深いな‥

今朝、出勤前に、あるページで「こんな言葉」が目に留まった。

<引用開始>
苦しみや落ち込んだ経験は忘れません。
そういう経験があって、考え方が変わったり、勇気や精神力が強くなったりするものです。
つらい経験に限って自分が大きく変わる転機になるのは、人生の法則です。

つらい経験は、自分が生まれ変わる転機になるのです。
自分が強くなるのは、苦しみの後です。
苦しんだり、悩んだりすることは決して悪いことではないのですよ♪
そうやってより強い人間に成長していくんです。
苦しみを恐れず前を向けばきっと良いことがありますよ。
</引用終わり>

本日、仕事中、私の部署が元ではないですが、ある重大トラブルが発生し‥そうになったのに気付き
私が未然に防ぎました。これがトラブルに発展していたら、かなりの大問題だったでしょう。
(部門長の降格とかにまで発展しかねない話。)

実際、部門長は、ハラハラして電話をしてきてたのですが
とりあえず「そっち系」のトラブルの匂いには、凄く私は敏感な方なので、
心配の種は全部摘むなり潰しておいたので、それを知って安堵した様でした。

ま‥何だろ。今ちょっと私奴「ヒネクレ」状態なので、部門長から「ありがとうございます」って言われて‥も
「こっちがミスったりした時は厳重注意したり始末書書かされたり、文章を回されたり」するのに
こう言う場合は「言葉だけかぁ」とか思いました。

つまり「悪い方向では、ケチョンケチョンにまで叩く」のに
良い方向の時は「電話でのありがとうございます」の言葉だけか‥って思った訳です。
(まぁヒネクレ者の戯言ですね。)

そこで‥ハッと気付いたのですが、この部門長の立場を三下の自分だったら‥と
置き換えて考えてみました。

似た様なもんです。決して他人を、どうこう言えるものではない。

私以外の他の方の生活を知りませんので、あくまで自分の事しか基準がない話ですが
「最近どうよ?」って聞かれたら「やぁ!いい事ばかり」なんて答えられる時期なんか全くないのに
「ついてない」「よくない」なんて事は幾らでも言えそうな気がします。

これは、以前どこか?で見た文なのですが「あ~確かに」と納得出来たのが
「人間は良い事があっても当たり前にしか思わないクセに悪い事は数えてまで記憶する」って言葉。
この理屈で言うと、良い事、悪いことが五分五分だったにしても「悪い」としか思えない。
そうだな‥7~8割いい事ばかりなら「ついてる」とか思うかもだけど、そんな割合有り得ない訳で‥
(良くて五分五分程度なのに)

こう考えると「大した悪くもないのに、世の中の不幸を背負ってしまった気持ち」に
時々なってしまうのも理解できるかも‥

この悪い事。
自分の仕事でしか説明できなく申し訳ないのですが
俗に言う「ハマった状態」って時があります。決して良い事ではなく寧ろ悪い話です。

いつもと同じ事をしてるはずなのに、それが突然として通じないなんてケースです。
(それゃ各家庭色々マチマチですからね。)気持ち的にも焦るし、時間も押してくる。
どうにか、こうにか終わった時には、その御客さん宅を出た瞬間「ドッと疲れて」しまい
本来なら少し休みたいのに押してる時間もあって、今度は移動でアタフタとか‥

も~悪い事の至極って感じで書いてますが、最初に引用した文の通りで
ハマったケースは経験となって強く刻まれてるので経験として後に生きます。
これが「仕事のスキル」に繋がるんだと思うし

何でも理屈道理に進んで、たまたま上手く行った場合てアッサリ済んでしまう場合
正直記憶には全然刻まれないから、その経験は、全然スキルになんか繋がらない。

クルマイジリ(整備)なんかもそうですが整備要領書とか、web上の説明にない
「ハマり」所にブチあたる事も、クルマが古くなると度々あります。

やってる最中は「何でこんな目に」とか「ハマった‥最悪だ」と思ってマジで嫌々です。
でも、そう言う所って記憶に刻まれるので忘れる事がなく次ぎに繋がるのですが
アッサリ進むと次に「説明や要領書見ないで出来るか?」ったら微妙で
ハマったと言う「悪い」とか「苦労した」方向の時の方が、
次に「そんなもん見なくてもスイスイ作業」出来る様になる。

結果、当初は嫌々で気分の悪いものしか感じてなかったけど、後から生きる事は結構多い事。
上の引用文から、今日の仕事中に、それに気付く事が出来ました。

人間‥嫌な思いでもしないと「深くも考えないし」「記憶もろくにしないもの」
ツイてないとか、ロクなもんじゃないとか、確かに気分は良いものじゃないけど
決して無駄ではなく、かえってアッサリ済んでしまうよりも後に確実に繋がり生きる‥と、
そんな風に思いました。

仕事や趣味の事だけではなく、ほんと「究極の至極の嫌さ加減を味わう対人関係(とくに異性相手)」については
ここまで理屈で分かっていても、耐え難い痛みを伴うのですが

経験で「酒」に逃げると、せっかくの後に生きるであろう嫌な経験が
逃げたが故に断片的になったり、中間がスッポリ抜けて「役立たず」になってしまう。
つまり「嫌な思いをして散々な目に遭った」のに「後に生かすべき記憶もない」んじゃ
ほんとマジメに「損ばかり」となってしまう‥酒に限らずだけど逃げちゃ‥駄目ですね。
嫌なもんしか残らないなんて、ほんと丸々損ですから‥