自分が自転車に乗る前は多分、目の前にあっても「視界に入ってなかった」代物かも知れません。
人間（私）ってのは、ほんとね‥「自分が気になってるもの」「自分が持ってるもの」など
興味のあるなしで、見るもの風景が全く違うものになるものだなぁと。
前者は自分自身の興味の持ちよう。後者は他者と自分の見る世界について‥かな。）
最近、そんな事なんかを随分と感じています。
（これは他者の気持ちや、自分の気持ちを他人に押し付けない為にも分かり易い重要なヒトコマですね。）
じゃ、最初に目に入ったモノ‥
流石にコレは、動いてる現役の個体（自転車）では無いと思います。良くみるとパンクしてますもんね。
良くアリガチな、駅～学校までの高校生の通学自転車もチェーンが、こんな風に錆びてますが
刃の当たる部分は金属の素地が出てるので「現役で動いてる」感は、これより全然あります。
錆びの凄さが目立ちますが、ホイールのスポークやスポークをホイールに留める部分（ニップル）には
全然錆びがありません。その部分だけは物凄く程度がいい。
ひょっとすると、ここまで走ってきた時には、まだ結構新しかったんじゃないか？と思われます。
最近、自転車に関して、あちこちのページを読み漁ってますが‥その中に、こんな記載がありました。
（残念ながら？スポーツサイクル系には興味なし。）
錆の原因ですが、放置したり、乗りぱなしで積もる「埃」に原因があるそうです。
その埃の中の成分や、その埃が吸う雨天等の湿気を長く保ってしまう事で錆を呼ぶとの事。
意外や意外で、これは「クルマ系」のページや知識では知らず見かけずだった話です。
せめて普段から拭き掃除だけでもしておくと、随分違うんだとか‥
さて。
自分が親の保護下にあった頃に自転車に乗り始め、そして歳と共に「バイク」だの「クルマ」だのに乗り始め、
自転車には「目もくれない」「自分が乗るものとして対象外」の時期が３０年近くありました。
３０年経って、飽きる程にクルマを運転した時、ふとした思い付きで自転車を買いに行った訳ですが
買って、その場から、自分の自転車を漕ぎ始めた時の「あの気持ち」は３０年前と何ら変わりません。
それを思うと流石に買おうと思った人（買った人）」が、ココに放置したとは思われませんから
盗られた挙句にココに放置された感じがしますが‥
モノには気持ちはありませんし、こんな事を言ったら気持ち悪いですが
この自転車だって買われて持ち主が出来て家に運ばれた時、気持ちがあるなら嬉しかったはず。
‥が、結果「こんな運命」を辿る事に‥
ここまで錆びてしまうと、せいぜいホイールくらいしか使い物にならず
再生される事もなく廃棄されてしまうんだろうなぁ‥とか思うと、何か悲しかったです。
せめて、自分の自転車にだけは「そう言う思い」は、させない様に‥私に出来る事は、それくらしかない。
そんな風に思って、この場を後にしました。
