時が止まったままの「auショップ浪江」

グーグルのストリートビューアで福島県双葉郡浪江町(少し前までの警戒区域)が公開されたとの事で
浪江町の現状を見て見る事にしました。

…まぁ津波の被害を、この機会にわざわざ出すもんでもないですし
そう言うのは、簡単に場所が特定出来るでしょうから控えます。

所で、もう書くまでもないですが南側のいわきから行く場合の浪江の位置関係ですが
(南)いわき市広野町楢葉町富岡町大熊町双葉町浪江町小高町~原町市(北)と、なります。

原発がある位置は、毒々しく赤茶で色を変えた町なので、
浪江に行く場合、原町に行く並の遠回りを要する場所になってしまい、物凄く遠い地になってしまいました。
(いわき市~小野町なり平田村~郡山~元宮~二本松~安達~松川~福島市なり飯野町~川俣~原町~小高~浪江)

で、津波被害の及ばなかった浪江町の街にあるauショップ
イメージ 1
なせ、わざわざココか?って言うとauは震災後にイメージロゴを変更しました。
なので旧auショップのロゴが残ってるのは、ここ「浪江」と「富岡」位だろうと思って見たわけです。
旧ロゴが時間が止まったまま…を象徴してますね。

グーグルへのリンクが良く分からないので、
申し訳ないですが地図だけ貼っておきますので、探したい方は地図と比較しながら見つけてください。

〒979-1521 双葉郡 浪江町権現堂字上川原88 0240-34-7777

所で双葉郡の各町の警戒区域解除にあたり、各町役場が「立ち入りのしおり」を作成して
pdfで町のHPで公開しており、一通り読んでみました。

正直…分かり辛い。(私が町外の人間だからって意味ではなく無駄に長かったり順序が前後してたり)
まぁ私の「この日誌」も然りで他人の事は言えないし、いわき市の資料も分かり辛いです。

例えば、ココの段階で「上にある画像の前の2行目に書いた」通り…
↑って書くと、わざわざ上に目を戻さなきゃならないでしょ?
こう言うのが「文章ヘタクソロクデナシの分かり辛い」と言う、例な訳です。

が、浪江町の資料は各町の中で1番分かり易く、作った方のセンスを感じました。
対して富岡町のは、えらく分かりづらいです。

所で…富岡なのですが
「仕事が出来る」となれば、自分の仕事のエリアに戻る可能性もあるので
近々業務上ではありませんが、私的に下準備の下調べは必要かな?と感じています。
(広野や楢葉については結局私の私的下調べ以外の情報が無く会社に報告をしたのは私的に行って調べた話でした。)

現在、富岡町は「人が居住するに当っての活動は控える」様な方向ですので
仕事は、まだ先とは思いますけどね。(まだ断水が続き下水道も死んでるらしい)

…ってか先日の東電の不具合の発表の遅れも然りですが、
国や県も「情報がきてるのに発表は何時間も後」だった点。
これで戻る人なんぞ余計に減ったんじゃないか?と思ったんですけどね。

避難民に公金で保障したくないから…戻れる状況でもないのに戻れ!戻れ!
と…言う割りには「対応が矛盾」しております。

あと物凄い"仮"って言うか「本気で、まず人なんか戻らない大熊町」に、ついて。
震災前までは、私達いわきの方ではエリア外でした。
実際会社に町の住宅地図もありません。

そちらの方は、原町や相馬の支店のエリアでしたが、
原発で分断されてるので、大熊を押し付けられる予感が…(- -;)

まぁ以前も書いたとおり、別に私は「いい」のですが、
会社には「まだまだこれから」の世代(つまり20代)も多いんです。

そして「広野」や「楢葉」の立ち入りの制限がなくなり、
実際に仕事が来た時に、若い奴に行かせない様に…なんて概念は会社に全くなく
意思確認や注意文書を回す事なく、普通に仕事を振ってきたので

私は気持ちの中では疑問視していましたが
「まぁ広野や楢葉」で騒ぐなら「いわき」にも居るべきではないだろう…程度に思い
会社に対して問題提起はしませんでした。

しかし「富岡」や「大熊」は、レベルが違うと思うんですよ。
原発に近い分、「質量が重く半減期の長い放射性物質」が存在してる可能性がある。

本来↑この問題は「私が考える話」ではないのですが、
今のノリを感じるに「広野」や「楢葉」の時と同じ様なノリで
「富岡」や「大熊(仮)」の仕事を振ってこられそうですが…

さすがに「その地区」は、40代以上の「行く事に納得済み」の連中に
限定にした方が良いんじゃないか?と私は思うんですけどね。

年齢制限に関しては40代以降なら病変が出る頃には、すでに何もなくとも寿命を迎える頃で
「自分の寿命か?放射線障害か?どっちだか分からないし、そんなのなら精神的ストレスの方がよっぽど悪い」

それ+「これから子供を責任を持って成人まで育てたり、これから何かのキッカケで家庭を持つ」
そんな事も40代になれば、大体人生が決まってきてるので
先が固定されて先の覚悟も「その場のノリ」で決めても間違いはありませんが…
若い人は「まだ無限の可能性」を秘めてるし「先の覚悟」を迫るのは酷と感じるからです。

災害直後から福島県入りして調査されてる木村真三さんも仰っていますが
私も以前から同意見、かつ問題視してたのが…

「汚染なんぞ気にしない…なんて世代が町に戻り生活を始めると」
↑インフラ動かすのに結局若い人も会社の命令で引っ張られて、
そう言う地区で動く(働く)かざる得ない事を全く考えない」って点。


<引用開始>
イメージ 2
町に誰かが戻れば、医療、警察、消防などのインフラを担う人々が必要となります。
その担い手の多くが若者である以上、お年寄の帰還は若者の望まない被ばくを生むことにつながってしまう。
国の政治家は簡単に「責任」という言葉を使いますが、現実には将来的に健康被害が発生したとき、その責任を本当に取ろうとしている人、取ることができる人は誰一人いないのです。
もっとも質の悪いのが、有識者や学者です。
自身の得を考え、無責任に国にとって都合の良い美辞麗句を並べ立て、
世間を煙にまいているようにしか感じません。
引用元⇒http://www.gruri.jp/topics/13/03081400/index.html
<引用終わり>

ほんとね。自分はイイかもしれませんが…
自分が、そうする事で周囲に迷惑を掛けてるって事まで考えて欲しいものです。

大体「嫌々来て仕事してる顔?内心思われてる」そんなの見て「平気ですか?」って言いたいわけ。