ko-ken 2725Z-3/8

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某所(って何処だよ?)で、少し書いてましたが、仕事でラチェットハンドルが必要になり購入する事にしました。
ラチェットハンドル自体を買ったのは実に10年ぶりくらい。

既に持ってる趣味の「自動車整備用」のもの2つは、多分「私が生きてる間に壊れる」事は無いと思われ
特に不満もないので、ラチェットハンドル自体は、別用途でもなければ「買う事はない」と思った代物です。

今回購入したコレは、本来「2分(ブ)用(1/4)」の本体ですが、
ソケットのコマが刺さる部分だけ「3分(ブ)用(3/8」になっており、モノ自体はワンサイズ下のモノです。

上の画像で刺さってるソケットは17mmで、まさに仕事で使う場合の標準の組み合わせです。
ソケットのコマばかり大きく、アンバランスに見えますよね。

本来、自動車整備の様な硬く締まってるものには「2分」では17mmは扱いません。

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この画像は私撮影ではなく、他所様のページからの無断拝借です。申し訳ない。
下が今回のモノと同等品。(長さ110mm)で、上は本来の「3分」の標準のラチェットです。(長さ175mm位)
本気で締まってる17mmを本気(笑)で扱うなら、「上」の長さがあっても?下手したら足りない位なのですが‥

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私の仕事上で扱うのは締め付けのみ、トルクは木製品相手なので低いので、これで足ります。
(製品付属のヘッポコスパナが短く=その程度で締めろって事ですから。)

世の中には「大は小を兼ねる」と言う言葉があります。
確かに小も大も適正ではなく、どちらか選ぶって場合の「究極の選択」なら、言葉に間違いはありません。
今回の選択は「仕事の作業上に特化した選択」です。

と、まぁ「格好のいい事」を書いてますが(^^;最大の選択の理由は「重量」です。
ハンドルがワンサイズ下のソケット用の筐体なのは上で書いた通りですが、それ故に軽いんです。
下手したら17mmのソケットとトントン。下手したらハンドルが軽いくらいです。

仕事で常に持ち歩く工具以外ってのは、仕方なくスボンのポケットに入れて持って行く事が多いのですが
工具だけ持ちあるってる訳ではなく、納品する製品も持ってる訳で、なるべく軽く済ませたいんですよね。
まして、この17mmを扱う製品は階段を登って2階へ‥ってケースも結構多いので。

ちょっと前に「ユニバーサルソケット」を買って、それを電動インパクトに用いてと言う話を書いたのですが
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なにせ、曲がりがあると負担がデカイのか、最初からインパクトモードだし、
締めてる製品が木製なので、共振するのか?音がハンパないんですよ。
自分のモノなら、そんなの「おかまいなし」ですが、御客さんの買ったものですからね。

大きい音を立てるのは=荒っぽいとも言えますし、
大した労力でもないので手動で締めた方がイイ気がしてきました。
大体、この作業に関してはイチイチ電動工具を持ち歩く方が手間ですし。

さて、話が「工具本体」よりも「仕事」の話になってしまいましたので、話を戻します。
上で「小さい!小さい!」と書いてますが実物を見た事が無い方には伝わらないですよね。
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いまや煙草と比べるよりも、この方が分かり易いのかも知れません?

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喫煙者向け。笑 やはりSD辺りより、こっちの方が分かり易い気がしますが‥

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ちなみに東京ドーム何個分とか言われても、田舎モンの私は実物を知らないのでピンと着ません。

さ、どうでしょうか‥煙草の箱くらいの厚さです。ほんと3/8のラチェットって大きさではないですね。
「自分の財布から金を出した」‥が、無いと、この小ささから「ちゃっちい」感すら漂ってしまいます(^^;
まぁアレなんですよ。上の方の画像の標準の3/8のラチェットよりも、実は値段高いんです。これ。

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下の「17mm」のコマよりもラチェットヘッドの方が小さいので、クイックナントカ‥ってのは不用です。笑

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仕事で使うに辺り、同じ用途で別メーカーのは「13mm」も使いますので、その組み合わせです。
13なら、アンバランス感がなくバランス的にはイイ感じです。
(普通の3分のハンドルなら13のコマは小さく見える分類ですが‥)

ここで、思い出したか?の様に車イジリ用に使用してる「3分」のハンドルを持ってきて比べてみました。
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1番上はKTCのBR20って言う「前の世代の標準の3分」のハンドルです。良く整備工場で見かけると思います。
こいつは、歯数は少ないですが、とにかく「丈夫」であり鉄パイプ延長なんて荒業も何度やった事だか‥
たまたまかも知れませんが、その後も何の不具合も起こさず、もう20年前後使ってます。
現行のより空転が軽いといわれますが、それはkokenの様なギアが軽いんじゃなく?
手で持つ部分が重いってのもあると思います。

中央のは、10年前に買った無名の品です。
メーカーものではなく歯数も多いので「すぐ壊れるだろう」と思ったのですが意外に丈夫です。
と言うかゴムハンドルなので鉄パイプ延長なんかの荒業はしませんからね。

実は車イジリでメインに使うのは中央ので、とにかくゴムハンドルなので手に優しいです。
そしてハマって粗ぽい作業をして振り回した際にボティに当たってもゴムだから、傷が付きづらいんですよね。
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ただ空転は重いです。なのでクイックナンタラってのが標準装備。
と言うかボタンを押さないとコマが外せない仕組みなのですが「そのタイプ」が嫌いなんですよね私。
なのでクイックナンタラを付けて、その部分から外せばボタンを押す必要がない。

と‥まぁ車イジリ用の今回のとは無関係なラチェットの話を熱く語ってますが
今回のkokenの選択ってのは、つまり、そう言う事です。
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・ハンドル部分がゴムなり樹脂なりで万が一当てても全金属製より相手に傷を付けづらい。

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・コマはボタンをイチイチ押すタイプが好きじゃない。空転の時にヘッドの黒い部分を押さえると空転止めになる。
この2つが、今回購入したkokenのZealのハンドルには、あったから‥って感じっす。

っ~事で、早速使ってみましょう。
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身近にあった「猫の巣」(別名コタツ)です。ネジは13mm
やはり工具は使ってナンボであり、手で空回しした程度では分からなかった点が沢山見えてきます。

やっぱ空転が軽いですね。
ハンドルの重さが無いのに、閉めて手を離すとハンドルの重さで真下にラチェットが降りてきますが
その動きがスムーズ過ぎて慣れていないので、かえって使いづらく感じる程です。(まぁ3日でなれるレベル)
音もカナリ上品な音です。締める力も、これで十分で、普通のなら確かにオーバートルクで相手を痛めるかも。