団地の長い上り坂

今日は仕事で団地に向ったのですが、御客さん宅が狭い路地に接してる御宅であり(1度通過し確認)
仕方がないので、そこから少し離れた位置に自分の車は止めて(直帰予定なので自分の車で移動)
御客さん宅で仕事を終えて、そして車を止めた、歩きだと多少急坂気味の広い通りまで歩いて戻りました。
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(画像は同道路。登り坂方を向いて)

その御客さん宅がある細い路地から太い路地へと出る辺りで
坂の下から重そうな荷物(買い物)を持った女性が居るのが視界に入った。

一瞬…どうしようか?考えたんだけど、こう言う時の決断の早さだけは嫌になるくらい早い。
私の取った行動は「自分の車に乗り込み、その場を去った」です。

もうちょっと歳が上であらば、躊躇なく坂の上までは荷物を運んであげたろうと思う。
なにせ、今日は暑かった…その夕方である時間が18時頃ですからね。

上で女性と書いたけど年齢を書いてなかったか…多分30代です。
ちょっと…ね。なかなか声が掛けづらい年齢層です。(つか車持ってねぇのか…この田舎車社会で。)

私は仕事帰りなので制服を着てるし、まぁ見た目は私服よりは「怪しいもの」には見えてないとは思うので
声は掛けやすい状況だとは思う。

でも色々あるけど単純明瞭に分かりやすく説明するなら
下手に話してる時に、その女性の旦那が仕事帰りに通りかかって登場とか、洒落にならないですもん。

そう、たとえば上で老人とか年上って書いたけど、これが自分と同世代の男性
もっと若い男性、高齢の男性でも、荷物の重さレベルは違い、さらに重くなるだろうけど「助ける」と思う。

避けたいのは自分より年下の女性とか、男で男の子ね。
残念な世の中だけど、関わったら面倒に巻き込まれそうな相手には関わらないが吉ですね。

助けてあげたい気持ちはあるんですよ。それも何かを望んでる訳でもなく…
否、上り坂を重い荷物を運んで、こわばってる顔が、助ける事で笑顔でも見せてくれたら幸いかな。

でもね…その前に「自分が善意のつもりで行った事」で「自分が損」はしたくないんです。
(損=嫌な気持ちになる事。)

そして上で仕事帰りの旦那が現れて…なんて事になったら「その旦那の気分も害してる」訳。

そして荷物を持ったはいいけど「じゃどこまで運んだらいいの?」って悩みも
坂の頂上に着かんとする時に考えだしてしまう。

自分が、後先右左も見ず考えずで、その時の勢いで人を助けるって事は「案外誰でも出来る事」なんですよ。

他者を助けるって行為は、相手が見返りを寄越さなくても、
自分が助けたとか自己満足で満たされ自分は、さぞかし満たされた気持ちになるでしょう。
…↑ね。結局は相手の為に…なんかじゃありません。

後先左右も考えないで人を助ける行為は…
他人を踏み台にして、自分が満たされたいから…だけなんです。そんなの自己満足であり。
他人を踏み台にして自分を満たしたいなんて…最低じゃないですか?

自分(私)は結局「損得勘定」で動いてる最低人間ですが
少なくとも「困ってる人間を踏み台にする」人間よりも何倍もマシです。

うん。そう。何もせずに、さっさと、その場を離れた私が、1番正しいのである。