分断される国道6号線(3月末で県道に)

先日から記事を綴っている国道6号線が格下げされる区間の話です。
いわき駅前~北側は、あの酷道399号線の仲間入りの件は、すでに2回に渡って書いておりますが
いわき駅より南側の内郷駅前~湯本駅前~小名浜区間は、県道に格下げされます。

ちなみに現時点で国道六号の標識は撤去されてますが
県道の看板が経ってる訳でもないので、凄く曖昧な感じですが
現時点では、まだ国土交通省の管轄ではあるんでしょうね。

そんな呼び名の事だけではなく今日の事ですが、そこの区間の、ある場所を通って驚きました。
内郷と湯本の間にあるちょっとした山越えの区間‥つまり峠って言ってもいいかな?の区間
「堀坂」と言う場所(地名があります)があります。
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手抜きのスマホのキャプチャ画像ですみません。

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周りの山が高く谷の様になってるので、勾配がキツそうな雰囲気ですが
自転車で走ってみた所、勾配は大した事はありません。
(かえってクルマの方が雰囲気的に勾配がありそうな気がします。)

ここは昔(戦前)に馬車鉄道だか?当時のエンジン機関車(馬力はタカが知れてる)が通っており
その為に勾配を抑える為に(鉄道は勾配に弱い)山を掘って掘って、勾配を緩めたのではないか?と思います。
実は、その傍に古い山道がありますが、そこの勾配や山の深さは凄いです。
堀坂がないと、、この区間は実際は、こんなに険しいのか?って程です。

と何とかカンとか歴史のある古い道の部類で、それを拡幅して国道になってた訳ですが‥
最近、この坂の途中に他の道から繋がるトンネルを掘ってた訳ですが‥

今日、通ってみてビックリ。
何とトンネル方向に道が直線に繋がれて、もともとの6号線は分断される感じに線形が変えられてました。
(ちょうど上の画像の場所で、その緩やかなカーブの中に突然交差点が出来てた。)

何とまぁ‥時期を同じくして3月に、そのトンネルは開通するのですが
その絡みがあって‥の格下げなのかもしれませんね。

この堀坂を南の湯本へ向かうと、ちょうど町境なので湯本の傾城と言う場所になります。
以前1度、傾城とは、あまりヨカラぬ名前と聞いた事がありましたが、
その意味も調べず「そんな意味があるんだ。ふ~ん」くらいでしたが

今回「傾城」について調べてみる事に
美人の意,および遊女の意」「君主が心を奪われて治世がおろそかになり、城や国が傾くほどの絶世の美女のことをいった。」
なるほど‥色町絡みの名前とだけは聞いたけど、そんな意味があるんですね。

さらに湯本(ってか常磐か?)の傾城については
湯本側からの資料を確認すると、『湯本町勢要覧 昭和25年度』に、次のような記述がありました。 「堀坂 字傾城にあって、旧領主の仕置場(刑場)のあったところ。僅かにその跡を止めている。明治初年まで狐が現れ、当時の夜道行く人を驚かすこと再三であったといわれている。」

あれ?内郷だけじゃなく湯本にも堀坂って地名があるんですね。
そういえば常磐線湯本駅側のトンネルの真上辺りに
碑かなにかがあって歩きなら上って行ける場所があります。(クルマは駐車場がないので無理)

あと今はあるのか?分かりませんが火葬場もあった気がします。
(以前は、いわき市が1つでなかったので名残で各町にあったけど、最近無くなりつつある。)

まぁ言われてみたら‥あの辺は、あまり良い雰囲気ではないですね。

昔の処刑場については「平」のは祖母から場所を聞いたので良く知ってますが
まぁ‥そんな雰囲気な感じな場所です。(何となく暗くジメジメしてる)

が、確かに当時、湯本には湯長谷藩があったので、そっちはそっちで処刑場があった訳ですね。