壁掛けテレビ

最近、壁掛けテレビの入れ替えって仕事が数件続きました。(5件)
壁掛けってのはブラウン管では有り得ないので液晶なりプラズマですが…

入れ替えを考える位の物となると3~4年以上も前のが殆どですが今のに比べると重いですよね~
32型でも自分の肩より高い位置だと1人じゃ持てなかったり。(^^;
(や「ハッスル」して数日痛むのを考えないならイケますが、そう言うのは20代限定で。笑)

重い!デカイには仕事なので文句を言うつもりは全くないんですが
(そうじゃなきゃ面倒じゃなきゃお客さん自身がやる訳ですし)
って言うかお客さんには文句はないんですが…

壁掛けってのは下のスタンドを外すか(過去物なら)、今のならスタンド組み立てないで
画面の裏側にあるネジ(大概4箇所)穴に、壁掛け用の金具をつけます。

そして壁の方に付けた金具に引っ掛け、テレビ裏に付けた金具と、壁に付いてる金具を更に固定します。
この固定ネジが…バカみたいに締まってるのが多い。

自動車イジリ好きの立場から言うとですね。家庭内の物は後天的に締まる要素が殆どない。
(ネジのさび付き、砂や油の混入によるネジ山の詰まり、振動による増締等が無い、自動車用よりネジピッチが緩い)
なのにバカみたいに締まってるってのは、取り付けした人が「バカ締め」したって事。
中には「ネジ頭が崩れる程に締め付けてある」のもありました。

これは想像の想像なんですがね。
現時点で入れ替えを頼む人が以前は自分でやったとは思えない訳でして
結局は、どこぞの「仕事人」がヤったって事なんですよ。

でもね。仕事人がやった事にしてもお客さんの前で
「うわっ…これ前の人が酷い事しちゃったから~」とは出来れば言いたくありません。

言った分、自分に返ってきそうな…(そんな仕事しないけど)
言った所で、前に作業した人も私もお客さんからすれば「同類」な訳ですから…
(同じ場所で買ったモンなら「以前も、おたくのところで買ったんだけど」なんてブーメランは速攻ですし(^^;)


頭では「何だこの仕事とは言えない仕事って言うのかコレ?みたいな事でも、
お客さん相手に人の仕事を貶す事は、あまり言いたくありませんので…

な~んで言いつつ理由はね。
「人の仕事を貶す奴は、言ってる奴もロクな仕事人じゃねぇわ」(同業種限定。自分が客の場合は当然除外)
ってのが、この仕事に就いた時の最初の親方の教えだったりなんですけど(^^;

多分「落下を恐れてガシガシ締めた」んだろうけどさ。
自動車やバイクじゃないんだから(熱、振動、荷重、水分、埃などなどが年中掛かりまくり)
そんな「親の仇にでも会った」かの様に締めなくたって緩みはしませんって。
(ユルユルにしろ…と言ってる訳でもない)

そしてウチの職場にもいるんだけど安いドライバー(ダイソーとかの事、なにもPB使えとか言ってる訳じゃない)とか
長年使ってヘットが死に掛けてる様なドライバーを平気で使ってる人が要る。
そんなのでガシガシ締めるから、ネジ頭を崩してるんじゃないの?とも思える訳で…
(って言うか、何度も言うけど、そこまで締める必要はない。自動車じゃないんだから)

この点では、自動車整備士さんの方が気を使うのは当然かもしれませんね。
(硬いネジが圧倒的に多く、ネジ山壊したら自分の仕事を増やすだけだし)

※スタンド取り付け位置よりも壁掛け金具の位置のネジ穴は画面に近いので
出来れば液晶みたいなデリケートな物にインパクトは使いたくありません。


でね…仕方ないのでインパクトで外すんですが、それでも外れない時がある。

それでも回らないって「どんだけ締めたんだよ?」って時が1回ありました。
その時は、そのテレビは、もう使わないとの事でしたので(リサイクル扱い。要は廃棄)
それ用(どうしても回らないネジ用の為だけに使う用にしてる)のドライバー持ってきて
体重乗せながら回したんですが…(全体重で乗った訳じゃないですよ。笑)

何って言うか…バカの1つ覚えでクソみたいに締めるのは辞めてくれ…と感じる今日この頃でした。