震災復興予算が「公共事業バラマキ」色濃く…7割が被災地外、なぜか岩手・福島には予算わりあてゼロ

<引用開始>
東日本大震災の復興予算が被災地の再建と無関係な事業に使われている問題で、
本年度の河川整備費の七割が被災地外に投じられたことが分かった。事業は北海道から
九州まで全国で行われている一方で、岩手、福島両県はゼロ。復興に名を借りた
バラマキ型公共事業復活の構図が、色濃く浮かぶ。「減災」が目的に加えられた消費税増税も、
同じ道をたどると懸念する識者もいる。 (森本智之)

国土交通省によると、復興予算が充てられた本年度の河川事業費は、復興庁からの計上分も含め
四百七十七億円。このうち被災地で使われるのは青森、宮城、茨城、千葉各県分の計百三十七億円。
全体の七割に当たる残り三百四十億円は、徳島県那賀川熊本県の緑川、新潟県信濃川など、その他の地域に支出された。

 こうした事業費は、政府の復興基本方針で規定された「全国防災事業」として計上された。
国交省河川計画課は「主に東海・東南海・南海地震の被害想定地域で堤防のかさ上げや耐震化を行った」と
説明するが、実際には日本海側など関係のない地域でも「対策の緊急性が高いと判断した」(同課)という
理由で予算が付けられた。予算がゼロだった岩手、福島両県は「他の交付金などで河川整備は滞りなく行われている」という。
</引用終わり>

えっと‥引用本題から、少し脱線してしまいますが(お約束。笑)
私は震災以降「復興」と言う言葉が大嫌いになりました。
(同様に「がんばろう」もね。かんばる!じゃないです人に言われる「がんば"ろう"」の方。)

理由は複数ありますが、そのウチの2点をば。
1点は「まだまだ未知である放射線への懸念がある時期に、それを忘れた様に復興とか騒ぎ出したから」

まぁ時期的に今なら、そう騒ぐのも、まだ分からんでもないです。
何も変わってないのかもしれない?けど、少なくとも知識や傾向が掴める様になってきてますので。

もう1点は復興の"輿"って文字の意味の曖昧さ加減。
これゃ~私がバカで無知だから?かもしれませんが"輿"って言葉を使われる様になった理由が分からん。
(出た。分数の割り算的ひねくれ根性)

輿(コシ)の物理的な意味は分かりますよ。
人が大勢で担ぐ(カツグ)古来からの人の乗り物です。
(人力車は車輪が付いてるので別。あと「駕籠(カゴ)」は、担ぎ手よりも乗ってる者の頭の位置が低いので別)

この輿って言う言葉の使い方を以前から知ってる言葉で
「輿に乗って度を過ごす」って言葉があります。
意味は「調子に乗って騒いでハメを外す(度を越す)」って意味だった様な。

あと有名所で「神輿」(説明いらんわな。)
興行(芸能)興業(本来の意味は別ですがヤクザが会社名に良く使うイメージ)

あまり輿って言葉にはイイ意味を知りません。

まして復興は復興の略だと思うのですが、そうなると引用文の使い方は間違いではありません。
興業とは本来の意味は「産業」です。

震災に便乗して「儲けよう」とするのは、まさに産業だし
先がない(金を出した分のリターンが望めない)場に余計な出資をしないのも、まさに産業です。

復旧なら分かるんだけど復興である以上‥先の見込めない福島県なんかに金が出せるか!
ってホンネは、これ「当然至極」なんですよ。(悪いけど岩手の事は知らないから触れれません。)

つまり、これで「便乗」だの何だのって騒ぐ方がオカシイ訳です。

そういえば復興の言葉が嫌いになった理由で
「復興セール」とか「復興祭り」とかいって、まだまだ震災の爪あとが残ってるのに
震災に便乗した商戦や余計なモンに金を使ってる雰囲気が県内にある点もあります。

今日ラジオで聞いたんですが、震災直後に原発難民が避難して県内最大の避難所と化した
ビックパレット福島(郡山市)の、その後の復旧工事に数億円だか数十億を要した様です。

震災の爪あとが、まだまだ残ってる‥と先にも書きましたが
一般住宅でも、瓦屋根に、まだビニールシートが掛かってたり
家の不具合に大工さんを頼んでも、来るのが数年先なんて状況の中で
(瓦屋さんや大工さんの手が足りん。もともとそこんな事が無ければこんな大量に仕事がある業界でもないし)
人家でもないイベント施設に数億円だってさ。笑

俺ゃ~ね。良くわからんよ。色々とさ。