人が戻ってる‥とは聞きましたが、正直「戻ってるレベル」では残念ですが無いです。
や‥残念って言うよりは、当然ですね。
当然と書いた通りで、そこに住居がある人々すら寄り付かない現状で、
他所者の私が興味本位で踏み入れてはいけない気持ちはあります。
でも広野って本当にメディアに取り上げられてない気がします。
原発立地地ではない双葉郡の町‥でも浪江みたいに人が多い訳ではない‥
全く報じられないと騒いでも、いわきや南相馬程の人口が居ないから取り上げられない。
私は楢葉の入口に友人が居たので(残念ながら過去形)楢葉は入口しか馴染みがないですが
広野の町は必ず通過するので、ある意味見慣れた町です。
現在は避難指示は解除され?何かあったら避難する地区にランクは下げられました。
が‥戻る人は少ない様です。
ただ‥「ある場所」にだけは人は多く、車どおりだけは結構な台数です。
これは広野火力発電所を修復する作業員の方々です。
集合場所は二つ沼公園に設けられている様で、そこまで自家用車や会社の車で移動されてる模様。
一見、原発の作業員の方と区別は付きませんが
原発作業員の方は、自家用車ではなく『バス』で、いわき市内から通っています。
警戒区域へは一般車では立ち入れないし、出るとなっても大変ですからね。(放射線管理が)
自分的には「広野のシンボル」と思ってる「お地蔵様」首が落ちてました。
後の車が並んでる場所は発電所作業員の事務所で一般住宅ではありません。
上の無人の町の画像で倒れたままの塀が写ってますが、その様な場所が到る所にあります。
震災直後には「いわき市」も同様でしたが、
2ヶ月が経った今、倒れたまま放置されてる箇所は流石に少なくなりました。
でも広野は3月11日で時が止まったままの状態です。
津波を受けた箇所は瓦礫の片付け‥ってレベルではなく
一般住宅の家財道具も、そのままの場所が多いです。
雨ざらし‥と言うか潮を被ったまま‥でしょうけど、コンバインとかトラクター
これらは想像以上に値段が高く「ちょっとした高級外車」が買える位の値段なのに放置です。
前回は広野駅から先は立ち入り制限されていましたが、今回は解除されてました。
駅を出た直後に地震で停まったままの電車。
「ヤンヤン」『アイアイ』「トムトム」を分かる方は地元のみか‥
結局最後まで残ったのはアイアイだけ。でも閉鎖中です。
津波で流されたまま現在も放置されてる車には、逆さになったフェンダーの中に雨水が溜まってます。
ブレーキは塩水で固着してしまいブレーキがロックしてレッカーに乗せるのが大変だそうです。
このお宅は片付けをされてるらしく外に畳みが積み上げられてました。
道路に向かって並べられた石造は、このお宅の方の配慮か‥確かに気持ちが和みますね。
津波被害地区の中にいると、日本中‥ぃゃ世界中が滅亡した様な感覚に落ちいります。
これは、避難対象外の、いわき市であれば「誰かしか人が居て片付けしてますから
そこまでの気持ちにもならないんですが、ここまさに無人で映画の「アイアム・レジェンド」です。
町から離れ夕筋地区に来ました。大きな岩が崩れてます。
元々、この辺りと言うか海岸付近は「砂岩」だから弱いのは弱いです。
グークルアースで震災後の夕筋辺りの海岸を見ると、崩れたばかりの真新しい崖崩れ跡が散見できます。
↑これらに比べると、この崩落は、これでも小規模と思われ‥
そういえば数年前の地震では、いわき市の小浜地区の海岸が地震で崩れ1人亡くなった事件がありましたね。
以前から通行量の割りには
大規模ば踏み切りで場所に似合わない上に閉鎖までされてるのに残ってる夕筋踏切。
この先には人も住んでいませんし、まともな車道もありません。
車が通らない故に震災の時に降りたままの状態で、そのまま遮断機が残ってました。
たった2ヶ月でレールは完全に光を失っています。