マイナス思考者に贈る「名言」

マイナス思考者とか、言っちゃってますけれど、決して見下してる訳ではありません。
何ったって、私自身が、相当のマイナス思考の人間と自負する所であります。

なので「何とか日頃、バランスを取る為に、影があるのは光があるから」って
一生懸命考えて、プラスの面を何とか、かんとか見つけてる様な毎日ですから。

でも、今の時代、この頃昨今「マイナスな考え」自体を、まるで至極の悪事みたいに言う世の中‥
その方が、どうか?してると、私は思いますよ。

だからってプラス思考が良くないって言ってる訳ではないのですが
度が過ぎる程のプラス思考って、他人の迷惑とか、痛みに関して、スッポ抜けてる事が多くないでしょうか?

以前テレビで見た話ですが、長い事の闘病生活を支えてきた家族に対して、会社の同僚が言った言葉なんですが
「これで出費が減るじゃないですか!良かったですよね」なんて言葉があります。
常にポジティブ!マイナスなんか吹き飛ばしてやる!なんて豪語するヒトは
決して悪意で言ってる訳ではないのですが、プラスの面を見つけるのが上手なだけに
こんな事を、何も考えずに「ポン」と言ったりして、自分の「罪」に気付いてなかったりします。
まぁ‥それで「そうだよね!笑」‥ってヒトは、まぁ波長が合うんだから、その人を大切にしてください。笑
(私は合いません。以上。苦笑)


ここで‥終わるなよ。
すみません。お約束の「長すぎるプレリュード」です。ぉぃ。


で、名言でしたね。
『良い時を楽しめ どうせ酷いことが待っている』
‥これは‥素晴らしいと思いました。

どうせ‥とか、だって‥とか、でも‥とか、しかしとか、いや‥とか
そう言う言葉は「あまりヒトを良い気分にさせる文言」ではありませんよね?

上の名言にも「どうせ」が入ってますが、こんなに良い「どうせ」の使い方もあるとは思いませんでした。

今現時点で、何か悪い事や悩みがあったにして、今、これだけ苦しいんだから
この先、きっと良い事が‥光が‥ってのは‥う~ん。どうなんでしょうか?

期待を裏切られた時に、もっとキツい‥って部分がスッポ抜けてますよね。
さんざん苦しんだ挙句に、全然光が差してこなかったら、全部投げ出して放り出してしまおうかな?とか
そこまでじゃなくても「何だよ?結局こんなかよ」みたいな‥嫌な気持ちになる可能性が無いっても言えません。
(マイナスでゴメンなさいね。)

だから。その。あれなんです。上の名言で大事なのは、最初の部分である
「良い時を楽しめ」なんですよ。

ほんと、嫌な事が続いたり、苦しみの中でモガキ続けると
「何でもない日常」まで「何か起きるんじゃないか?」と、びくびくする癖が付いてしまう。
ほんと、そんなのじゃ、マジメに全域面白くない。

でも、流石に↑この部分は「自分がつまらなくしてる」んです。
マイナスだから「どうせ酷い事が待ってる」には同意しまくれますよね?

判って、信じて、確信を持って‥判ってるなら
「何でもないつかの間くらいは、それに支配されず楽しんだ方がいい」ってのには、同意できる気がしませんか?

これだけのメに遭ってるんだから「何かいい事が起るだろう」って期待‥どうなんでしょうか?
何時?何日後?何年後?え?そんな先?これだけのメにあって期待したのに「それっぽっち?」
‥絶望するじゃないですか。そんな先の見えない話。

なら「とりあえず何もない束の間」をマイナスに引っ張られないで楽しんだ方が現実的ですし
それを積み重ねたら、ひょっとしたら「トータルで楽しい方が多くなる」かも知れません。

そんな事が、この名言には含まれてる気がします。
そして酷い事が、また起っても「それ見た事か!やっぱりだわ。笑」位で済む気がするんですよね。
悪い事の後には、良い事が待ってるだろう‥と期待して、また何か起きた時よりも
よっぽど気楽で居れる気がします。