日鉱記念館/茨城県 日立市

最初に‥今回画像が大目なので掲載を考えたらウンザリしました。(バカ正直過ぎ。)
なので、文章少な目に(本当かよw)画像メインで‥まぁ最初は道中からなんぞ‥

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国道6号線 勿来海岸(福島県)モヤってるので、あまりそうは見えませんがイイ天気で景色最高でした。
‥って言うか、ここ以外の市内の海岸、防波堤工事で景色が変り果ててしまい、
震災前の景色と変わらず残ってるのは、ここしかありません。つまり道路から海が見えないんですわね。
やっぱ海があって見えてナンボだと思うんですよ。(幼い頃から見てた景色だし)

‥やっぱり長くなってるじゃねぇかよw 

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県境のトンネルを越えて‥

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関東入り。改めてみると日立まで県境から30k弱で意外と近いすね。まぁココまで25k位は、もう走ってますが‥
距離的には自宅から北だと原町(福島県内)西だと郡山(福島県内)ですが、
感覚的には1番近くに感じるかな‥(ちなみに県庁がある福島市に行くより水戸市茨城県庁)の方が近いし。

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早速日立。笑
前に「あじさん」に聞いたとおりで、道中にあった磯原の消防署は移転してました。

で、私は上の画像の交差点(日立の消防署)から右に曲がります。
‥ナビなんかないし、茨城の地図がないので「前日に予習で粗地図叩き込んで」「あとはカン」です。笑
や、本来、そんなもんですよ運転って。(^^;

‥ご覧の通り「上り坂にある交差点の右折」で、「先が勾配率が違うので対向車は見えないわ」と
まぁ日立はMTの車では結構気を使いますね。
エンストはしませんけど、必要以上にバカみたいに加速してしまってみたり。苦笑

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これ‥何だと思います?

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常磐自動車道です。‥って、こんな所を走行してたのかよ。初めて知ったわ。
(高速道路上だと、トンネルとトンネルの間にある明かり区間程度にしか思ってません。)

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2つ上の画像にも写ってますが「日立の大煙突」です。(平成5年くらいに折れて短くなってます。)
ってか、この画像の方が橋のより写ってない。(木に被ってます。)

廻りの山を見ると、この季節だから余計なのか?分かりませんが
足尾銅山の精錬場の鉱毒ガスで丸坊主になった山を連想してしまう景色ですね。
↑この件については後で深く?触れますが、とりあえず、ココでは、そんなもんで。

ここを過ぎると道は一変してクネクネと曲線率の高い、勾配のキツイ道に変化します。
(NAのワゴン軽だと色々な意味でツラい道のりですね。)

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と‥前を走行するダイハツタントを見ながら急ぎでもないし後ろに車も居ないので離れて走行してたたら
道の真ん中に突然「木」が(・∀・;)

以前は自分の地元でも、田舎ならアチコチで見た光景ですが
(先に木が生えており、道は、それを避けるみたいな)今は切り倒して姿を消してしまった様な感じですが‥

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で、着きました。(道中編が長いったらありゃしない。じゃココ以降の更新は次回を待て!!!)




















とか、
おめぇ、ふざけんなよ。くそツマラン内容でダラダラした挙句次とか?おめーのページなんか2度と見ねぇわ!
と、思うページの多いのなんのって。はい。そう。頑張ります。(^^;

以下、中の展示物の画像です。
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気になったものは、マジで沢山あったのですが‥んで撮影忘れた。笑
あほみたいに見入ってしまってました。まぁ自分的にはアリですが、こうヤって公開するには内容が‥笑

気になったのが、自分の住んでる辺り‥「いわき市」の辺りですが
2箇所しかマーキングがないですよね?あれ??ホントなら茨城より「あったはず」と思ったのですが
これは「炭鉱」じゃないんです「鉱山」です。

確かに八茎(玉山)に鉱山があってとか、遠野(深山田)に何故か日鉱の発電所があります。
厳密には炭鉱も石炭と言う鉱石の鉱山なのかもしれませんが、ちょっと違うんですよね。
炭鉱は選鉱場はあっても精錬はしませんから‥(や、あまり詳しくないです。間違ってるかも。(^^;)

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こんな建物も炭鉱には少なくて、鉱山ならではの気がします。
しっかし高玉鉱山とか、聞いた事のない名前ですね。福島県でも内陸なのかな?
(半田山とかしか知りませんけど‥)

この様に最初は画像や文字による説明がメインです。
誰が言ったか?なんて言う時代の話ではなく、画像が残ってる近代史なので
そのエリアで2~30分も費やしてしまいましたが、行った時期?時間が良くて
私1人だったので、もうホント好き放題見まくりでした。

