地デジチューナーの祖父?

御客さん宅の蔵の中から出て来た代物です。
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以前も、この日誌で「こんなテレビ」が出ると度々話題にしていますが
今回のは、ちょっと変わりもの?かも知れません。

古さ的には、もっと古い真空管テレビを見た事があるので、これは「そこまでは古くない」と思います。
上に載ってるリモコンは「ちょぃ前」の奴であり、このテレビのではありません。
(つか携帯のカメラの調子が悪いなぁ‥マクロ以外はホボピンボケ)

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上を見た段階で気付いた方は、かなり鋭いのか?
若しくは私よりも先輩な方々で当時は見慣れたもの‥だったか‥かも知れませんが

テレビの方にチャンネルのダイアルが1個しかない。つまり「VHF」チューナーしか入ってないので
UHFチューナーが別物で付属してるって訳です。

自分は東京や大阪のVHFしかチャンネルが無い地区には、当時殆ど縁がありませんでした。
が、その地区で使うなら「UHF」は無用の長物な訳で、その地区向けのテレビなのかも知れません。

外側に年式の表示がないので(消えてしまった?この時代のは明記なし?)
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そう言うモノの場合は電源コードを見ます。当時は本体から生えていて
今の様な別体ではないので、アテに出来ますが見づらいですが1977(昭和52年)製です。
(そもそも1877や1677にテレビは存在してない。笑)

そういえば幼少の頃に、この地(祖父祖母の出身が現在の居住市)に来た際に
テレビのチャンネルが少なくて驚いた経験があります。

たしかNHKと教育と福島テレビしかなかった‥(←ご指摘があって福島中央TVは存在してたそうです。(^^;)
なるほど、それらはアナログ終わるまでVHFだったので、開局が早かった訳ですね。

その後に「福島中央テレビ」と、東北新幹線開業の年頃に「福島放送
最後が「テレビU福島」な訳ですが、この3つはUHFなので、当時はUHFって概念が無かったのかも。

所で1つ疑問が‥このテのチューナーのテレビの場合
UHFを見る際にはVHFのチャンネル切り替えの中に「U」ってのがあって
そこをUにしてから、下のUHFダイヤルを回して選局する‥訳ですが

このテレビの場合「1ch」~「12ch」までしか存在しない。
UHFをどうヤって見るんだろ?って事です。
(当然ですが、この頃のテレビにはビデオ端子/外部入力はありません。放送を見るだけの道具です。)

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なるほど‥ココにヒントが(^^;
つまりVHFのチャンネルは、何処でもいいのでUHFを見る際には、このボタンで切り替える訳ですね。

次にVHFのダイヤル操作の音なんかをば‥
これは、私世代には「聞きなれた音」ですが、
黒電話以上に若い人には聞いた事の無い音になって来てるのかも。

今聞いてみても、ちょっとメカメカしてる音で他に類を見ないですが
以前は毎日動かしてた代物なんですよねぇ‥

このテレビが、まだ身近だった当時は、
小名浜地区や市内南部で東京の放送(茨城からの放送派)が入るなんで
そんな事も知らない様な狭い世界で生きてたので(学生なので当たり前)

選局は4、10、8、32、34、36だけでした。
でも、何か深夜で地方ローカルが終わって砂嵐になってるのに
そのUHFで音が聞えるなぁ‥と思ったのは
北茨城の高帽山の電波の音声だけは拾ってたんですかね。
確か27.29.31.33.37だった記憶があります。
もう忘れてやんの。
(ちなみに小名浜地区のは十王ので、これはチャンネルが別で49、51、53、55、57、59.61)
その後はリモコン式のテレビになり、予めテレビにチャンネルをプリセットするので
そんな音だけカスカに聞える放送にあわせる訳もなく‥すっかり忘れていました。

そういえば電話も混信ってのがあって他で話してる人の声が時々聞える事がありました。
今では信じられない事ですが、当時は混みあってる時間や長距離電話の場合当たり前でした。

177で聞く天気予報も生声を録音したもので、各地方で当たり前ですが声が違うので
市外局番+177で、アチコチのを聞いて喜んでたり‥以外にPCが無くても楽しい日々を過ごしてた様な(^^;

そうそう稲垣潤一氏の曲の歌詞で
「乾いた交換の声が優しげに使われておりませんと」って一節があるのですが
交換機に録音された繰り返し様の音声が繰り返され続けてる余りに音声が悪くなってた訳です。
録音がアナログだと、そう言う事もあるし、それを使って放置してるのが許される時代の曲な訳ですね。