常磐線の謎の穴を追え!

さて‥震災から2年も経とうか?と言う今になって「道路探索」を再開しました。
探索って言うと野山の中を藪を掻き分け上り下りする訳ですが、そうなると「例のあれ」が気になりますが
私も若くないので、探索する体力気力的に残された時間は少ないんですよ(^^;
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(震災以降初めて山靴を履く‥の図)
あと10年もしたら、多分「同じ事は出来ない」と思う理由ですが‥
最近の体気力の低下から明らかですから‥そうなってから「あの時、こうしておけば‥」なんて後悔は
こっち方向では「したくありません」からね。(^^;‥って事で、いよいよ探索再開ですたい。━(゚∀゚)━!!!!

今回は、それこそ、まだ婆ちゃんが生きていて、婆ちゃんに連れられて電車に乗ってる頃からの疑問であった
「内郷~湯本」間のトンネルとトンネルの謎の「空間」です。

今回説明用に「私が、この区間の鉄道に乗って撮影してくる」のもアリだったんですが‥
なにせ探索用の格好では恥ずかしいのでyoutubeにupされてる方の動画を説明用に拝借。
トンネルは2本しか無いので嫌でもわかったかと思いますが‥念の為。
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ココです。以前の電車は前面展望なんか無いタイプでしたので、こんな風景すら拝めませんでしたが‥
横の窓から見ても分かりましたが、鉄道以外の「その他の道もない場所」に突然明るい場所がある。

この動画では分かりませんが、
実際に鉄道に乗ってると四方が「そり立つ壁」であり、みえるのは壁と空のみ。
(だからトンネルでもないのにトンネルみたいな退避穴まで存在してる)

この区間に乗ってると、このトンネルの、この場所が幼い頃からエライ不思議でした。
‥が、まぁ不思議止まりで、今まで「それ以上」は無かった訳ですが‥

ある日航空写真を見てる際に「この穴」の事を思い出したので探して見ると‥
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山の中に何かの遺跡みたいに「ぽっかり穴を開けている」( ̄▽ ̄;)
こいつは凄い‥生の目で上から見てみたい‥って思う様になりました。

ただ、付近の道路から、その穴までは山(藪)の中を相当歩かないと行け無さそうで
仕事の空き時間に「ちょっと」ってのは無理そうな気もしてました‥

まぁ、そうは言っても「見たいもんは見たい」ので、アプローチを考えたんですが
上の画像で言う穴の位置の右下にある道から山を登るのが最短ルートかなぁ‥と踏んでました。

が、ある日、ここの地形図を出して見ると‥
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穴の左上の道路から穴に向かい、全く等高線が無い場所が、ある事に気付きました。
‥と言う事で、今回は、そのルートを探りつつ、アプローチしようか?と言う事に‥



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うぃ。現地到着。‥って言うか「知ってるつもり」の「いわき市内の道々」ですが
この場所は初めて来ました。まだまだ‥知らない場所が"近所"に沢山眠ってますねぇ‥

上で書いた「穴」までの等高線がない平場らしき場所の入り口ですが‥
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道路からパッと見、沼でもあるのかな?って言う窪みを良くみると「マトモな道」が存在してます。
それゃ~そう?ですよね。鉄道が開通した明治時代に、山腹に「あれだけの穴」を開けるなんぞ
凄い大工事だった訳で‥歩く道からの連絡道が無い筈がないわけで‥

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こんな感じでご丁寧に砂利まで敷いてあります。最近保線作業したばかりなのかも?

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んで、穴までアッサリ到着しました。(^^;
‥所が、この場所(先に柵があります。)からだとトンネルのポータル(脇のコンクリ)は見えても
線路を見る事は出来ません‥そんな時、ちょうど電車が来たらしく音だけが線路も見えない山に響きます。

って事で地形図を見ると、ほんの左側の、少しだけ高くなっている位置まで山の斜面を登ってみる事にしました。
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その際は必死だったので画像がありませんが山の斜面には不自然な岩がゴロゴロ落ちており
多分トンネル工事の際に、この部分から下に掘り下げた際に地中から出た岩だろうと思いました。

さぁて‥その景色とは!
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1枚では収まらないのでバラバラに撮影したんですが繋ぎがテキトーですみません(^^;

‥ってか圧巻です。
現代の土木技術なら、大した事はないのかもしれませんが‥
これ明治の時代に掘り下げたんですよ。多分殆ど人力です。

反対側とか正面とか
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何って言うか、最近の補修跡も無いので、あの震災でも無傷だったんでしょうけどね驚きです。

最近の土木技術であらば機械任せに、もっと大胆に周囲も削り取り、山の形状標高すら変えて
万が一の崩落の危険も減らすのかもしれませんが、
この「まさに山をスパッと」切った様に穴を開けるってのも、これもこれで芸術すら‥感じませんか?(^^;

さて、実は先ほどの聞こえて来た列車の音‥この見下げれる位置にある「上り線」の上り列車だったらしく
ここで鉄道時刻の検索を掛けたら、次の上りまで相当時間がある…

出来れば上り特急が通過する姿を見たかったのですが、諦めて下り普通列車を待ちました。
よし。目的達成。(ショボイ。(´・ω・`)笑)
ひょっとしたら、この列車に私と同じ思いを持ちつつ外を見てる方が乗ってるかもしれない。
その方が「まさか上から動画撮影」してる奴が居るとは‥思ってもないだろうな。

注意と警告
この場所は本当に危険です。転落したら必ず死ねます。(高さと鉄道の20000Vの高圧電流)
また撮影に辺り乗客及び運転手車掌さんを驚かせない様に見えない位置から撮影しています。

ここに行こうと思われる方‥知識も備えも体力もスキルもないのに真似等は絶対に無理はしないでください。
ここで画像と動画が見れたんですからイイではありませんか…ね(^^;

それより何より‥後が面倒ですよ。笑
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「山林を駈けずり周り、草木を掴みまくる」ので、『アレが危ない』ぞ!っと。笑
ほんと、真似で、どうなっても責任取れないからね。