県内浜側最北端のコンビニにて…

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県内最北端…ってのは、誤りですが、あえて「そんな気持ち」と言う事で(お願いします。)

まず道なんですが国道6号線(国土交通省直轄)ですが、
横断歩道、その他のペイントがカスレてます。
もう何年も(少なくとも2011年3月以降)は、線の引きなおしはしてない模様ですね。

上で最北端と書きましたが、この先は広野町楢葉町の境であり
楢葉は、多分相変わらず「夜間立ち入り規制」かつ「商業再開も出来ない」地区に位置づけされてるらしく
商業の一切が行われておりません。

かつ双葉民じゃないと、夜ノ森(富岡町)から先は立ち入れないので(立ち入り許可書が出ない)
「(自分が行ける)北限のコンビニ」と表現させて頂きました。

実際「暇や余力が出来たら、原町や相馬に行ってみたい」と思いつつ2年半も経ちましたが
行くとなれば一旦、郡山に出てから北上し、福島(市)から東進しなければならず
まるで会津(それも田島や只見)に行く覚悟が必要で
日帰りはキツイのではないか?と思い、まだ実現していません。

大体、会津に観光を楽しむのと訳が違い、悲劇って言う重いもんを見に行くんだし帰りに気持ちが違うし
帰りは「このまま海沿いを通れたら、どんだけ近いんだろう」とかも思う筈だし、

早い時期なら国道399号線を通行して原町や相馬に抜けれたのですが
当時も思いましたが「なんで平地の立ち入り規制区域よりも高線量の山側が通行OKなのか」
理解が出来ませんでしたし、今でもわかりません。

っと、話が大きく逸れたので戻しましょう。
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実はこれ、仕事で行った際の画像なのですが、お客さんとの「時間待ち合わせ」前に着いてしまいました。
これから仕事をしたら、あたりは真っ暗…腹も減るだろうし…と思い、カップラーメンを購入しました。

ピント(明度)が手前なので分からないと思いますが、奥にピントを合わせると…
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実は、目の前は「こんな光景」です。 東電広野火力発電所が目の前。
火力とは言え発電所…まして東電の…を見ながら食べるカップ麺。考え深いものがありました。

これを食べ終わった後も、この駐車場に1時間程滞在しました…が
「ここに居ては、いけない雰囲気」がヒシヒシ伝わってきます。

これは私に限らず、震災前の「双葉郡」や「広野」を知らない県外の方も
現在の「この雰囲気」を見て、同じ気持ちになった方が結構いらっしゃる様です。

別に「放射能が匂う」訳でも「計測計を持ってて計った訳」でもありません。
そんな「目にみえないもの」ではなく、「目に見える確実なもの」である雰囲気です。

まず、このコンビニ…普通の「住民の出入りが一切ない」です。
女性、老人、子供の姿がなく、来るのは作業服を着た成人男性のみ。

走行してる車も普通の道の割合では「ありえない」様な割合で
女子供、老人皆無で、作業服を着た方の複数人乗りの
ワンボックスやライトバン、軽トラばかりです。

広野は火力の復旧や新型炉の建設、原発内での復旧とか言われる作業をする人
その他除染作業(これは街場や住居や山林)の人々の最前線宿営地になっており
元の住民は「避難」したまま戻らないので、作業員の総数の方が圧倒的に多いです。
(その数、10倍所ではない気がする。)

それでも「広野に宿営してる方は恵まれてる」方かもしれません。
夕方、国道6号線を南下すると、
震災前では「まず渋滞なんか無かった」場所が毎日凄い渋滞です。(草野駅前付近とか)

この広野町も、震災前よりは人の数は多いと思います。
ただ「成人男性」だけなので、違和感満々ですし、会話を聞いてると
聞きなれないアクセント(方言)の方々が大多数ですが…