う訳です。

子供の事を考えるなら、そんな可能性に掛ける様な事よりも
いち早く避難先の学校に馴染ませて、避難先自治体の普通の家庭と同じ環境を与えるべき。
(つまり将来、私の故郷は、避難先である「○○市」とか避難先自治体の子供と同じ様に違和感なく言える様にしてしまうべきって事。)

「いつか帰る」≒「いつか変わる」なんて言う
不安定な状況下に子供を置き余計な事で負担を掛けるもんじゃない。

そんな負担を掛けてる位なら、まだまだ無限の可能性を秘める子供には、
もっと別の将来に役立つ事をしてあげるべきです。

それゃ~大人は事故前に散々暮らしてたんだから「故郷は双葉郡」で構わない訳ですが
それを事故後で何の思いもない子供に無理強いするのは、それは過ちです。

別に親子揃って「故郷」と呼べる場所が違ったって、特段問題もないし‥って言うか
上京した者同士が結婚すれば、そんなの当たり前‥って言う東京の例もある。

いい加減子供をダシにして振り回すのは辞めようよ…
子供の事を本気で考えるなら、早々に「落ち着いた環境」を与えるべきであり

こんな学校ゴッコなんか辞めて、早々に避難先自治体の学校に馴染ませてあげてください。