常磐線 不通区間の現状(広野~木戸[楢葉町])

今日は仕事で広野町(福島県双葉郡)に行ってきたのですが、
国道から常磐線を見た際に衝撃が走りました。

場所はココになります。中心の赤十字印の位置。
言葉で書くと広野駅より少し北で、高い堤防があり鉄橋か架かってる場所の手前です。

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て…堤防(鉄道道床)崩してる(;゚Д゚)
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土地勘が無い方にも分かる通りに線を引いてみました。青線が線路の位置です。

ゆくゆくは富岡までは数年で再開通…ぃゃ富岡は無理でも木戸が竜田(楢葉町)までは
開通させるんだろうなぁ…なんで思ってたんだけど、これゃ~なんでしょうね?廃線準備?

あと気がかりなのが堤防の向こうに青色の濃い部分がありますよね?
それが海(太平洋)なのですが、広野町は結構海に近く、海岸も崖ではありません。

つまり…
この線路の堤防のお陰で広野町は線路より山側は津波の被害がありませんでした。
線路の向こうは景色が一変というか津波で家や田畑が流されてガラッと景色が変わります。
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(撮影2011年5月13日 現在は瓦礫は撤去され更地になってると思います。)

先日も強い余震がありましたが内陸震源でしたので津波は起きませんでした…が
これが震源が海側で津波なんか起ころうもんなら…

せっかく線路の山側で助かった広野の町や家が流されてしまうのではないでしょうか?
どんな意味があって…こんな事をしてるのか?理解が出来ない。
広野町役場に聞けば、何か教えてくれるのかなぁ?

と言うか「広野町に行ったのなら町民であるお客さんに聞け」と思われるかも知れませんが
今日のお客さんも、前のお客さんも「地元民(広野町民)ではなく、除染&原発復旧作業員宿舎なんですよね。
=地元の人ではなく、全国から集まってる人々で、この件は知らないか?興味ないと思います。

しっかし…広野町…間違いなく「町民」よりも「原発災害作業員」の方が多いって言うか
町民の方々を探す方が難しいのが現状です。(駅前になら居るかもですが…)

なんかこう…災害前と町の雰囲気が「ガラッ」と変わってしまいました。
あれゃ…元の町民の方々が戻ってこないのも分からないでもない様な。
(鉄道は広野まで開通してるけど地元町民の為…ではなく、全国から集まる作業員の方々向けでしょうね。)