芸術だなぁ‥

丸い方ですがIPFのX4‥通称「極栗」です。
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‥おっと自動車専用サイトじゃないから説明ですが、
自動車の主にヘットライトに使われるハロゲン電球です。H4はLoとHi用のダブルフィラメント。

自動車ブログ側の「みんカラ」のブログの更新を現在控えてるのでコチラに書いてるみたいですが‥
これ‥自動車の関連としてではなく「部品としての機能美」として、是非こちらに書きたかった話です。
この前、ここで書いた「真空管」みたいな雰囲気を感じます。

自動車業界ではキセノンやらHIDと言う「放電光」(いわば水銀灯や蛍光灯みたいなモン)が
アフターでは主流になりつつあります。

以前は↑のシステムは、とても高価な物で(今でも国産は高いハズ)でしたが、
中国製が1万円を切るか?切らないかの値段で販売される様になり、
こぞって「そっちに移行」してる傾向があります。

そんな中IPF製の「極太」やら「極栗」は、8000円~5000円と高価だから
今更、あまり売れない物‥かもしれません。
(極太に関しては無名メーカーのならホムセンで1000円で買えるし)

キセノンの歯切れ良さ、ハロゲンの残光‥共に「利点」でもあり「欠点」でもありますが
キセノンってパッシングがイマイチ‥の気がしてます。
あと歯切れ良すぎるので照射してる場所とカットされてる場所の明暗の差がハッキリしてて
ハロゲンの曖昧さに慣れてると、かえって運転しづらい(しょっちゅうHiを使いたくなる)

あと私にはキセノンの熱が出ないのが致命的。笑
私は熱が出るってのが「萌え」なんですよ。雨や雪の日に湯気が上がるのが‥笑
(電球=要は燃焼光ですからね。)

極栗にはイエローが無い‥イマドキの流行から考えても、多分今後も出る事は無いと思う。
と、言うか、この電球の場合「色付き」ではなく「純粋な透明」でこそ、価値がある気がします。
(実際「青」はあります。)

極太はスデに「バッタモンがパクリまくって」ますが、極栗はパクれる技術がまだ無いんでしょうね。

追記文:
で上で説明した通りH4の電球ってのはLo用とHi用のダブルフィラメントになってる訳です。
構造的には3つ端子があり、1本がLoとHi共通に繋がっており残りの2つがLo独自Hi独自に繋がっています。
(車の場合「共通端子に常時+を掛けておき、独自端子側をアースに落とす事で点灯させるマイナスコントールってのもあります。+コントロールは、その逆ですし単純なので略)

で、フィラメントは何時かは切れてしまうので交換が必要になる訳ですが
切れるのは圧倒的にLoです。よっぽどの人里離れた場所でしか使ってない場合以外は同様と思います。

Hi側のフィラメントを見ると、それはそれは綺麗なもんで‥これは勿体ないなぁと感じています。
何とか使い道が無いか?と、以前作ったのが、売ってる状態の時に入ってる箱(プラ製)
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そこに再度装着して電線を繋げ車のバッテリーから電源取って「作業灯」にしてみたんですが‥
まぁドロドロに溶けました。苦笑 考えりゃ分かる話なんですが、当時20代前半‥何でも試したい年頃なのだよ。

今日、上の記事を書き上げた上で「似た事を考えてる人は居ないのか?」と検索したら
思わぬ物に遭遇してしまいました。
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『OHMHL-197って言う‥バカでかい懐中電灯。(画像無断引用申し訳ありません。m(__)m)
http://www.lightch.com/other/hl197.html
蓄電池を使うので懐中電灯と呼ぶのは間違いかもれませんが、これ自動車用H4バルブ使ってます。笑

使ってる方のレビューによると「Loは光のカットがあって使い物にならずHiで十分」との事。
そうですね。懐中電灯としては明るさだけを求めてるし対向車なんぞ考えなくていいから
H4バルブに仕組まれてる「カット」は必要ないですもん。

まさに、この懐中電灯?こそ自動車で使ってLoだけ切れたバルブの活躍の場ではないか!
災害やトンネル対策、はたまた車イジリの照明に「もってこい」と思ったんですが‥

webを検索すると購入された方のレビューが2004年だったり、OHM電機のHPに掲載がすでに無い。
廃盤になっちゃったんですね(^^; や~危ない危ない。あったら必要もないのに購入に乗り気になる所でした。笑