小名浜港背後地開発事業(福島臨海鉄道の旅客化?)

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 小名浜港背後地開発事業者に昨年末決定した、東証1部上場のイオンモール(本社・千葉県千葉市)の事業企画提案書の概要が27日までに明らかとなった。マルチエンターテインメントモール機能として年間1000万人の集客と約2000人の新規雇用を見込むほか、地元商業地域との連携強化、防災拠点としての充実を狙い、同社単体で150億円規模の投資を行う方針。27年度中のオープンを見込み、今月31日に開発事業計画策定に向けて市と基本協定を結ぶ。
開発事業のコンセプトは「いわき〝絆(きずな)〟プレイス」。都市センターゾーンの核施設となるマルチエンターテインメントモールは1階を駐車場、2~4階を東西に伸びる3層吹き抜けのインナーモールとし、5階にシネマコンプレックスと数百人規模のライブシアター、レストラン、バーなどのエンターテインメント複合空間、3、4階南側にテラス空間を創出する。
延べ床面積は10万3870平方㍍で、うち店舗面積は3万4470平方㍍。コンセプトに掲げる地域との協働、連携を図るために市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」、ふくしま海洋科学館アクアマリンふくしま」、小名浜さんかく倉庫、既存市街地を結ぶ動線を確保するほか、ソフト面でもイオンの電子マネー「ワオン」を生かした地域マネー、社会インフラの充実を狙う。
また、子育てや生きがい活動の拠点機能の創出と、風評被害の払しょくを目的とした地域ブランドの発信、開発支援・販売促進を積極的に実施。東日本大震災時に被災するも、避難所として開放した宮城県石巻市の店舗対応を事例に挙げ、緊急時に防災拠点(避難所、備蓄倉庫、生活インフラ支援など)とすることを提案している。このほか、福島臨海鉄道の旅客化と駅舎の設置を促す構想を盛り込んだ。
なお、投資額と新規雇用数、集客数は先例を参考とした〝青写真〟となり、同社では投資の減価償却を「法定の39年で消化できるか分からない」。イオンいわき店についても「商業形態の違い」から撤退を否定した。
26日夜、20数年前から同地の利活用について議論を重ねてきた、小名浜まちづくり市民会議(作山栄一会長)の全体会議の席上、同社が事業企画提案書の概要、市が開発工程などを説明した。
出席者からは〝復興のシンボル〟として前向きな意見が出される一方、一部からは「地元商店にとっては死活問題だ」などという厳しい声も。同社では年間1000万人規模の集客で相乗効果を生みたいとし、市では「14年から企業誘致の取り組みを行っており、降って沸いた話ではない」と、地元住民や商工関係者への説明会などを行い理解を求めていく考えを示した。
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震災以前から小名浜の再開発は確かに聞いてました。ですから「降って沸いた話」ではないですね。
聞いた話では臨海鉄道の小名浜駅の移転が前提だった気がしますね。
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で、小名浜駅なんですが津波がゴッソリ被ったあと、しばらく放置されて‥
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最近はレールを引きなおしてます。(でも以前より側線の規模は、小さい気がします。)
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鉄道ってのは、以前は「発展の要素」でしたが、現代では街を2つに分けてしまう邪魔者となりつつあります。
(特に田舎では)

上に書いてある「街づくりの構想」の話では
>同社では投資の減価償却を「法定の39年で消化できるか分からない」
↑多分、私ゃ生きてないっすよ。(79歳ですよ。)生きてても「ど~でも良くなってる」と思うので
それはイイや。‥って無責任な(^^;

やね。他所からみれば「いわき市」とか「ヒトククリ」に思われるけど‥少し前まで「日本で1番広い市」だけあって
小名浜は確かに市内とは呼ぶけど、私の生活圏じゃないんですよね。
(県内チェーン店ホームセンターの「ダイユー8」より品揃えがあるカインズホームには行くけど)

だから、上で引用した「これからの街づくり」は、生活圏の方々には語る資格があるけど
私には「何のかんの言う資格がない」ですから。(つまり私は小名浜に行った時はゲストですから。)

で、わざわざ私が引用する際に赤字にしてまで目立たせた部分
福島臨海鉄道の旅客化と駅舎の設置を促す構想。
これには、ちょっと興味があります(^^;

福島臨海鉄道は「非電化」ですから、それに旅客車両を走行させるってなると
ディーセルカーを思い起こさせますけど(実際、最近、花火大会で数回走行しました。)
以前、旅客があったのに昭和40年代にスデに廃止になった経緯があるから
「定期としての需要」は微妙と思います。

需要や微妙ってのは「ランニングコスト」です。
つまり通常規格の鉄道車両じゃ「赤字」で続かないだろうな‥って。

でも確かに「小名浜と泉を繋ぐ県道の渋滞」は凄いですよね。
朝夕は、まずバスは遅れが日常茶飯事だと思うし。

富山のライトレールを見習うなら「可能性があるかも?」と思うけど
今度は電化前提ですしね。(富山港線は元々電化路線でした。)
富山ライトレールは旧JR富山港線を利用して一部市街地は路面電車化して駅を増やしました。
興味があって動画をみたら、昼間なのに停留所ごとに人が居るんですよね。オドロキました。
(無論終着に近づくと、降りる人の方が多く乗る物は減る)

路面電車区間の雰囲気は、ちょうど水族館前の線路の「あの感じ」に似てますね。

でも、それより問題は「今でも貨物で持ってる路線」なので、路面電車と貨物の融合には無理がありそう。
大体「富山」に行った事もないから「この程度も街の規模が必要」ってのも分からない。
(動画を見るだけでは、相当な街です富山は‥)

まぁ‥無理だろうな。