今朝の積雪ライン

今日は市内の平地から山を見て、とても珍しい光景を見て、ちょっと感動しました。
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これは、いわき市中塩方向から見た水石山ですが、積雪のラインが綺麗に付いています。
雪の降る地方では珍しいのかも?しれませんが、当地は雪が降るか?降らないか?なので
山に、こんなラインが付く事が珍しいです。
(降るなら平地まで降って山全体が真っ白とか‥)

でも今までも平地で降らず山に雪が‥って事はあるけど、こんなに綺麗な線ではなく
ガチャガチャに積雪のラインが付いてる事はありますね。
↑これが逆に当たり前で風向きやら地形、地表気温あ当たり前でバラバラですから‥

原因は昨日の日中に終始冷たい雨が降って一昨日夜よりも昨日の昼の方が気温が低かったので
地表の温度が均一化されてた‥所に、今日の夜明け前に雪が降ったからかもしれません。

画像の山の左端で急に山が切れている部分が分かるでしょうか?
ちょうど、その辺りから雪になった部分と、ならなかった部分の境がありますので
この部分に行った事があり場所が分かってるので地図で表します。

ここです。

航空写真だと、こんな感じの場所。
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ね、山の中腹に、こんな人口的な平場がある…なんて所、道路ヲタなら行ってみたくなる訳で‥笑

ここは採石場でも鉱山跡でもなく‥土石流災害防止に災害が起きる前に整備された場所で、
ほんと何もありませんが山の中に広大な人口の広場がポツンとあります。

さて、お待ちかね?の地形図。
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標高にすると、ちょうど300mと400mの間(まぁ面倒なので略せば350mでいいや。笑)が
積雪のラインがある場所なのが分かると思います。(まぁ大体でいいのよ)

シュワッチさんのブログのコメントの返信で
>そういや郡山の標高って、どんな程度なんだろうと思ったら、市役所で250m近くもあった
との返信を頂いたので、そういえば、最近「どっかで見たな?」と調べなおしてみたら‥
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そうそう、これこれ、
国道49号線の「いわき(左)~郡山(右)間の標高が分かりやすく書いてあるページがありました。
国土交通省 東北地方整備局 磐城国道事務所ページ内→http://www.thr.mlit.go.jp/iwaki/hama-lib/sansu/49_takasa.html
確かにシュワッチさんが書かれてる通りで意外に郡山って標高が高い。

ちなみに気圧と高度は関係があって
>高度上昇と気圧低下の比率は、低高度では概ね 10 m の上昇に対して 1 hPa であり、およそ 5,500 m の高度で海面上気圧の半分になる。ただし、高度により(気圧により)空気の密度が異なるため、高度上昇に対する気圧低下の比率は一定ではない。高度が上がるに従い、高度上昇と気圧低下の比は緩やかなものとなる。

郡山が高度200mの場合は20hPa気圧が低い事になります。
(‥確か旧単位の㍊も同じ数字でしたっけ?)

最近はGPSで電子的に計測測位して標高を割り出すそうですが、
以前や、今も電子機器に頼らないもの(カシオプロトレックとか)は気圧変化で標高を計測していますよね。

標高と気温の関係ですが‥
一般的には1000m登ると10度下がると言われますが、これは乾燥空
気の場合で3000m以下では湿度が高い為、季節による変化も有ります
が1000mで約5~6度ぐらい低くなります。
これは、あくまで自分で見える範囲の事って意味もあります。
なぜなら標高が高いのに郡山は夏は暑い(盆地だから)

1000mで10℃なら100mで1℃と理解したとして
雪のラインが付いてる場所は3℃~4℃低かった‥と理解出来ますね。
地表で4℃の気温が雨と雪の境だそうで、その境が標高350mにあった事となるわけですね。

まぁ、そう単純に語れないのが自然と言う訳で上の画像の雪のライン‥
良くみると右側下がりですよね?決して標高が右下がりな訳ではなく、要は右側は北側なんです。

で、もっと北側に目を向けると‥
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左端側の山塊は「二ツ箭山」だとして画像右側は、普段は遠くて見えない山が雪を被ってクッキリ。

遠くの霞んでる1番高いモッコリ
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これ、どの山か探してみると‥

まさかぁ‥大滝根山じゃぁねえよな。ないない。笑

追記:随分とまぁ苦労が見える画像に、なってしまいましたが‥ご覧ください。笑
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福島の山々と言うサイトに、山頂からの他の山の見え方のシュミレーションがあり、それを上に重ねました。
が、この図は、私が撮影してる位置より若干北東側の「石森山」からの眺めであります。

ただ、この撮影地点よりも標高が高い石森山からも、大滝根山を望む事は出来ないらしく

見えても二ツ箭山に被る位に見えなければならない位置関係なので
やはり大滝根山は、この位置からは見えないらしく「矢大臣山 (964.8m)」と言う結論に達しました。