大量の漂流がれき、米西海岸に…対策検討

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東日本大震災で発生した大量のがれきが太平洋上を漂流している問題で、政府は18日、今後、米国やカナダの西海岸に大量のがれきが流れ着くとして、具体的な対策の検討を始めた。

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この日の各府省連絡会議で、斎藤勁(つよし)官房副長官が各省庁に指示した。
 環境省によると、津波で洋上に流出したがれきは約150万トン。米国などの西海岸には今年10月頃に到達すると見ている。

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 海岸に漂着したがれきの処理については、条約など国際的な取り決めはないが、同省海洋環境室では「がれきの発生場所は明らかで、道義的に考えれば日本として何かしらの対応をするべきだ」としている。

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(2012年5月18日19時44分  読売新聞)
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東日本大震災で発生した大量のがれきが太平洋上を漂流している問題で
↑すみません「井の中の蛙」でした。
この引用した記事を、きのう「たまたま発見」するまでは、この問題を全く知りませんでした。

震災直後に海を漂う大量の瓦礫の画像は確かに見ました。
その瓦礫の上から奇跡的に生き残った犬が救出された‥なんてニュースも震災直後に見ました。

その後、この件については大々的に報じられる事もなく
私としては「時間が経てば腐食するなりして海中へ沈む」物なん"だろう"程度に考えてましたが‥
それって凄く「甘かった」んですね。

<さらに別記事より引用>
東日本大震災津波で流された家屋、自動車などのがれきが海上に集まり、長さ111キロに渡る巨大な島を形成し、米国西海岸に向かって漂流している。これにより船舶が破損する可能性もあり、太平洋航路の混乱を招いている。台湾「聯合報」が11日に伝えた。
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 3月11日に発生したマグニチュード9.0の大地震に伴う津波の発生後、被災地付近の太平洋上では、津波に流された車両、牽引機、船及び、木材、プラスチックなどのがれきが大量に漂流し、中には完全な家屋なども見られた。

 米国第7艦隊によると、この大規模な「がれきの島」は長さ111キロ、面積は20万平方メートル以上に上るという。同艦隊は現在、がれきの動きを厳重に監視している。

 第7艦隊のファルボ広報官によると、「がれきの島は非常に大きく、海上輸送に影響を与える可能性がある。衝突すれば、船体がへこんだり、傷を受ける可能性があるほか、スクリューに引っかかる可能性もある」と指摘する。

 米国海軍は現在、日本の建築会社と協力し、海上を漂うがれきとごみを撤去する方法を考えているという。
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 シアトルの海洋学者であるエッベスマイヤー博士は、家屋の残骸、船などの漂流物は2年以内にハワイに達し、3年後には米国西海岸にたどり着くと予想する。また、「今回の津波で流された遺体のほとんどは海に消えてしまうだろうが、靴を履いた足などの遺体の一部は漂流し続ける可能性もある」と指摘する。
</引用終わり>




陸地の瓦礫は原発避難地区である双葉郡以外は
片付けられ、集められ、分別され‥(放射線問題で)処理をどうするか?の問題になってる現段階。

家を失った人は、あらたな土地で生活再建したり
バカだ、今度は自己責任だと言われつつも同じ土地に新築したり残った家をリフォームして
再度の生活が始まった人が居る。

つまり「瓦礫だった土地の片付けは終わり、かつ新しい家を建てる」程の時間が1年だったりしますが
(瓦礫は集積分別され、纏められて山のままの状態ですが‥主に市民運動場に多いです。)

それだけたった今、まさか「まだ海を瓦礫が漂ってる」とか夢にも思いませんでしたので私には衝撃でした。
(まぁ考えが甘いってかお前は「煮詰めが足りん」とかは友人に昔から良く言われた言葉ですが‥)

ただ少し前に太平洋を漂いオーストラリアに漂着したコンテナからハーレーが出てきて話題になりましたが‥
それは「レアケース(奇跡)」の話と思っていました。
(所有者は、もういい加減色々な震災前の生活には踏ん切りが付いていて返却話には困惑した顔をしてました。その気持ちは良く分かる。)

そこで、この記事を書くにあたりweb上を検索したら‥こんなニュースも‥

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東日本大震災津波で流され、太平洋の東側で確認された日本の漁船「第11漁運丸」について、米国の沿岸警備隊が5日午後(日本時間6日早朝)、沈没させるため、巡視船から砲撃した。無人での漂流が続けば、他の船舶の航行に危険が生じると判断したという。砲撃は2回行われ、漁運丸は現地時間の5日午後6時15分に沈没が確認された。
 震災発生時、漁運丸は青森県八戸港に係留されていた。1年後の今年3月になってカナダ沖で確認され、米アラスカ州南部から南西に約170カイリ(約315キロ)の場所に移動していた。沿岸警備隊によると、船体は数十メートルの長さがあり、無灯火のため夜間に他の船が衝突するリスクが高くなる。
 警備隊は、日本の所有者に回収予定がないことを確認し、沈没させることを決めた。カナダの漁船も回収を検討したが、困難だとして断念したという。 
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</引用終わり>

この「第11漁運丸」は60m級の船との事です。
海の近くに住みながらお恥ずかしい話ですが、(震災前は)漁船なんて身近過ぎで良くみてないし
船舶免許もないので「船の規模」には詳しくはありませんが、何十人も乗れる様な相当大きい船です。
(60m=鉄道車両は1両当たり20m×3(両編成)の長さ)
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↑つまり、60mとは、この長さになります。海ってのは「大海原」ですから、
60mの船でも「小さい様に見えてしまいます」が陸上の物で比較すれば分かりますね。

海の上に浮く瓦礫(の島)とか、漂流船(タンカー)とか‥
問題ソッチのけで「映画ウォーターワールド」を思い出してしまいました。

上のgifアニメの漂流拡散予想図は5年程度の経過で終わっておりますが‥
その最後の動きは太平洋を左から右へ移動し、まだ左に移動しようとしています。

あと30年もすると、またブーメランで日本に戻ってきて話題になるんですかね?
その時はまさに、セシウム半減期を迎え、私は生きてれば‥なんて表現の70歳。

その時、ヤフーが潰れていなければ、ここの私の文は死後にも残るでしょう。
いつか将来‥何か役に立つ日が来るかも‥なんてナイナイ。こんな駄文(^^;