このエリアはネットで公開するには華がないのでロクに画像を取りませんでした。
でも、だからって詰まらなかった分けじゃ決してありません。

では次。模擬坑道のエリアへ‥
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こうして見ると、気の合いそうな人、合わなさそうな人が、伝わってきますよね。
でも基本「嫌な感じの人」は、少ない気がします。
(これが体を使わない系の仕事の人たちだと、逆転するんだよなぁ‥)

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ラピュタの「ぽふ爺さん」が出てきそうな雰囲気ですね。

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時代は古い時代から並んでおりますが、地味にこれ「キツ」そうですよ。
だって明かり(ヘッドライト)無いし、工作機械の類が一切ない。
腰も、かなりキツイ割に掘れる量なんて知れたもんですし‥

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っと、突然近代に‥現在でも国内では鉱山や炭鉱は減りましたが外国には存在しますが
こうして人がドリルを持ってるのか?すら、考えたら知りませんよね。今は機械の自動工作なのかもですが‥

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この方は縦鉱を彫っています。
延々上を見上げて、上を掘ってる訳ですが、かなりキツいですよね。
顔や体に掘ったもんが落ちてくるし、首は痛いわ、おまけで肩に来るわ
多分腕も上に挙げる事が多い‥これは「皆が嫌がる部署」だったと思います。
給料1.5倍~2倍もらわんと割りが合わないとか、3日で泣きが入って辞めるか?部署転換泣きつくか‥ね(^^;

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車両よりも「電車」の文字に萌えました。ってか地中=水分多しで
こんな綺麗な服ではなく全身「湧き水」と「汗」でドロドロだったと思うんですよ。
挙句電車=電気=感電の可能性でしょ‥う~ん。かなりキツイ。

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現代の日本人は戦時、戦前の人間と違い「生まれた時から豊かで楽」なので
こんな仕事は、もう出来ない気がしないでもありません。(出来ても少数かも)

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良く「ドリフ」とかで見ましたね。(^^;

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見た目が鏡面ではなくフレークを合わせたみたいなものですが‥
多分‥いや、間違いなく「どんでもない値段」でしょうね。

銅の純度が高いものって言うと10円玉(5円は黄銅=真鍮?)を思い起こしますが
凄く酸化しやすく黒ずむイメージがあります。

何でこれは、こんな綺麗な色を保ってるんでしょうか?毎晩サンポールに漬けてる訳でもないだろうし。
(アホか?おめーは。はいアホです。)

超純度が高い鉄(Fe)は、錆びないとか聞いたけど、銅も同じなんでしょうか‥

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上のよりも綺麗なので純度が高そうですが、多分上のより劣ります。
綺麗に加工出来る、してる段階で純度って落ちますもんね?
でも、この板1枚だって、ものスゲー値段するはずです。

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これ1本で幾らか?知りませんが非鉄金属買取に持ち込んだら1~2万じゃ済まない値段かも。


ネクスト。
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今度は野外に出て実際の巻上げ機械(現役で使ってたもの)です。

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建屋の中に入った瞬間から独特の匂いが‥マシンオイルの匂いですね。
おもわず「うひゃ~たまんねぇな。この香り」とか、騒いでしまいました。
(良い意味でです。但し女性なんかは逆方向かもしれません)

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多分コレがメインブレェキ。(by親方)

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巨大な軸受け。油を刺す穴がありますね。バスー、そのオンボロに油刺しておけよ‥みたいな。

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あれは蒸気機関で、これは電動機(モーター)ですけど、
動力源が違うだけであり、巻き上げの機械には、そうそう差はないと思います。

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運転室。
ついつい「天空の城」と比べてしまいますが、時代が違います。ちゃんと部屋になってるし。

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ってか、マジで操作レバーって、あんな形なんだ。(^^;

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運転室の目の前に見える円盤みたいなものは、要はエレベーターで言う階数表示ですね。
これを見て運転速度を決めたり、降ろす位置を決める訳です。

これもこれで中々大変な仕事ではありますが、鉱山の仕事の中では
力より頭の比較的楽な仕事かもしれません。パズー侮れん。笑

しかしまぁ、上で書いた通り、この手の機械は電気がメインになる前の
蒸気機関の時代から存在してた訳です。当然鉄製で、その鉄は「鉄鉱石」から出来ており
その前の時代とは言え、最初の始まりは、この機械を作る為の鉄鉱石を手彫りで掘らきゃ、成り立たない訳で
鉱物を掘る為の人間の知恵や情熱って、そう考えると凄いですよね。

