広野の建設工事でいわきに 強盗強姦容疑で少年含む4人逮捕

ちょっと眠れないっていうか、起きたので記事更新です。
(昨日は下書きを非公開にせずに公開した失態をば)

昨日、自動車整備をしつつ、ラジオを聴いていたら耳に入ったのが、このニュースでした。

<引用開始>
先月、いわき市の海岸で男女2人が襲われた強盗強姦事件で、神奈川県の男ら4人が逮捕されました。
 強盗強姦などの疑いで逮捕されたのは、神奈川県の建設作業員、高田慎太郎容疑者20歳らと、当時18歳と19歳の少年ら合わせて4人です。
 4人は先月23日、いわき市の永崎海岸の駐車場で、車の中にいた当時24歳の男女2人を刃物のようなもので脅して金を奪い、女性を強姦した疑いです。
 4人はことしの夏から市内の宿泊施設に滞在し、広野町の工事現場で働いていました。
 警察の調べに対し、4人は、大筋で容疑を認めているということです。
</引用終わり>

被害者の方には、容疑者が何であれ、受けた被害や傷は変わらない物ですから
こんな言い方は、正直相応しくないのですが‥

このニュースを聞いて、申し訳ないが「ほっとした」自分が居ました。
また、同市に住んでる方の中にも、そう言う人が居たんじゃないか?と勝手に想像しております。

何がホッとしたか‥っていうと
わざわざ、こんな「海」に来てくれてる内陸(中通り)の人に
「同市の人間が、そんな事をするなんて、申し訳ない」って気持ちがあったからです。

元々震災前から、同市に住んでいた人、及び避難民の方‥
立場は違えど、「震災によって、言葉や文字では表現できない、あんな思い」をしたのに
こんな卑劣な事をする奴が平気な顔をして同じ市民として生活してるなんて‥って気持ちです。
そんなじゃ‥酷い思いをして失うモンばかり失い何も得てないじゃないか‥とも。

そうは思えど、人間1人1人考え方も違うし、自分と同じ人間じゃないからな‥と
無理矢理納得させざる得ませんでしたが‥

あと、誤解して欲しくない事が、もう1つ
今回の犯人(容疑者であれ犯行を、ほぼ認めてるので犯人って表現で宜しいかと)が
神奈川県の者だとしても「神奈川県の奴は」って思う福島県民も少ないって事は
逆に神奈川県の方に知っておいて欲しい。

これは震災の時に主に神奈川県(住み、出身)の方々に物資で助けてもらった私の個人感情では「ありません」
震災以降「福島県の奴は」と言って、単に福島県に籍があるだけで、皆同じ様に言われてるから‥
良く分かってる分、他所に対して「そう言う人」は居ないでしょう。
あくまで犯行を犯した人間に対してだけ‥と思います。

そう考えると「県内」での「避難民は」ってのもね。
接点がなく、あくまでテレビとか何かの会でしか接点が無い人は誤解しがちです。
テレビやラジオでのメディアでは「あくまで声の大きい奇特な考えの人間」を報道する方がネタになる。
だから、そう言う人間ばかりを扱ってるだけで現実は、また別な所だったりします。

例に出すと「双葉町の井戸川町長」は、震災早々サッサと県外脱出して埼玉に避難しました。
彼は、その後もメディアの取材に応じて、いわば好き勝手な「避難民さま」のイメージを作った。

でも原発(事故を起こした第一)は、双葉町分なんて「ちょっと」の部分にしかなく
かつ事故も5・6号機は建屋爆発まではしてないので報道には余り出ない。

なのに「わがまま避難民様=双葉町の人間」ってイメージが付いたのは
報道による影響が大きいです。

対して事故を越して建屋爆発、とんでもない醜態を晒してる1~4号機は「大熊町」に位置してますが
こと「大熊町」の事については、県内でも、あまり報道されない。県外なら殆どでしょう。

ちなみに、私は大熊町の町長の名前を知りません。
大熊町は言い方が悪ければ「とても上手」であり、双葉は「まんまと踊らされてヒールにされた」とも言えます。

話が大きく逸れてしまいましたが、ですから神奈川県から来た作業員と言っても
神奈川全てが悪い様に思うのは愚の骨頂です。

まして人間の数なんか半端なく多い。
多分横浜市の人口だけで福島県の人口位居るんじゃないかな?
(調べてみました。横浜市3,697,894人/福島県1.965.376人)
県民の総数所ではありませんでした。
数が多くなれば、おのずと変なのが増えるのは常ですからね。

でも犯人が、同じ市や同じ県の人間で無かったのは、ちょっと救われた気がします。

あんな思いをさせられ、まだ何も変わってない‥そんな中、そんな仲間ウチの中に
人として「ヤっちゃならん事」をするなんて‥なんて言う、
あくまで自分の中の感情は、上手く処理する事が出来そうです。

あくまでこれは私の自分勝手な解釈で被害者にとっては何も代わりませんけどね。

あと1つ
流石に神奈川では言葉が違い過ぎます。訛りアクセント‥
それゃ‥こいつら県内というか近場の人間ではないな‥とは被害者も感じてたハズですから
犯人の手がかりは、この辺りにもあったのかも知れません。

‥って言うか広野町の「タコ部屋」って=原発作業員ですね。
今や元の広野町民の数よりも、作業員が多く、町の雰囲気はガラッと変わってしまいました。
これは広野に行ってみれば、良く分かります。

広野の話ではありませんが、その隣の久ノ浜(いわき市)の町は津波でホボ壊滅してしまいました。
その中でも奇跡的に数件残った家があり、人の気配が無くなった「そこ」に残って住んでる方も居ます。
で、久ノ浜も広野程ではありませんが「タコ部屋」があります。

旦那さんは震災で漁が出来なくなり、地元では仕事が出来なくなったので
建てたばかりの家の支払いもあり、遠くに出稼ぎへ‥

残った(私よりは若い)奥さんと、娘さんは残った訳ですが
その「タコ部屋の労働者」が、毎晩毎晩、その津波で更地になった場所にきては
酒が入ってるのもあって大騒ぎして「怖くて仕方なかった」と言う話を私は直接聞いてます。

実際原発爆発後の数ヶ月に志願して作業に携わった人は確かにヒーローでいいと思いますが
現在では、震災前で言う「原発以外では働けない例のアレ」な方が集まってる様で‥

まして同じ働くならば「事故を起こしてない別の原発」がイイのは誰しも同じですが
そこでも働けず、最終的に流れついたのが福島だったりしますので
それゃ~人生捨ててしまってるというか、素行の悪い荒んだ人間の率は震災/事故以前より上がってるでしょう。

こと「広野は除染済んで安全なのに町民は帰らない」とか問題になってますが
この辺りの事が改善しないと人は戻らんでしょう。

かつ、楢葉なんぞは、
水道未復旧、鉄道未復旧、道路凸凹、家は荒れ、除染も済まない」と言う人すら戻る前から、
何とタコ部屋完成のニュースが‥人なんか戻る訳がない。