ある画像に思う…

ここ数日(1週間かな?)みんカラでプロフィールに使用している画像…
イメージ 1
 
以前、こっちの日誌で掲載したかもしれない原町(現在南相馬)の採石場跡地です。
(撮影は当然ですが震災前です。確か2007~2009年頃)
 
道路が比較的広くオレンジのラインと路肩の廃れの対比がお気に入りです。
 
この画像だけ見ると「誰も立ち寄らない廃採石場跡」って雰囲気ですが…
 
実は休日にはバーベキューとか山遊びをする家族で下の方は賑わう場所でした。
 
言葉が過去形なのは例の原発事故で、この辺りは「放射線値が高い」と思う地区なので
 
そう言う場所には適さず、今や人なんか近づかないんじゃなかろうか?って思うからです。
 
話たかったのは↑の事を愚痴りたかった訳ではなく、もっと現実的な「除染」についての話。
 
この画像に見える山々々の下に「浪江」や「小高」の町があります。
 
ある話で「幾ら町を除染しても、ひと雨降れば山から放射性物質が降りてきて…
 
数回雨が降れば除染前と大差ない数値に戻る」との結果を聞いた事があります。
 
山ってもんを知らない?都会の人だか国会の人は「じゃ山を除染すれば」なんて言いますが
 
この画像に映ってる範囲だけでも「絶対無理」なのが良く分かる画像だなぁ…って。
 
この見えてる範囲は極ごくごく…ご~く1部であり、阿武隈高地はこの何千何万倍もあります。
 
除染して元の町へ戻れる様に…なんてのは「世迷言」であるのが良く分かりますよね。
 
事故によって飛散した放射性物質の核種は、良くいわれる「ヨウ素」や「セシウム」「ストロンチウム」だけではなく
 
半減期が来る頃には「人類なんか居ないんじゃないか?」なんて年月を要する核種もあります。
 
それを抜いて考えたにして、セシウムは2種類あり片方は3年で半減期、片方は30年で半減期…だったかな?
(バカでけつかるからスグ忘れるんだよなぁ)
 
仮に半減期が短い方の3年では、この山々を除染するのは当然無理でしょうね。
 
30年経ったら…今10歳の小学3~4年生が私と同じ年齢です。
 
20代の人は50代で今の私よりも年齢が上です。30年ってのは、そんな月日なんですよね。
 
幸い日本は梅雨や台風が多い国で(だから水に困らないんですが)すから、
 
その雨水が「山林には1番効果のある自然の除染」といえるわけで…
 
その自然の除染が町に流れる凝縮して…って皮肉ですが、その天然除染効果で
 
半減以下になるのは、もう少し早い気はします。
半減期とは、完全に放置かつ、飛散流失しないで、そこに留まっての結果ですから)
 
ただ「町に帰る方向で除染してます!みたいなノリで相変わらず原発難民には変な期待をさせたり?せずに
 
もう自治体解散でいいんじゃないか?って思うんですよね。
 
実際現状だって「町に人なんか居ないのに町って体裁を保ってる」ってのは、どう考えてもオカシイでしょ。
 
その人口ってのは「実際住んでる人」の生活がある人の数字じゃなく
 
今となっては震災前の書類上の数値でしかないのに…そして30年後に戻る奴が居るとか本気で考えるんだろうか?
 
現状だって避難解除された「川内」「広野」「小高」に人なんぞ戻ってもないのに…
 
オママゴトは子供がやる事で、自治体がやる事じゃない。