会社の同僚に黒ちゃんて仇名の奴が居ます。
いつも元気一杯で声が大きくて、ちょっとヲタくくさいけど、賢いんだろうねぇ‥笑い話が得意。
今日、仕事を終えて、会社の出口のベンチで「あ~かえりたくねぇなぁ」と佇んでた訳ですよ。
(こう言う時は、人の気配のある場所に身を置くのが良くてね。)
要は寂しいだと思う。40も半ば過ぎてるのに恥ずかしい話だけど、隠しても仕方ないもんね。
そうしたら黒ちゃんが寄ってきて、コーヒーをくれた。ぐっと手を伸ばして、「おりゃあ」って。
あっけに取られていると
「いやぁ~~~〇〇さん!聞いてくださいよ。御客さん宅の冷蔵庫の上がデロデロでさ
一瞬俺は冷蔵庫の上にプレデターでも居るのかと‥」
ってカマされたら、とても笑える心理状況でもなかったのに、あまりにもの話に
噴出して笑ってしまいました。
その後、何か知らないけど‥や、黒ちゃんて顔見ただけで、その人の心を読む部分があってね。
「あ~黒ちゃん。心配して笑わせに来てくれたんだ」と思ったら涙が止まらなくなってしまってね。
会社で大の男が格好悪いったらありゃしないよ。
でも「黒ちゃんの気持ちが、すげー嬉しくて」さ。
こんな俺にでも心配してくれる奴が居るんだなって。
あ、俺って声出して笑えるんじゃんって。
黒ちゃん。ありがとう。