警戒区域、通過可能に 17日から復興事業など車両のみ

<引用開始>
政府の原子力災害現地対策本部は12日、除染作業など復興事業に携わる車両などに限り、
原発事故で設定された警戒区域と帰還困難区域の通り抜けを17日から認めると発表した。
警戒区域内に用事のない車両の通行を認めるのは初めて。
通行を認めるのは〈1〉国道6号〈2〉国道288号・県道251号〈3〉県道35号・36号――の3ルート。
イメージ 1

当面は、同原発周辺12市町村の職員と、12市町村のインフラ(社会基盤)整備と除染に携わる
事業者の車両に対象を限定する。
14日から各市町村が事業者から申請を受け付け、通行証を発行する。通行証の有効期間は、
自治体職員が1日、業者が最大3か月。通行は原則午前7時から午後7時まで。防犯対策として、
通過時間をあらかじめ通行証に記載させ、出入り口のゲートでチェックするほか、通行車両にはステッカーを貼らせる。

警戒区域、帰還困難区域には国道6号などが通るが、車両の通り抜けが禁止されて
浜通りの交通を分断しており、周辺自治体から通り抜けを認めてほしいとの要望があがっていた。
また、国道349号など迂回(うかい)路の交通量が増え、危険になっていた。今後、物流・運送業など
商業目的の車両についても、通り抜けを認めるかどうか、検討する。


同本部によると、国道6号を南相馬市から広野町まで通り抜けた場合、
所要時間は1時間15分前後で、積算被曝(ひばく)線量は5マイクロ・シーベルト程度だという。
</引用終わり>
 
キタ━(゚∀゚)━!!!!やっと通れる様になるのか!とか思って記事を読んだのですが
「マイナス面を見る事だけは誰にも負けない」と自負する私の意見を、良かったら聞いてください。
 
まず放射線値ですね。上で5μSVと書いてますが、正確には
計測機器上では5μSV/hですよね?
 
居る時間の長短で浴びる数値が変化するのは当然ったら当然ですが
広野~小高(だと思う。現在は南相馬市小高区だけど)間の通過に一時間十五分掛かるって事は
5(15分×5=1時間15分)÷5×4=でμSV/hの数値だから=4μSV/hって事になります。
え?求め方がバカぽい?気にしないの。私ゃバカなんだから。笑 答えが出ればいいのよ~
 
この数値を出しておく事は大事ですね。15分で1μSV
 
ちなみに記事を書いた後で福島県のHPから拾った最新値で
福島市が0.76μsv/h 郡山が0.49μsv/h いわきが0.09μsu/h 会津若松が0.07μsu/hです。
 
あまり居たくもない地区ですがダラダラ2時間も居ると8μSVに達します。
‥あまり居たくもなくても居ざる得ない状況は実はありえます。
 
真っ先に思いつくのが「交通事故」次に「車両故障」(パンク含む)「燃料切れ」
↑この事態に陥った際に「その地区の中には誰も住んでないから助けが来ない」訳で
そう言う不具合が発生して、誰かが助けに来てくれたりするまで待つ時間で余裕で2~3時間つぶれます。
 
あくまで普通の場所ではない‥と言う覚悟が必要で、
その説明も通行証発行の際に口頭なり文章で説明するのだろうか?
 
あと壊れたらからって「知人の整備士さん」を呼んで来てくれるか?が微妙。
や、整備士さんが「ヘタレ」じゃないんですよ。
整備士さんが出先で車を治すのには大概地べたに寝なきゃ車の下に潜れません。
 
修理してもらう側は良くても、普通の人が住んでもいない
1時間当たり「立ち位置?自動車内で4μSV」浴びる土地の地面なんて、物凄く放射線を浴びるんです。
地面に1時間寝てたら平気で20μくらい平気で浴びそうな気がします。
断られても当然なんですが、それで関係にヒビが入ったり‥とか、あるんだろうなぁとか思う。
 
