(オイルパン)ドレンパッキン(排出口)

先ほどオイル交換(ついでにバッテリーの話)を書いたのですが、続編‥って言うか別な車。
イメージ 1
自分の車(日産マーチ)のオイル交換をした‥ついでに
オイルが余ったのでムーブ(ダイハツ)の交換もしました。

自動車の運転をする様になって長いけど、同日交換は始めてです。
今まではオイルの種類も変えてたけど‥現在のは自分用も高いもんでもないし
(まぁ~自分用には高いのを使ってたので、それを分けるのは勿体無い気もして(^^;)
軽向けには、少し固いかもしれないけど、設計想定外の固さでもないので‥

今日以降~使用環境や走行距離は違ってくるけど
「そろそろ」って思うには同時ってのはアリかも知れません。

所で、以前某所にも書いたけれど、
日産とダイハツ(トヨタも同様)のパッキンの材質は違います。

上の画像のは、ダイハツ(トヨタ)で、
石綿?みたいな樹脂の様な厚みがあり比較的柔らかいもの(一般の鋏で切れる様な材質)です。

イメージ 2
パッキン単体の販売が無かったので、ボルト付きのを買ってきました。

買ってきましたと書いてる通り‥まさに「再利用は不可」です。
車に乗り始めの時に「まぁ大丈夫だろう」と思って、そのまま使ったら「ダダ漏れ」して地面が一晩でオイル塗れ。

ボルトのパッキン設置面と、パッキンの設置面と、オイルパンのパッキン設置面の
関係が変わるから漏れる‥な~んてレベルではなく
「絞め直しによる圧力で弱ってたパッキンが切れた」事によるオイル漏れでした。
一回締め付けられて潰れたら、同じトルクには耐えられないモンって言う設計思想みたいです。

あと、もう1つヤらかしたのが‥これ。
イメージ 3
これはボルトを抜いた直後の状態。油が垂れてるのが「まさに排出口」なんですが
その周りの黒の出っ張りは「ボルト&パッキン」の「当り面のカラー」と勘違いして
このままパッキン付いたボルトで締め付けたら‥「二重パッキン」状態になってジワジワ漏る羽目に。

つまり「当たり面のカラー」と勘違いしたのは、実は「オイルパンに張り付いてるパッキン」な訳です。
なので、特に始めて交換する経験のない車の場合はマイナスドライバーで突付いて確認しないと
あとから面倒な事になるんですよね。

あまり良い事がない様に思われる、この樹脂?石綿の黒の柔らかいパッキンですが‥
これの場合「絞めすぎによるドレン穴のネジ山の破壊」になる前に気付くし
(ってかパッキン切れて突然感触が変化してるのに、それでも絞める様な人には何ヤっても無駄かと。笑)

毎回柔らかいクッションなパッキンが間に解してる訳なので長期的にもネジ山に優しい訳です。

ただ‥「どこまで絞めていいのか?」の感覚が非常に分かりづらいし
甘いと滲むし、絞めすぎるとパッキンが破断しますので、なかなか「ちょうどいい頃合」が分からず
結果「自信がありません」ので、「甘い方向にしておいて滲んだら増し締めする」事にしています。

対してコッチは日産の金属パッキン(銅)です。
イメージ 4
これは(本来、厳密にいえばNGらしいけど)再利用してるので、銅とか書いても色が銅ぽくないですが(^^;

こいつは慣れてる人には非常に絞める時の感触も分かり易いし、金属で重いので
まずオイルパンに残らずにボルトと一緒に付いて(落ちて)きます。

イメージ 5
ただコレは、ヨタやダイハツのパッキンみたいに「固くなっても、まだ絞める」なんて領域が
金属なので狭いので「その調子で絞めこむと排出口のネジ山がイカレ」ます。

以前も「みんカラ」で、各社のドレンパッキンの違いについての記事を書き
「こんな違いがあるのに他社の材質違いの径が同じパッキンを使っていいものか?」
とは、書いたものの明確な回答は出ませんでしたが‥が

私が思うにネジのピッチやら、食ってる長さが違うと、そこからくる設計上の「耐性」を考えて
パッキンの選択がされてるかもしれないので「他社用のは使うべきではない」との結論に至ってます。