津波~瓦礫~更地に立つ‥

流石に幹線道路は応急であれ本復旧であれ、通れない道は少なくなり

津波で破壊された家々は解体され瓦礫は一箇所に集められていますが‥

一歩、幹線道路を降りると、こんな風景が広がります。
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杭や土の部分は、津波で「エグられ」土地自体が無くなってしまったのを補修した跡です。

黒い土留めが並んでるのは本来「川」だった位置です。ココには本来「橋」がありました。
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赤の十字が付いてるのが、その橋です。

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画像は震災後です。分かり辛いですが橋が落ちてしまっています。

建物は残ってる様にみえますね?これ上から屋根だけ見えてるからで中身はゴッソリ抜けています。

ここは海の間近なのですが、そこで抜けずに建物が流される位の津波ならば‥

被害は「宮城」や「秋田」並に内陸まで津波に飲み込まれたでしょう。

挙句に原発騒ぎで現在でも殆ど津波については報じてもらえず‥

まるで「勝手に事故で原発が爆発」し「津波被害なんぞ無かった」かの様に思われてる福島県ですから

それこそ、悲惨極まりない悲劇が、さらに拡大したと思います。

‥とか、津波で家を失い命を落とした方も居るのに、こんな書き方すら失礼ですね。

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瓦礫撤去の後の基礎だけが「そこに家があった」のを表してる様になってますが‥

残った基礎で1番分かり易いのが「玄関」です。

ここに玄関があり、学校や仕事を終えた家の家族が1番先に家に入ったであろう場所。

住んで居た人の分だけ思い出もあり、楽しい事も悲しい事も沢山あったでしょう。

この光景は、かえって瓦礫だらけの時よりも、見ていて私は辛いです。
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ポツンと残った上水道の計測メーターです。

ここ10年位に取替えられた新型ですね。ここに人が戻る事はあるのだろうか?

この辺りを震災後の3月中に動画を撮影された方がupしてました。