ないない‥流石に「これ」は、無いだろ。

今朝、常磐パイパス小名浜付近で事故があり、数時間に渡って全面通行止めになりました。
流石に、4車線幹線国道バイパス(中央分離帯あり)が、全面通行止めになる事は稀であり
どんな事故だったのか?検索してみよう‥と思ったら、そんな事故なんそ今さら、ど~でもいいわ
って言うニュースが目に入ったので、そっちの話題にする事にします。

<引用開始>

大熊や富岡などでコメの試験栽培へ(03月07日)

農林水産省はことしの米の作付けについて大熊町富岡町葛尾村などの地域で試験的な栽培を認める方針を発表しました。農林水産省はことしの米の作付けについて制限を緩和することを県に正式に伝えました。県内では去年まで大熊町富岡町など7市町村のおよそ6000ヘクタールで作付けが認められていませんでした。しかし、避難区域の見直しが進んだことや放射線の吸収対策などで作付けの安全が確認されたとして、大熊町富岡町葛尾村などの一部地域あわせておよそ3900ヘクタールで作付けの再開に向けた試験栽培を認めることになりました。この結果、ことし米の作付けが制限されるのは、帰還困難区域だけとなります。
</引用終わり>

ない‥ない。流石にコレは「有りえん」だろうっての。‥と私がココで書いた所で作付けは着々とされるんですが‥
葛尾村は別として「富岡」やら「大熊」って、現時点でも元住民は帰ってないんですよ。

その近所の「ちょっとした高台」や「山」に登ると「例の原発」が有視界な場所ですし
有視界ではない「楢葉」(富岡の南隣)の海岸で、あの爆発事故で飛んできた何やらの破片が
猛烈な放射線を放っていた‥なんで事があった土地ですよ。
そんなところの更に原発に近い北側、10kmも離れてない場所で田植えとか「正気の沙汰」ではない。
(おまけに使用済み燃料を取り出してたりが、まだ続いてるのに)

試験的に作り、どれだけの放射線が検出されるか?を見る為‥て言うなら
ほんと、口実って言うか‥取れたモンを「最終的に、どう処理したか?」なんてのが
今までの試験操業でも全く伝わってこないしね。
どっかの弁当用の米に安く流されてるんじゃないか?ってのは「疑ってしまう」所でもあります。

ってか、元住民は、すでに「戻る事にはケリ」を付けて、当市である「いわき市」に家を建てたりしてる。
確かに、その中でも戻るって言ってる住民も居ますが、それは「違う土地での対応力が低い年寄り」であり
それは、自分が若い頃から暮ら慣れた地域交流の輪とかの部分も多いけど
実際帰った所で、地域の輪なんか崩壊していて、やはりストレスでしかないと思う。
で、農業をヤってたのは、上の様な「年寄り」世代が大多数な訳です。


確かに、この人ら‥帰ったら震災前と同じ事をして暮らしたいと思うのかもしれないけど
帰りたい=元通りって事に「妄想」が入って来てると思うんですよね。
妄想ったら失礼かもなんですが、すでに「叶う事の無い夢に憑り付かれてる」とでも言いましょうか‥
そこを政府は利用してるのが‥なんかエゲツナイなぁと。
(むしろ、もうそろそろ本当に酷でも「生きてるウチに元通りなんて無理です。」って現実を告げ切り替えを促する時期だと思うんだけどな)

「新天地での対応能力」ってのは、自分が若い頃には全く分からなかったが
確かに歳を取ると、それだけ今まで時間を掛けて積み重ねてきたものが多くなる分
対応力は逆に落ちてしまいます。

たとえば簡単にいえば、自分の近所、行きなれた「スーパー」や「ホームセンタ」がありますが
他所の土地に行くと、仮に同じチェーン店でも「モノが置いてある場所が違ったり品が違ったり」します。
それを店の中で探したり聞くのは「自分の慣れ親しんだ所なら、こんな事しなくて済むのに」と
それがストレスになります。(まして自分が好き好んで行ってる場合ではない限り)

この辺りは若いと「慣れ親しむ程、そもそも行ってないし」
「物覚えも真綿が水を吸う様に覚える」のでストレスとはならない訳ですね。

話は逸れてしまいましたが、実質「立ち入り制限解除」となっても
殆どの住民が戻らない町‥ってか戻るのを諦めて別な土地に家を構えるケースが大多数な
そんな町で‥作付けとか‥信じられないんですけど。

これは別に「風評被害」を私は煽ってる訳ではない。(某太郎じゃねぇんだから)
流石に「住む事すら諦める様な理由がある土地」で、「田植え」とか…

そんなの「住んでた元の町民の人」だって「正気の沙汰じゃねぇ」ってビックリしてると思いますよ。