次、隣の建屋。
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ここは以前「コンプレッサー」室だったところだそうです。
コンプレッサー=圧縮空気ですが、ほら、鉱山や炭鉱のメイン動力です。
確かに電気で圧縮空気を作ったにしろ、坑内には電気は爆発の危険があるので
(ったら上の電車が不思議ですが、安全な場所1部だったのかも)
掘る動力は圧縮空気な訳ですね。

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60Hzとか50Hzの文字が‥

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つまり周波数変換機です。坑内の工作機械の元は外国製で60Hzの国から輸入したのが基礎で
それから国産でも作る様になった訳ですが、上のプレートの通りで、
この辺り(東日本)の電力は50Hzなので、その電気を買っても素直に使えなかったって事です。

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どんな仕組みで周波数を変えるのか?全く分かりませんが
チェーンのついてる部分がサイクルする事でヘルツを作りだしてるのだとしたら
50Hzで回転させて、60側に伝える前に機械的にギアを使って加速させて60に増やす仕組みかも。
(上手く言えなくてすみません。)

その前に一旦整流してから交流にも必要かと思います。
‥ったら現代のコンバーターインバーターの基礎かも知れませんね。

そう考えたら意外にブラックボックス的ではなく、目に見える単純な機械的なヤり方ですよね。

最近の「日本凄い!」「日本万歳!」は、大嫌いですし、何か方向を間違ってる気がしますが
少なくとも「周波数の変調の技術」だけは日本は世界1だと思います。
‥だって世界の国々では「周波数を変える必要がない」(統一されてる)ですから。

この所以で、こう言う系の技術が日本は発展した‥ってのは間違いないと思います。
そんな大そうな事に捉えなくとも「アレが出来たんなら、その技術でコレも、あれも」と
どんどん色々なモノを作る礎となりますからね。(ある意味料理に似てますね。(^^;)

所で、ここで驚いたのが‥今まで知りもせず、知ろうともしなかったのですが
日立製作所」の基礎って言うか成り立ちは、この鉱山の機械や電気施設の設計やら補修が
会社設立時の事業だったって事です。

つまり炭鉱施設の電気技術やら機械の設備会社だったって事な訳です。

上で鉱毒について、後で触れます‥と書きましたが
日本では鉱山は=鉱毒やら落盤事故やらと、そっち系の教育しかせずに
「いかに近代化の祖に貢献したか?」って事は、全然触れないので良いイメージが、あまりなく
下手をすると「負の歴史」みたいな感じに思ってる方が多いと思います。

これは、鉱山記念館で、鉱山を持ち上げる文章があった訳でもないし
どっちか?ったら、大煙突の事で、廻りに足尾程じゃないにしろ、相当公害を撒き散らした文章がありました。

が、私が感じたのは「ちょんまげ着けて刀を振り回してた時代」から一変して
明治時代に突然近代化した奇跡みたいな事実は、
この鉱山の工作機械の技術が大きく関わってる感じがしました。

昭和の頃の自動車はパワステもエアコンもなければ手巻き窓が当たり前で
今の装備は超高級車にしかありませんでしたが、それが次第に普通の技術になり
今の装備となっていますが‥

車に限らず、今の家電製品の技術の元は、こうした鉱山の工作機械の技術が
次第に一般化して、現在に至ってるものであろうと思います。

‥と、その前に鉱山の、この手の機械技術は、蒸気~電気(大型機関)ですから
まずは鉄道(機関車)技術ですね。

あと精錬で毒が‥確かに出たのですが、精錬しないで原石のままとか
選鉱しただけの別の無駄なモノがついた石コロだけを別の場所に運んでいたら
別の物質の重量を運搬するのは、凄く無駄なことで、現地付近で精錬せざる得ません。

仮に、その無駄を省かなければ、今の現代の様な値段でモノが買えずに
相変わらず、釜で飯を炊いてたり、洗濯板で洗濯をするのが一般市民で
本当の億万長者だけしか、今の様な暮らしが出来ず‥そして、それらも
量産普及ではないので、もっと性能が悪い(低い)ものしか存在しない事になってしまいます。

そう考えると、鉱山に対しては、色々マイナスな面もあったけど、
日本の近代化や今の技術に繋がる為には必要不可欠なものだったし、
プラス(得たもの)は計りしれないくらいあって、今の現代に脈々と生きてるんじゃないか?と
そんな風に思われましたのが、今回の私の感想です。

あ‥見たものは、まだまだ沢山あるんですけどね。デジカメにSD入れ忘れて
内蔵メモリー使い果たしてしまったので、上ので終わりです。笑