他所の県の方からしたら「同じ福島県なんだから、そう変わらないだろ」とか思うかもしれませんが
「自分が住んでる土地で暮らしてる場所」と、「いまだに立ち入り制限区域」では全く違います。
 
まして「質量が重い」とされてる「ウラン」や「プルトニゥム」の飛散が近隣にはあったのではないか?
‥と言う説に行政や政府は明確に答えを出していません。
 
そうなると「いまだに物質がコッテリ残ってる地区」は、全く別物というか事故直後と変わらない可能性が‥
ですから「流石に原発周辺は時間が経過したから大丈夫」って認識は甘い気が私はします。
 
次>防犯対策として‥の行。
これ‥突き詰めて書くと私自身も答えなんかない「もやもやした話」になってしまうのですが
人間の汚い部分が出た結果っていうかな‥実際盗難事件が多発したのは事実です。
‥でも「だから」って、通る者全てを先から疑って掛かられるってのも気分の良いものではありませんよね。
(特に通過通行目的の方は)
それと、これは、キツイ言い方ですが、警戒区域に住んでた方は
すでに東電から多額の保障を受け取り、新しくモノや住宅を揃えていますし
「新しいもんは自分のもん」だが「古いもんも」ってのは‥ねぇ。
新しい物を揃えるって事は古いモノを破棄する覚悟があって、することではないか?と
 
あと保障を受けたいから「戻るつもり」がある風に言ってるだけで
実際帰るつもりのない人が殆どですし、
(解除された警戒区域である川内、楢葉、小高の現状みたら明らかですし)

現時点で「本当に必要なもの、価値のあるもの」は持ってきてるだろうし
今更、強汚染の中に置き去りにしたモノなんか必要ない訳で‥
盗難被害って、それは何を?って思いも少なからずありますが‥
 
まぁアレですね。震災前に「高速道路」が出来てたら、こんなこと「簡単に解決」出来てたんですよ。
警戒区域内のインターやパーキング、サービスエリアは全部封鎖して駐停車禁止にすれば解決ですから。
 
あと法的な事は詳しくないので、これは「あくまで」私の「おかしいんじゃないの?」って疑問が
現在の「警戒区域の立ち入り規制」の理由というのは
・そこに居ると健康に、だだちに害をもたらせられる可能性がある。(人間への危険性)
・立ち入った者(車)に付着した放射性物質を他に拡散してしまう可能性。
この2点でなければ、「人の通行の規制」をするのは適応外なのではないか?との疑問があります。
 
上に2点書きましたが、そのまた上に書いた「盗難」の件。
実はコンビニやホームセンターなどの商品盗難や銀行等のATM破壊は
警戒区域に指定される前に行われたのが殆どであり‥
その後「あのドタバタの中で、人も危険で取り締まりや防犯警戒も出来ないから」と
災害から1ヶ月も過ぎてから警戒区域措置がされました。(福島県知事と総理大臣による決定)
 
当時は「ドタバタ」で仕方なかった‥それは認めますし良く分かってます。
でも「今は違う」し、「復興作業員」「一般公務員」「(のちのちは)物流貨物」と認める状況で
「一般人の規制をする」のも変な話ですよね?(通行証やら両端で検査したり管理するなら)
 
一般たって普通の用事の無い人は近づきなんかしないでしょ。
国道6号の大熊付近では事故を起こした原発の煙突見えるんですぜ。
 
イメージ 2

たとえば震災前から「仙台から単身赴任してる人」とか「付き合ってる人が相馬に居た」とか
そう言う限られた需要しか一般なんかない気がするんですが‥
 
とにかく何かこう「バカな私」に相変わらず突っ込み放題なポイントが散見するのですがね。
私がバカだから突っ込んでるだけで現実には「ここまで考えた結果なんだ!」って言うのがあれば
是非示して欲しいです。(超絶長文で結構ですから。)