リミッターカット(ライター)

明日から煙草が値上げですね。
そう言えば去年末の風邪は酷かった。どんだけ酷かったか?ったら
「産まれて初めて3日間、マジで煙草を吸わなかった」ってくらい。

そんな中でも仕事はしてたのですが、確かに大掛かりな仕事をした時に
えらい呼吸が楽でした。相当若返った感じって言うんですかね。
(会社の強制ではないです。色々あって家で篭ってアレコレ考えたくないから仕事を休む気にならなかっただけ。)

‥そこまで分かってるのに辞めないんだから、ほんとバカって言うか、ど~しょうもない人間って言うか。

さて、その煙草と言えばライターが付き物‥ですが
同じ様に去年、蚊取り線香を付けようとした女性(御客さん)に
「ライター貸してください」と、まずは他の仕事の仲間に行った訳ですが
「俺、煙草吸いませんから」との返し‥のヤリトリがありました。

20年前なら大概の男性がライターを持ってた(喫煙者)でしたが
今や、ウチの会社でも割合は半々です。そんな時代なので、以下の記事が「ウケるか?」どうか‥は
微妙ですが‥(と、相変わらず前フリ長い)

さぁて、ご覧下さい。
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そういえば以前、同様の記事を2011年に書きましたが、今度は随分と私の工作スキルがアガってます。笑

まさに
成功の99パーセントは、いままでの失敗の上に築かれる
トーマス・エジソン

『失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければ、それは成功になる』

松下幸之助

ですな。

子供が悪戯して簡単に火を着かない様にする仕組みが近年採用されて久しいですが
押しボタン式だと、ボタンが硬くなった挙句、堅さに負けて使ってるウチにライターが壊れるとか
変なサブロックみたいなレバーを動かさないと火を着ける向きに動かせなかったりとか‥
(後者の場合、風の強い中で、連続して着火動作させる時にイライラしますって言うか連続が無理)

そんなこんななのでボタン式は買うとなったら避ける様になり、古来の「この形式」を買う様になりました。

これはコンビニで買ったメーカー物です。
工具の様に無駄にメーカーに拘る訳ではなく、100円ショップやホムセンでなら
100円で数個セットなんてのもありますが‥これは1個で100円以上。

や、その、やはり安いのは、それなりで
ガスが残ってるのに着火機能が壊れて、使えなくなったり、回転式は石が飛んで無くなったりしますが
コレはガスが無くなるまで、壊れる事なく最後まで持つので、本来の使い捨ての寿命まで持つんですよね。

ただ、これも上に書いたの同様然りで、子供の力では回せない様な仕組みが入ってます。
今回は、それを「解除」します。

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必要な道具はラジオペンチと、己の「投げ出さない根気」と「部品を無くさない様に注意を払う集中力」かも。(^^;
って事で、まずはご覧の通りで火が出る部分の廻りの金属の覆いを少し広げて取り外します。

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次に、その取り外したい金属の板をラジペンで引っ張りますが、片方は、丸い擦り石を取らないと
取り外す事が出来ないので丸い石を外しますが、外すと同時に石とスプリングが飛び出すので
透明な袋の中で取り外した方がイイかも知れません。

あと、この丸い回転する擦り石?は、向きがあるので、再度取り付ける時に向きが分かる様に
マーキングしてから取り外した方がいいです。
(反対でも取り付けできるのですが、火花が出ないのでやり直しになります。)

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こんな感じで中には、かなり長いスプリングが、かなり縮められて、強力なテンションが掛かってますので
外すと同時に飛び出すので要注意です。

あと石の長さに注目です。100円ショップやホムセンの100円で数個の奴は
石の質の悪さも然る事ながら、長さがコレの半分以下です。
ですから、ガスが無くなる前に石が飛び出してきて終わり‥なんてパターンが多いんですよね。

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ここまで分解して、ようやく「憎っき金具」を取り外す事が出来ます。
分解しないで、この金具だけ引っ張っても、真っ直ぐな部分がライターに残って、
ライターそのものの機能を果たさなくなったり、

回転擦り石が意図せず外れて部品が方々に飛んだりしますので
結局、回転擦り石は、一時的に取り外す必要があるんですよね。

さて、ここまでの作業は比較的簡単だと思います。
なにせ、再度使う事を考えないなら破壊的に分解は可能ですから。

さて、今度は火花石と回転擦り石を元に戻します。
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撮影の為に片手はカメラを持ってるので、この写りですが実際は、もう片手でライターを支えつつ
火花石を、この向きでラジオペンチで挟んでからスプリングの上に上手く載せつつ抑えて
スプリングを縮めます。

上手くやらないとスプリングが飛んで、どっかに消えてしまえば「万事休す」です。
(ってか、永遠に休みの「終わりの始まり」か笑)

ついラジオペンチで石を縦に挟んだ方が、接してる面積が多いので、イイ様な気がしますが
そうすると次の段階である回転擦り石を付けてれなくなりますので、この向きで挟みます。
あと石の上の方を挟まないと、石が出すぎてしまうので、やはり上手く行かないと思います。

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ラジオペンチで押さえ込んでる間に、その上から回転擦り石を上からハメ込みます。
上で書いた様に、向きがあるので注意です。
(反対にハメると取れやすかったりもします。取れると石とスプリングがスッ飛びます‥ので「終わりの始まり」)

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火が出る部分の金具を付けて外れない様にラジペンで成型したら終わりです。
これで、昔ながらのライターと、なりました。

100円そこそこの使い捨てのライターに「ここまで手間を掛ける」のは、バカらしいことかも知れません。

ただ‥使い捨てライターでも、ここまで手間を掛けると、
やはり愛着が湧いて(ヒトに、よりますが私は)気を付けて無くさなくなるものです。