寂しいやねぇ…

ちょっと所用があり、久々夜間に出掛けた。通行したのは国道6号線バイパス。
(R49分岐後の北側です。)

R49分岐前なら郡山方面に向かう車も居るから、若干違うかもしれないが
(震災後の昼間の交通量を見た感じでの想像です。)

分岐後の国道は、言わば双葉郡が通れないから、(久ノ浜で行き止まりだから)
以前は、あれだけ"ひっきりなし"に通っていた大型貨物車が、全く通行していない。

通ってるのは地元の方々の乗用車だけって感じです。(つまり私も含む)

何って言うかな…寂しいに尽きますね。

私が幼い頃、ふと怖い夢を見て起きた時に、怖くて怖くて仕方ない時があった。
でも、国道を通行する「大型トラック」の音で、「起きてる大人が居る」って思い
それで安心して、また寝た事が、結構あった気がする。

その大型が姿を消してしまったのである。
そして…今後も「その交通量が戻る見込み」は皆無である。

仮に政府が安全宣言したって、あの政府の宣言だもん。
風評ヌキに誰が原発の側なんて通りたいだろうか?運転手も然りだけど、荷主だって気分悪いでしょ。
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これが、自然災害によっての土砂崩れや天候不良、津波での道路損壊なら
直れば、また元通りになるだろうけど…一度外部に出た放射線は、そう簡単には消えない。

つまり、私が生きてるウチに元通りに、なる事は無いのである。つまり≒交通も元には戻る可能性は無い。

今後生まれて来る子供たちと話す機会があったら…以前の賑わいをどう伝えたらいいんだろう?
なんて深く考えつつの運転だった。(危ねぇって。)

さて、今日は、こんなニュースを知った。
<引用>
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001106110005
「即時廃止」県内5人/首長アンケート
●第二原発「安全性の確保ない」
 大震災で被災した主な市町村の首長アンケートで、県内の15市町村のうち5市町村の首長が、東京電力福島第二原子力発電所について「即時廃止」するべきだと回答した。第一原発を含む立地町の首長は具体的な道筋を示さず、地元経済への影響などから即断できない難しさも浮かんだ。
 富岡、楢葉両町にまたがる第二原発は、震災で炉心溶融や水素爆発は避けられたが、国際評価の尺度に照らすと、重大な異常事象を示す「レベル3」。佐藤雄平知事も「(再開は)今の状況ではあり得ない」としている。
 「即時廃止」を選んだ市町村長の主な主張は「今も事故を収束できず、安全を確保できていない」(川俣町)、「同等の地震に対して、十分な安全性が確保されていない」(田村市)、「国の原子力政策にも不安がある」(川内村)。
 「段階的に縮小」を選んだ浪江町飯舘村は、即時廃止では電力の確保が難しくなる点を指摘した。ただ、「人々を苦しめる一面があるのだから、先を見越して縮小、廃止の方向で進めていく」(同村)。「現状維持」の葛尾村も「代替エネルギーのつなぎとしては必要」との考えだ。
 第二原発のあり方を「その他」としたのは7人。「重大事故が起きており、その収束を願うばかりだとしか答えようがない」(楢葉町)、「これからの議論に参加できる余裕はない」(大熊町)と判断に迷う。富岡町は判断を見送った理由を「安全性の確認、原子力政策の方向性が全く示されていない」と説明する。
 原発が県内から撤退、縮小した場合、地域経済や財政への影響が「大いにある」「多少はある」と答えたのは10人。原発の立地自治体と隣接自治体には電源三法交付金や核燃料税が支払われる仕組みがあり、第二原発を「即時撤廃」とした田村市も「核燃料税は道路や教育設備の充実などに充て、財政の一端を担っていた」と影響を懸念した。
 双葉町自治体の収入源のほかにも「雇用、建設需要など多くを原発に頼ってきた」と説明。いわき市は「原発関連の企業に通勤している市民もいる。市内の雇用や消費動向に多少とも影響はある」と回答した。
 東電や国に求める賠償については、ほとんどの首長が範囲や上限を定めるべきではないと主張。大熊町は「体力のない商工業者がもたなくなる。小刻みでいいので、補償、仮払いを前倒しにしてほしい」と要求。浪江町は「元の状態まで回復できないなら、一生補償すべきだ」とした。
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</引用終わり>
(゚Д゚)ハァ
どこぞの市長…増設って…何言ってるんだろ?
その他増設とか言ってるのは、今回「避難」やら「義捐金」やら「東電の保証」が出るとされる地区。
今回の災害ではいわき市民は全く保障されない…
そのくせ汚染だけはバッチリで産業は死に絶えようとしてる。

紅の豚で言うなら「(原発に)尻の毛まで抜かれて鼻血も出ねぇ」が市民感情である。
何を考えてるんでしょうかね?このバカ市長は…

災害当初から、トンチンカンな事ばかり言って、
全国放送では「話もロクに喋れない」というイメージだったけど
ロクに喋れないってんじゃなく本当に危機感0と言うか市民感情を理解してない。

確かに「経済に与える影響まで考えて冷静に考えれる者が長になるべき」とは思うが
(つまり私みたいな性格は、正反対で全く向いてない)

でも「市民の心を掴んで代表となる意見」を言う義務があるのも市長な訳だし
そもそも「選挙で負ける様な説明が無く、みなの気持ちが離れてしまう」様では長にななれん。

これゃ~マジで「リコール論」が出そうな気がしますよ。いい加減市民の我慢は限界です。

他所の土地からすれば、「でもソレを選んだのは、君たち市民ではないか?」と言われそうですね。
弁解にもならない言い訳だけど
「誰がヤったって同じ」とか「別に誰でもいい」と言う平和ボケって言うか無関心だった。

今回、それじゃいけないんだ。イザって時に、こんな事になる…と皆良く分かったと思う。
次の選挙…相当投票率上がるんじゃないかな?

仮に現市長が立候補するとしたらボロカスに負けるだろう。
↑そうならないなら…本気で「市を出る覚悟」も必要になって来そうだ。