最初に御断りしておきますが、私が「そう言う状態」だから、この動画を見たってんじゃありません。
私の身近に居る人々なら「そんなの分かってるよ」って、即答してくれると思うのですが
こうしたネットの世界、まして顔も見えず、文字だけ‥時にネガティブが発動してる時にばかり
キーを叩く気力だけは、一丁前だったりすると、さも「病んでる風」な雰囲気になる時もありますが‥
さ、前置き終わり。
動画の内容ではなく、この動画に対して付いているコメントに「ハッ」とさせられたからであります。
そのコメントとは‥
＜引用開始＞
やめたくてもやめられないとテロップにあるが、少し違う。辞めようという意思が治療においては最も大切。問題は薬を辞めたあとどうするか。心の空虚さから手を染めてしまったのであれば薬を使わなくても楽しい人生を送れるようにならないと解決にならない。断薬すらも対症療法で、辞めたあとの人生の問題があってもしかするとこっちの方が断薬より難しいかもしれない。人生の楽しみかたは知らないままだが、薬は辞めたというのは、再就職先のあてもないのに職を失うのと同じ。
＜/引用終わり＞
つい最近、ソマリア沖の海賊が減ったと言う記事を見ました。
国連が‥軍隊が駆逐しまくった成果ではありません。
そもそも海賊に陥ってる人々は、自分で仕事をして、それで利益を得る手段を失っている訳です。
原発、震災難民も同様ですが「金」ばかり与えてばかりでは、いつまでも「それに浸かり」ます。
金も一種の「薬」です。
そして上の動画は「薬物依存」（覚せい剤/麻薬/シンナー)に陥ってしまった人々が対象ですが
欝等の場合の「向精神薬」や「アルコール」も同様な依存性があり、
違法か？否か？の違い‥ったら誤解があるか‥
何って言ったら良いんだろ‥実際に今、そう言う場面に居る人には、ちょっと申し訳ない言い方になってしまうけど
「逃げてる」状態であって「立ち上がってる状態」ではない‥って感じでしょうか？
大した事を書いてますが、辛い現状から「逃げる」「逃げたい」ってのは誰しもある事です。
そして私なんか、下手したら「それらの薬に頼ってる人より、ある意味弱い人間」です。
弱すぎるので「いつかは辞められる」なんて自分に自信なんかもてません。
頼ったら下手したら、一生抜け出せなくなる‥とか、辞める時に逃げた時以上の苦しみを伴うとか
もうね。弱すぎるから、「自分は大丈夫だ」なんて思えないので、そう言うものが怖いんです。
（煙草すら辞められないヘタレなんですから。）
話が逸れてしまいましたが、上の引用コメント同様。私も仕事（生活の糧を得る手段）での説明が
1番分かり易いので海賊の例を挙げました。
なので仕事に限らず、「この現実から逃げたい」って時の対処について‥って事全般でイイ‥かな。
薬物ってのは、つまり「仕事を失って困ってる人に金（薬物）を与えてるだけ」なんですよね。
「仕事の仕方や、金を得る手段を教える」ってのが、本来の「ありかた」なんだと思うんです。
分かり辛いかも知れない？けど、困ってる人に、困ってるからと「金」ばかりを与え
金を得る手段を与えないヤり方は「奴隷化」するには、1番てっとり早い手段なんです。
上で欝の方の例を挙げましたが、こんな話も以前、目にしました。
「その様な状態に陥ってる人が宝くじ等で突然大金を得ると病気が治ってしまうのが殆ど」
これは金って薬の大量処方って例で、上で挙げた話とは相反する話になってしまいますが‥
でも「宝くじに当たる人」なんて一握りの中の一握りです。そんなもんを待ち望んでも
一生、棒に振って終わりでしょう。
私が言いたかったのは、くじに当たるって話ではなく、治るキッカケってのは
やはり、「根本」を解消しない限り、ずっと直らないんじゃないか？って点と
せっかく薬物を経っても、根本が変わってなければ「またそこに戻ってしまう」のは
これは、当たり前で当然だわ‥って事を、上のコメントで気付いたって事です。
上で挙げた様に「宝くじ」に当たるなんてのは、相当難しい事であり
誰しもが望めば叶う事ではありません。下手したら「宝くじ」に依存までしてしまうかも知れません。
急性症状の時には、薬（この場合、合法的なものね。麻薬だのは含まない）で
逃げる事も必要かもしれないですが‥
本当に大切な事、そして努力して、あとから必ず誰しも見返りがありそうな事は
やはり「自分の考え方や捉え方を変化させる」事が必要なんじゃないか？と思います。
‥ってサラっと書いてますが、相当大変ですし、短時間で効果なんかないし
小さい事の積み重ね‥ですが、ある時ふと振り返ると
何かに依存的になってた自分とは別の自分に気付く時が来ると思います。
そして、その時には「薬物に依存しよう」なんて気持ちには、どこかに消えてるかも知れません。
今の世の中の「治療」と言われる「薬ばかり与える」やり方では、
多分「一生治らないまま」って人も多いですよね。
確かに医師は、こんな問題を１人1人に時間を掛けて対処なんか
1人の人間ですから出来る訳はありません。
それを認めて、さも「薬だけで治る」みたいな風潮の今って‥どうかなぁ‥って思います。
そもそも、上で挙げた薬物ってのは、その人を、ある種の「酩酊」状態にして（酔っ払いにして）
正常な考え方を出来なくさせて、気持ちを楽にさせるもの‥ですが。（つまり嫌な事を忘れさせる）
人間の脳、薬は、嫌な部分にだけ効く様な都合の良いものではなく
全体的に影響を与えて正常な判断力を失わせてしまいます。
薬物ってのは効果があればあるだけ必ず副作用も存在しています。
そして長く飲んでると耐性が出来て量が増えて行く、副作用も、どんどん増えてしまいます。
「急場しのぎ」ならいざ知らず（命を絶ってしまえば何の解決も無理ですから）
それを過ぎたら、根本の部分を直し、薬が必要なくなる方向性にしてゆくべきなのに
そこが、今の世の中やメンタル精神クリニックには欠けている気がします。
そう言う方向への治療をする世の中になれば‥もっと救われる人が沢山出てきそうな気がします。
